枚方市登録文化財
- [公開日:2018年10月1日]
- [更新日:2022年3月20日]
- ページ番号:2900
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市域には、50件の国・府・市指定文化財の他に、成立年代や性格などの理由により、指定には至らないものの、地域の歴史にとって欠くことのできない文化財が多くあります。
これらの文化財を保護するための市独自の制度として、平成25年度に市登録文化財制度を制定しています。
登録物件について詳しくは下記のとおりです。

枚方市登録文化財

有形文化財

第1号 宗左の辻の道標 そうざのつじのどうひょう
岡本町3-4東側市道上
時期:文政9年(1826)
枚方宿内の京街道上に建つ道標で、岩船街道との分岐を示しています。
製油業を営んでいた角野宗左の屋敷があったので「宗左の辻」と呼ばれています。
道標には、倉治の滝へ43丁、京へ6里、八幡へ2里の距離であること、願主として4人の商人の名、そして文政9年11月に建立したことが刻まれています。




第2号 明治18年洪水碑 めいじ18ねんこうずいひ
桜町16番地先
時期:明治19年(1886)
明治18年(1885)6月18日・7月2日の豪雨により、三矢村・伊加賀村の淀川堤防が2度決壊し、茨田郡一円を水没させ、濁流は大阪市中にもおよびました。
洪水の悲惨さを風化させぬように翌19年に大阪府と有志により建立されました。
大洪水の惨事を今に伝える貴重な文化財です。
また、関連した資料は淀川資料館(枚方市新町2丁目2-13)で展示されており、淀川の洪水と改修の歴史を紹介しています。


史跡

第3号 仁明天皇外祖母贈正一位田口氏之墓 にんみょうてんのうがいそぼぞうしょういちいたぐちしのはか
田口3丁目291
時期:不明
仁明天皇の外祖母である田口氏の娘の墓とされ、地元で大切に受け継がれてきました。
『続日本後紀』には仁明天皇が外祖母に最高の位である「正一位」を贈り、この付近に墓を作ったと記されています。


民俗文化財

第4号 三之宮神社の雨乞返礼の石燈籠 さんのみやじんじゃのあまごいへんれいのいしとうろう
穂谷2丁目7番1号
時期:享保15年(1730)、寛延4年(1751)
三之宮神社は古くから雨乞いの神社として信仰されており、「雨乞御返禮五箇村」、「請雨御返禮」の銘のある4基の石燈籠は、江戸時代の雨乞いの返礼に奉納されたもの。江戸時代の雨乞行事を物語る貴重な民俗文化財です。


お問い合わせ
枚方市役所 観光にぎわい部 文化財課 (直通)
電話: 072-841-1411
ファックス: 072-841-1278
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