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あしあと

    プラごみダイエット~ポイ捨てゼロに向けた高校生ワークショップを開催しました!

    • [公開日:2021年11月26日]
    • [更新日:2021年11月26日]
    • ページ番号:36296

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    ワークショップ開催概要

      枚方市では、世界的な問題となっている海洋プラスチックごみ問題の解決・改善のため、令和元年6月に「ひらかたプラごみダイエット~ポイ捨てゼロ宣言」を行い、取り組みを進めています。その取り組みを進めていく中で、これからの未来を担う高校生の皆さんに身の回りのプラスチックの必要性や今後のあり方からプラスチックごみの削減やポイ捨て防止策とその周知方法などについて、アイデアや意見を聴くため、令和2年11月から市内の9校の全日制高校でワークショップを実施し、合計90人の高校生の皆さんにご参加いただきました。

    今後、本ワークショップでのご意見の中から実現可能なものを各学校と連携して実現に向けて取り組んでいくとともに、本市の取り組みの到達点を検討していきます。


    プラごみダイエット~ポイ捨てゼロに向けた高校生ワークショップ開催状況
    高校名  開催日参加人数等 
     大阪府立枚方津田高校 令和2年11月16日(月)    7人(生徒会)
     大阪府立枚方なぎさ高校 令和2年11月20日(金) 10人(生徒会)
     常翔啓光学園高校 令和2年12月2日(火)   7人(生徒会・有志) 

     東海大学付属大阪仰星高校(中等部共同開催)

     令和3年3月12日(金) 12人(生徒会、うち中学生5人)
     大阪府立牧野高校 令和3年3月22日(月)  8人(有志)
     大阪市立高校 令和3年3月25日(木)  7人(生徒会)
     大阪府立長尾高校 令和3年3月26日(金)  4人(生徒会) 
     大阪府立香里丘高校 令和3年6月22日(火)  5人(生徒会) 
     大阪府立枚方高校 令和3年7月9日(金) 30人(生徒会・生物飼育部・有志)

    開催プログラム

    1.プラスチックごみの現状について

    パワーポイントを使用した「プラスチックごみ問題の現状」に関して問題提起(約10分)

    2.グループ討議(ブレーンストーミング方式)

    (1)パワーポイントでの問題提起の感想と将来のプラスチックとのかかわり方について(約10分)

    (2)枚方市が進める取り組みに対する意見・アイデア(約40分)

    A.プラスチックごみやポイ捨てを減らすための意見やアイデア(個人・家族・友人・学校・会社などでできる取り組みなど)

    B.多くの人に「プラごみダイエット行動宣言」に参加してもらうための意見やアイデア

    C.「プラごみダイエット行動宣言」の達成目標に関する意見やアイデア(枚方市案:参加者1万人)

    (3)グループ発表準備(約5分)

    3.グループ発表(各グループ約5分)

    4.全体のまとめ

    全体意見に対する感想と総括(約5分)

    ワークショップでの主な意見

    (1) 感想と将来、プラスチックとどのように関わっていくべきか
    分類 内容

    減らす

    ・プラスチック自体を減らしていく。

    ・必要最低限の量しか使わない。ポイ捨てやめる。

    ・使い捨てプラスチックを減らす(使わないようにする)。

    くり返し使う

    ・使い捨てプラスチックをなくす、一回使ってすぐに捨てない。

    ・自分でプラスチックを別の用途でも使う。

    代用品の利用

    ・プラスチックをゼロにするのではなく、成分を変える(生分解性など)。

    ・プラスチックに代わる新しい素材を開発する。

    ・プラスチックみたいな軽くて強い素材を作る。

    ・プラスチック以外の代用品を使う。

    ・エコバックを使う。

    ・自動販売機のペットボトルをなくす、各自でボトルを持っておく。

    その他

    ・プラスチックごみの削減に向けて意識を変えていく必要がある。

    ・ドレッシングなど使用後の容器をどう捨てるか考えていく。

    ・使用を減らすためにプラスチックの値段を高くする。

    (2)A. プラスチックごみやポイ捨てを減らすための意見・アイデア

    分類

    内容

    プラごみ削減のアイデア

    ・使用したものを自分で再利用する。

    ・学校の食堂のプラスプーンをなくす。

    ・自販機から液体しか出ないようにする

    ・プラスチックごみの回収回数を減らす。

    ・紙でもなくプラスチックでもない第3の製品を作る。

    ・自動販売機を減らす(空き缶、ペットボトルのポイ捨ても減らせる)。

    ポイ捨てされやすい場所に工夫する

    ・敢えて罪悪感を抱かせるような取り組みを記載する。

    ・町にゴミを捨てれないようにきれいなものを置く(例えば美術品)。

    ・ポイ捨てされにくい町の配置にする。

    ・ポイ捨てしやすいところに怖い看板を設置する。

    ・地面を真っ白にしたり、草を刈ってポイ捨てしにくくする。

    清掃活動

    ・定期的に河川敷の清掃を行う。

    ・地域のごみ拾いを行事化する。

    ・ゴミ拾い散歩(楽しく散歩しながらゴミ拾い)

    税制度創設

    ・プラ製品に課税して、補助金等で紙製品を優遇する。

    ・プラスチック税を作る(それを財源にして石油の値段を下げる)。

    ごみ箱

    ・ゴミ箱を設置する。

    ・ゴミ箱をおもしろくデザインする。

    プラごみの影響を訴える

    ・プラスチックが生態系に悪影響を与えていることがわかる写真を載せる。

    ・「この活動をすることで、こんな人が救われます」と記載する。

    ・各学校で生徒がパソコンなどでスライドを作成して、プラスチックの害を呼びかける。

    その他

    ・汚れたまま捨てない(洗ってから捨てる)、ごみを正しい時間に出す。

    ・プラスチック何本か集めて届けると何円か報奨金がもらえる。

    ・企業が使用するプラスチック使用量を減らすと利益があるようにする。

    ・ポイ捨てした人を特定して、ごみを送り返す。

    ・ポイ捨ての罪を重くする。

    (2)B.多くの人に「行動宣言」に参加いただくための意見・アイデア

    分類

    内容

    ごみ拾いをする

    ・学校の活動としてごみ拾いすると内申点がUPする仕組み

    ・ごみ拾い大会をする

    ・人数の多い団体(宗教団体など)と一緒にごみ拾いをする。

    宣伝する

    ・動画を作成、SNSを活用。

    ・新聞に載せる

    ・市や府だけのCMを作成

    ・SNS、ラジオ等のメディアを活用する(有名な人にCMで説明してもらう)。

    ・紙媒体での宣伝(ポスター、新聞にチラシ、ポスターセッション)。

    ・SNSでの宣伝(視聴率が高い番組での広告、YouTubeなどの広告、枚方市のチャンネル作る)

    有名人とコラボ

    ・そこそこ旬のYouTuberに宣伝してもらう。枚方出身の芸能人に発信してもらう(TV,SNS)。「町の人に行動宣言してもらってみた」企画など。

    ・インフルエンサーが呼びかける。

    ・吉村知事とコラボ

    学校・学生

    ・小学校の授業で教える(それを家族に伝えてもらう)。

    ・学生が宣言書を配る。

    ・大学生→高校生→中学生→小学生という風に海洋問題と解決策などを、同地域の学校で発表する。

    プラごみの影響を周知

    ・ポイ捨てしたらどうなるか映像をまとめる。

    ・プラスチックごみを減らすことでどんな利点があるかを説明する(処理費用の税金が浮く)。

    インセンティブを与える

    ・賛同したら景品あげる。有名人使う。講演会を開催する。

    ・行動宣言書に好きな有名人を書けるようにして、1万人集まったら一番多かった有名人を枚方に呼んでライブしてもらう。

    ・宣言した人だけが有名人のライブに参加できる。

    ・賛同してくれた人にクーポン券などをあげる。

    ・宣伝することで利用できるトイレを設置する。

    (2)C.「行動宣言」の達成目標の意見・アイデア

    分類

    内容

    人数

    ・1万人以上を目指す。

    ・40万人に周知、1万人が実施。

    ・段階的に目標を上げていく(最終的に枚方市民全員賛同)。

    レジ袋削減

    ・エコバック使おう運動の実施。

    ・レジ袋使用を5割減らす。枚方市のレジ袋消費50%減。

    ・レジ袋自体をなくす(みんな常にエコバック持ってる。)。

    ペットボトル削減

    ・すべての自販機の商品を紙パックにする。

    ・ペットボトルの消費量3割減らす、できれば5割以上。

    ・最終的にペットボトルなしの自販機だけにする。

    ・ペットボトル減らした分だけプレゼント。

    ・一人一人が一週間に出すペットボトルの数を減らす(40万本減、前年比20%減)。

    きれいな川をPR

    ・川沿いや川の中にゴミがない状態を維持する(淀川を泳げるくらいの水質にする)。

    ・星の天の川のように、きれいな天の川に!

    ・夢を叶えるために天野川を綺麗にしませんか?

    その他

    ・ポスターの文字が多い。インパクトのあるものにする。

    ・実際に減った量のプラごみでオブジェを作る。

    ・一人一人の意識を高める。

    ・ごみの少なさランキング一位を目指す。

    ・「これならできる」っていう目標を自分で出せるようにする。

    ワークショップに参加した高校生(中学生5人を含む)の感想

    質問1 本日のワークショップはいかがでしたか?

    おもしろかった83人、まあまあおもしろかった6人、おもしろくなかった0人
    ワークショップがおもしろかった主な理由

    内容

    これからを担う我々が話し合ったという事実が非常に誇らしい。自分では考えつかないような奇抜なアイデアも自分の考えの幅を広げてくれたと思う。

    改めて自分たちが、どういう問題に向き合っていく必要があるかがわかる良い機会になったし、いろいろな意見が聞けて楽しかったから。

    皆で意見を出し合いながら、どうすれば枚方のまちのプラスチック問題、そして、世界の問題につながるかを考えるのが楽しかったからです。

    最近、SDGsや環境問題の授業が多く、ただ実感がなかったですが、身近の問題に直面して考えられて楽しかったです。

    他の生物たちの悲しみ、そして無関心な大人や子供もいるということを知り、もっとこういう事は広めないといけないと改めて実感したから。

    前から家の人とプラごみについて「このような事が出来ればいいのにね」と言う話をしていたので、そのことについて交流できて良かったです。

    質問2 本日のワークショップに参加して、プラスチックごみの削減やポイ捨て防止の意識は高まりましたか?

    高まった81人、まあまあ高まった9人、あまり変わらない0人
    意識が高まった主な理由
    内容

    他の人の意見に納得させられすぎてもう意識しないようにするのは無理だと思ったから。

    今まではどこか他人事に思っていたし、自分はそれなりにできていて考えてもなかったけど、大変な問題だと再確認できた。

    道でのポイ捨てが川から海につながっていったり、色んな現状も知ることが出来たからよかった。

    自分達の身勝手な行動で海洋生物を傷つけている事が分かったから。

    プラごみの影響で、今、世界で深刻な問題が起きていることは知っていたが、はるかに予想を上回る深刻さだったので、まずは自分の意識を高めようと考えた。

    2050年にはごみが魚を上回るということを、新たに知ったことで高まりました。

    質問3 本日のワークショップでは、今後の活動に活かせそうな内容がありましたか?

    活かしていきたい79人、まあまあ高まった11人、あまり変わらない0人
    活かしていきたい主な理由

    内容

    自分の一つ一つの行動で、変わっていくのだと知れたから。

    ごみを減らすのは一人一人の意識の持ち方が大事だと思うので、今日学んだことを考えながらごみをすこしでも減らしていきたい。

    散歩のついでにごみを拾うという意見を聞いてごみ拾いを活動として行えそうだと思ったから。

    当事者なので学んだことは活かしたい。学校に関することは生徒会の活動としても活かせそう。

    今後の部活動でも取り入れていきたい。

    高校などでできる活動をして世界のためにも行動していこうと思いました。

    掃除とか分別は、今日から始めていけるし、未来のために「誰かが」じゃなくて「自分が」に変えていきたい。

    国や地方公共団体に動いてもらうというのは直ぐには難しくても、個人や学校、地域等で小さなことを当たり前にしていけば大きなものにつながるということが分かりました。

    市にしかできないこともある。しかし、自分達にもできることはあるので、「塵も積もれば山となる」戦法で0にしたいと思います。

    学んだことを誰かに伝えて、広めることが出来るから。

    質問4 その他の感想や意見を自由に書いてください。

    その他の感想や意見(抜粋)

    内容

    SNSでごみ拾いの活動をする、やりましたと言う報告、次回の告知、取り組みの紹介をする。

    買い物のとき、レシートを使い宣伝したらよいと思いました。

    人間がいるとどうしてもプラごみはでてしまうので、どのように上手に付き合うかが大切だと思った。

    ウミガメなどが苦しんでいるのは心が痛むのでもっと多くの人達に知ってもらいたい。

    ワークショップでは考えていくうちに自分にとって非常に身近なものであるということが分かるので、これからもやっていきたいと思いました。とても楽しかったです。

    まず、自分たちの過ごし方から考え直さないといけない。

    自分たちが今後向き合う必要のあることを改めて確認できた良い機会だったし、もっとこういう活動をしていろいろな人と意見交換できたら楽しそうだと思った。

    プラスチックごみ問題は深刻化していて、他人事ではないと思った。

    今回、枚方市についてディスカッションができた。これを北河内全域でするとかすると面白い意見が出ると思います。パートナーシップをもっと有効活用できるのではないかなと思います。

    プラごみ等の環境問題を知るだけでなく、今回のように皆と話し合い、意見を出し合う意義を感じ、凄く面白いと思ったので次の機会があれば是非参加したいです。

    お問い合わせ

    枚方市役所 環境部 環境政策課 (直通)

    電話: 050-7102-6003

    ファックス: 072-849-1206

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