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あしあと

    水となかよく暮らせるまちへ!~私たちが水をコントロールしています~

    • [公開日:2020年1月21日]
    • [更新日:2022年3月25日]
    • ページ番号:21957

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    枚方を水害の起きない街へ

    再生時間:1分

    上水道事業部の職員が作成した映像です
    これまでの浸水被害を繰り返さないために、水害をなくす取り組みを詳しくまとめています
    上下水道事業部の情熱をぜひごらんください!

    水となかよく暮らせるまちへ!~私たちが水をコントロールしています~

    水道事業

    安全でおいしい水ができるまで

    浄水過程

    枚方市の水道水はどこからくるのか、知っていますか?
    答えは、琵琶湖から流れる「淀川」の水です!

    淀川の水は磯島取水場で取水し、小石などを取り除いた後、中宮浄水場へ送られます。中宮浄水場では、送られてきた水に薬品を混ぜ、濁りを取り除きます。ろ過した水を高度浄水処理し、配水施設を通じてお客様にお届けしています。

    蛇口をひねれば当たり前のようにきれいな水が出ますが、どのようにして作られているのでしょう?
    今回、そのひみつを 大 公 開 します!

    水道の「ひみつ」








    広報ひらかた平成30年11月号掲載記事
    (左画像をクリックするとpdfファイルで閲覧できます)

    中宮浄水場更新事業

    中宮浄水場は、安全でおいしい水道水を市内に届けるために重要な施設です。
    しかし、その年齢はおよそ50 歳以上。長い時間が経過する中で、経年劣化がみられます。
    わたしたちの生活に欠かせない大切な水道水を、これからも安全に安定的にお届けしていくために中宮浄水場の更新事業に取り組んでいます。

    新しい浄水場は、今までの砂ろ過ではなく、膜ろ過という新しい技術を取り入れます!

    膜ろ過って?(別ウインドウで開く) (←クリックするとpdfファイルを閲覧できます)

    ※イメージ図の施設配置等は、事業者からの提案を基に整備することから今後変更される場合があります。

    鷹塚山配水場更新事業

    鷹塚山配水場

    鷹塚山配水場は、枚方市の南部地域において、約20,000 人に給水している重要な施設です。
    昭和44年から活躍していますが、老朽化が進み、地震に耐えられる力もありません。
    そこで上下水道局では、平成32 年度の完成を目指し、鷹塚山配水場の更新工事を実施しています。
    地震などの災害時に、飲料水を確保し市民の皆様にお届けするための施設、「応急給水拠点」としての整備を進めています。

    漏水修繕

    管理区分

    枚方市では、お客様からの通報や点検パトロール等により、水道管の漏水の把握に努めています。発見した場合には、ただちに!365日!24時間体制で!修繕工事を実施しております。
    地下に埋まっている水道管の漏水は見つけられるの?と不安な方もご心配なく!漏水探知機による調査を行い、漏水の発見に努めています!

    ところで、知っておいていただきたいのですが、宅地内の給水装置・給水設備のうち、水道メーター以外のものは、みなさまの財産ですので、みなさまで維持・管理していただく必要があります。
    (右画像をクリックすると拡大します)

    下水道事業

    下水ってなに?

    下水には大きく分けて「汚水」と「雨水」の2種類があることをご存知ですか?

    下水道を簡単に説明すると、
    雨水(降る雨の水。また、雨が降ってたまった水)や汚水(水洗式便所からのし尿や、家庭における調理・洗濯で生じる生活排水、事業所からの産業排水など)を、管路などで終末処理場に集約し処理されたのち、公共用水域へ排出する仕組みのことです。

    下水道の主な役割とは?

    (1)生活環境の改善:水洗トイレで快適な生活、ドブがない美しいまちづくり
    もしなければ?:衣服を洗濯できない、トイレに行けない、お風呂にも入れない、台所でお皿を洗えない・・・これでは伝染病も蔓延し、健康で文化的な生活は不可能です!

    (2)美しい川や海を取り戻す:公共下水道の普及で川・海がキレイになっています
    もしなければ?:川も池も海もすべて汚れます・・・これでは水辺で楽しく過ごせません!

    (3)浸水対策:人の生命・財産を守る
    もしなければ?:大雨によって町中の至る所で水浸し・・・これでは夜も安眠できません! 

    (4)資源の有効活用:下水からエネルギーやさまざまな製品を作り出すことができます


    人体に例えれば、水は都市の「血液」、上水道管網は都市の「動脈」、下水道管網は都市の「静脈」です。
    いずれも、なければ都市機能を維持することは到底できません!

    下水道の整備に伴うストック効果について(別ウインドウで開く)

    水質改善により市民の憩いの場に蘇った天野川

    清流に蘇った天野川で採れたオイカワ

    浸水しにくいまちづくり

    下水道の重要な役割の一つに、降った雨水を町中に溢れさせることなく河川や海へ安全に排除することがあります。

    市街化によって地表面がアスファルトやコンクリートで被われると、雨水は地中に染み込みにくくなります(都市化の進展)。

    また、下水道によって雨水を安全に排除することだけでなく、雨水の貯留に取り組むことも上下水道事業部の重要な役割の一つです。

    上下水道事業部では、浸水対策事業として概ね10年に一度の大雨(54.4mm/h)に対する幹線管渠や水路の整備と合わせ、雨水ポンプ場の能力を大きくするなど、安全で安心して快適に暮らせる浸水しにくいまちづくりを進めています。

    しかし、近年は平成30年7月豪雨のようにこれまで経験したことがないような局地的豪雨が頻発しており、人々の生活だけでなく生命までもが脅かされています。

    安全でより浸水しにくいまちを目指すため、床上浸水や床下浸水など浸水被害を少しでも軽減するために『下水道浸水被害軽減総合計画』を策定し、雨水を一時的に貯留管などに貯めて雨が止んでから排水する雨水貯留施設の整備を進めています。

    新安居川ポンプ場整備事業

    新安居川ポンプ場は、新安居川排水区(大垣内町、朝日丘町、田宮、山之上地区)150ヘクタールを流域として一級河川天野川に排水するポンプ場として、昭和38年4月から供用を開始しています。

    しかし、平成20年、24年、25年に大雨による浸水被害が枚方市内でも多発したことから浸水被害の軽減を図る為、平成26年度からポンプ場施設の樋管・樋門、ゲート設備の整備など拡張工事を進めています。

    平成28年8月には樋管・樋門工事が完成し、現在も引き続き新安居川ポンプ場整備工事を進めています。 

    新安居川ポンプ場完成予想図はこちら(別ウインドウで開く)

    樋管・樋門、ゲート設備

    下水道浸水被害軽減総合事業(蹉跎排水区)

    蹉跎排水区において、局地的豪雨に対し、浸水被害を軽減するため、雨水を貯留する施設を整備しています。

    平成27年度は走谷雨水調整池、北中振雨水貯留管また東中振雨水調整池では維持管理施設を整備しました。

    平成28年度は、府道八尾枚方線の地下に雨水貯留管の整備を行っています。

    走谷雨水調整池

    東中振雨水調整池

    蹉跎排水区下水道浸水被害軽減総合事業

    蹉跎排水区下水道浸水被害軽減総合事業イメージ(画像をクリックするとpdfファイルで閲覧できます)

    下水道浸水被害軽減総合事業(楠葉排水区)

    楠葉排水区においても、局地的豪雨に対し、浸水被害を軽減するため、雨水を貯留する施設を整備しています。

    現在、雨水を貯留する施設として市道楠葉中央線の地下に管内径5m、長さ1,021m、貯留量約20,000㎥の巨大な雨水貯留管の整備を行っています。

    楠葉排水区

    楠葉排水区下水道浸水被害軽減総合事業イメージ(画像をクリックするとpdfファイルで閲覧できます)

    下水道の維持管理業務

    下水道の維持管理も重要な業務の一つです。

    下水道施設の整備の進展に伴い、現在、枚方市内の管路延長は約1,500km、大ポンプ場施設数は11箇所など膨大な下水道ストックを抱えており、老朽化が進行しています。

    近年、管路施設の老朽化等に起因した道路陥没が枚方市内でも複数回発生しており、今はもう維持管理の時代に突入しています。

    そこで、日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止するため、ライフサイクルコストの最小化、予算の最適化の観点も踏まえ、予防保全型管理を行います。

    併せて、下水道施設全体を一体的に捉えた計画的・効率的な維持管理及び改築を推進(下水道ストックマネジメント支援制度)し、平成30年度には下水道ストックマネジメント計画を策定しました。

    枚方市の不明水対策について

    「不明水」とは、下水道の汚水管に、何らかの原因で流入する雨水や地下水や海水のことです。

    枚方市では、下水道計画区域全域で汚水と雨水を別々の管で排除する分流式下水道を採用していますが、雨天時の汚水量が晴天日の2倍以上に達することもあります。

    この原因として、道路に埋設されている汚水管の老朽化による「ひび」、「すき間」等から雨水が混入していることや汚水管に雨樋などが誤接続されていることが考えられます。

    そこで、枚方市では不明水を削減するため、汚水管の改築工事や不明水の流入量が多いと考えられている地域で流量調査を行っています。

    大雨時の汚水量削減のお願い!

    分流式における不明水の流入のイメージ

    都市化のバロメーターとしての公共下水道

    公共下水道汚水整備人口普及率100%を目標に整備に取り組んできた結果、平成30年度末(平成31年3月31日)時点で96.7%となりました。

    今後は、整備済み区域内における未承諾地区や整備困難地区の解消を進めます。