6~8月が繁殖期のクビアカツヤカミキリにご注意
- [公開日:2024年7月25日]
- [更新日:2024年7月25日]
- ページ番号:48598
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クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリとは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に産卵し、幼虫が樹木を食い荒らして、深刻な被害を与える侵入害虫です。この昆虫は人体に害はありませんが、これらの樹木が被害に遭うと、最悪の場合は枯死してしまうため、果樹被害だけでなく倒木等による危険、景観の悪化などの被害も考えられます。
クビアカツヤカミキリは、平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」による特定外来生物(※)に指定され、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等が原則禁止されています。

提供:(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所
名称 | クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii) |
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分類 | コウチュウ目カミキリムシ科ジャコウカミキリ属 |
体長 | 25~40mm程度 |
分布 | 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナムなど |
発生時期 | 成虫:6~8月頃 幼虫:4~10月頃 |
被害樹種 | バラ科の樹木(サクラ、モモ、ウメ、スモモ等) |
特徴 | ・体全体は黒く光沢がある。 ・頭部の下は赤く、その側面に突起がある。 ・オスの触角は体長より長く、メスは体長より短い。 ・ジャコウのようなにおいを放つ液体を分泌する。 |

※特定外来生物って?
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがある動物や植物が指定されるものです。指定された生物の取り扱いについては、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等則の禁止といった厳しい規制がかかります。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけでなく、卵、種子、器官なども含まれます。

枚方市内で確認されました。
大阪府内では、「クビアカツヤカミキリ」が平成27年に初めて確認され、生息域を徐々に拡大しています。
枚方市でも令和5年7月に初めて成虫の状態で確認され、令和6年も相次いで確認がされています。

被害の確認方法
クビアカツヤカミキリの被害の確認方法として、クビアカツヤカミキリの幼虫は排出するフラス(排泄物、木くず、樹液などが混ざり合ったもの)で見分ける方法があげられます。他のカミキリムシのフラスとは違い、うどんや中華麺のような固まった状態で大量に出てくるのが特徴です。
3月~10月は幼虫がフラスを発生させる時期です。以下のようなフラスを見かけられた場合は、環境政策課までご連絡ください。

フラスの画像
提供:(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

皆様のご協力が必要です!
樹木の被害拡大を防ぎ、人々の安全、本市の景観を守るためにも、クビアカツヤカミキリの早期発見と早期防除が重要です。
6月~8月は成虫が出現し、繁殖する時期です。もし成虫が確認できた場合は、その場で捕殺(踏みつぶす等)を行ってください。幼虫による樹木の被害が確認できた場合は、発生場所や状況を把握する必要がございますので、施設の管理者または環境政策課までご連絡をいただければ幸いです。
ご協力のほどよろしくお願いします。
お問い合わせ
枚方市役所 環境部 環境政策課
電話: 050-7102-6003
ファックス: 072-849-1206
電話番号のかけ間違いにご注意ください!