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あしあと

    大阪北部地震から六年を迎えて(市長メッセージ)

    • [公開日:2024年6月18日]
    • [更新日:2025年6月17日]
    • ページ番号:52263

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    平成30年6月18日に発生した大阪北部地震から6年の歳月が経ちました。改めまして、被災されました市 民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

    そして、本年1月1日には能登半島地震が発生し、多くの方々の尊い命が失われるなど甚大な被害をもたら しました。犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞 いを申し上げます。

    本市では、能登半島地震の発生直後より備蓄物資の提供をはじめとして、避難所運営や給水活動、水道管 の復旧、健康支援やごみ処理といった分野への市職員の派遣など、被災地の一日も早い復旧・復興のため さまざまな支援活動に取り組んできました。しかしながら、今なお数千人を超える方々が不自由な避難所 生活を余儀なくされているほか、被災家屋の解体・撤去についても完了にはまだ多くの時間を要するとされるなど、被災地の復旧・復興にはこれからも息の長い支援が必要です。本市としましても、被災地のニ ーズをしっかりと把握しながら、今後も出来る限りの支援を続けてまいります。

    能登半島地震では、道路の不通や断水の長期化、トイレ不足など過酷な避難所環境、なかなか進まない生 活再建など、地震による災害のさまざまな課題を浮き彫りにしました。本市では、これまで大阪北部地震 での課題を教訓として防災体制の充実を図ってきましたが、加えて、能登半島地震の課題や教訓、また被 災地に派遣した本市職員が得た経験や知見なども踏まえて、体制のさらなる充実強化に取り組まなければ ならないと強く感じています。

    また、行政による救助や支援である「公助」だけでは、これほどの大規模災害の前では限界があり、自分 の命は自分で守る「自助」や、住民同士が協力して助け合う「共助」の大切さも改めて実感しました。

    本市でも大きな被害が想定されている南海トラフ巨大地震が、今後30年以内に発生する確率は70から 80%程度、40年以内になると90%程度といわれています。市民の皆様におかれては、明日にも起こるか もしれない地震による災害からご自身そして大切な人の命を守るため、自宅の耐震化や家具の転倒防止対 策に取り組み、各家庭に合わせた備蓄、校区の自主防災訓練や自治会活動への参加など地域や隣近所との 関係づくりを心掛け、日頃からの備えや取り組みを是非お願いいたします。

    今後も、だれもが安全で安心して暮らすことのできる、災害に強いまちの実現をめざして力を尽くしてま いります。

    令和6年6月18日 

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