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あしあと

    特別史跡百済寺跡再整備事業について

    • [公開日:2017年1月31日]
    • [更新日:2023年7月31日]
    • ページ番号:10156

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    百済寺跡再整備事業について

    特別史跡百済寺跡とは

     百済寺跡は、奈良時代後半に百済の王族の末裔、百済王氏一族が氏寺として建立したと考えられる寺院の跡です。円形に加工した精巧な礎石が多く残り、奈良時代創建当時の主要堂塔の土壇などが良好に遺存する数少ない遺跡であること、また百済王氏の歴史的背景とあいまって、古代日朝文化交流の史実をあらわす価値の高い史跡であるとして、昭和16年(1941)に国史跡に、昭和27年には特別史跡に指定されました。

    「特別史跡百済寺跡再整備基本計画」について

     長年の経年劣化が顕著になってきたため再整備を構想し、平成25年度に「特別史跡再整備基本計画」を策定しました。「特別史跡百済寺跡基本計画」については、枚方市立中央図書館等の施設で閲覧できますが、下記よりダウンロードすることもできます。

    発掘調査の成果

     昭和・平成に行った3回の発掘調査によって、南門・中門・金堂・講堂・北方建物(食堂)・北門が中軸線上に並び、中門から発した回廊が金堂に取りつき、回廊内に東西に2つの塔が並ぶ建物の配置がわかっています。また寺の範囲は約140m四方で築地塀が廻り、堂塔院・僧院のほかに少なくとも4つの区画に分かれていたことが明らかになりました。建物の基壇(基礎)には凝灰岩切石を用いており、平城京の大寺院と同じような立派さです。古代の一時期、天皇家に次ぐ有力氏族であった百済王氏の寺院として、格の高い寺院であったことがわかります。

    発掘調査成果の概要

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    再整備工事について

     再整備基本計画に基づき、平成27年度から本格的に再整備工事に着手しております。令和元年度には堂塔院などの中心建物の基壇表現がほぼ完成し、令和4年度から令和5年度にかけては築地塀の復元工事に着手しています。

     復元工事の進捗状況につきましては、下記のリンク先にてみることができますのでご覧ください。

     http://www.city.hirakata.osaka.jp/0000048124.html

    回廊内基壇の整備状況の写真

    回廊内基壇の整備状況

    百済寺跡完成予想図の画像

    百済寺跡完成予想図