アライグマについて
- [公開日:2023年6月13日]
- [更新日:2023年6月13日]
- ページ番号:23170
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アライグマとは
近年、市内において、「アライグマ」による被害や目撃情報が寄せられています。
雑食性で、畑に侵入して農作物被害や、木に登る能力が高いため家屋や屋根裏に侵入して住み着き、糞尿による被害を起こしたりします。
アライグマは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に規定される特定外来生物に指定されています。※特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
アライグマの被害を防止するため、大阪府においては「アライグマ防除実施計画」(リンク先参照)を策定しています。

アライグマの特徴
- 体長
約40~60cm - 体重
約 4~10kg
(1) 尾に縞模様、目の周りには黒いマスク状の模様があり、足の指が長く5本あります。
※見た目が類似しているタヌキに関する通報が多くあります。尾や指など特徴の違いを確認してください。(タヌキは、「鳥獣の保護および狩猟の適正化に関する法律」により、原則として捕獲することはできません。)
(2) 学習能力が高く、手先が器用で成獣になると力が強くなります。
(3) 見た目のかわいらしさとは異なり、成獣は気性が荒く、自分から攻撃を仕掛けてくることはほぼありませんが、飼い犬を連れていたり、追い込まれると、引っかいたり噛み付くなどの危険があるので注意が必要です。
(4) また、人に感染するマダニなど病原体を保有している可能性があり、北米では狂犬病の主要媒介動物となっていますので、見かけても、近づいたり、素手では絶対に触らないでください。
(5) 春先はアライグマの繁殖期にあたり、活発に行動して人家の近くに現れることが多くなります。

アライグマによる被害について
木に登る能力の高いアライグマは、天井裏などの家屋や物置に侵入することがあります。侵入があった場合は、周辺や外壁に足跡が残っていることもあります。
家屋などへの侵入を防ぐために、侵入口をふさぐ必要があります。アライグマの場合は、力が強く、板を引きはがしたり金網を破る場合もありますので、しっかりと補強して侵入されないようにしてください。

捕獲について
市ではアライグマ捕獲のため、委託業者による「捕獲器(箱わな)」の貸し出しおよび回収を行っています。
※捕獲時の安全性を勘案し、大阪府アライグマ防除実施計画において原則として捕獲器(箱わな)の使用が定められています。市職員や委託業者による捕獲網などでの捕獲は行いません。
自宅家屋内や敷地に住み着いている、畑などに侵入した様子が見られるなどがありましたら環境政策課までご相談ください。

捕獲器(箱わな)の貸し出しについて
アライグマ被害(家屋や敷地内の畑などへの侵入)がある場合、委託業者による捕獲器(箱わな、高さ約30cm、幅約30cm、奥行き約80cm)の貸し出し及び回収を実施しています。
貸し出しを希望される方は、下記条件をご確認の上、環境政策課までご相談ください。

貸し出し条件
(1) 貸し出し期間は、原則2週間となります。
(2) 設置できるのは、自宅敷地内の家屋、畑など借受者の管理地になります。
(3) 捕獲後、委託業者が捕獲器を回収するまでは、水を与えるなどの生体の管理をお願いいたします。
(4) アライグマ以外の動物(タヌキ、イタチ、猫など)を誤って捕獲した場合は、借受者によりすみやかに放獣していただくことになります。アライグマ以外は、回収しません。
(5) その他、事故の無いように借受者により捕獲器の運用管理を行っていただきます。
捕獲器(箱わな)開放時
捕獲器(箱わな)閉鎖時

被害を防止する方法

自宅への侵入、庭、ペット等への被害
- ペットなどへのエサは庭に置かず、物置などに保管する。
- 自宅で栽培する果実等は防除用のネットで作物を覆う。
- 家屋の周りに侵入口となるような穴や隙間があればふさぐ。
- エサとなる生ごみを外に放置しない。

畑などへの被害
- 防除用のネットで作物を覆う。
- 電気柵を取りつける。
- 防除用のネットや電気柵の外に作物などを放置しない。

参考リンク
お問い合わせ
枚方市役所 環境部 環境政策課 (直通)
電話: 050-7102-6003
ファックス: 072-849-1206
電話番号のかけ間違いにご注意ください!