大阪北部地震から五年を迎えて（市長メッセージ）

平成30年6月18日に発生した大阪北部地震から5年の歳月が経ちました。改めて、被災されました市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

市内観測史上最大となる震度6弱を記録した本市では、この5年の間、防災体制の充実強化をめざし、地域防災計画の見直しをはじめ、市民参加型の総合防災訓練「枚方ひこ防’z」の実施、防災ガイドの全面改訂、枚方市公式LINEへの防災機能の追加など、さまざまな取り組みを進めてまいりました。

一方で、大阪北部地震への災害対応を経て痛感したことは、災害が大規模であればあるほど、行政による「公助」だけでは全てに対応できないということです。
災害から命を守り、被害を最小限に抑えるためには、自分の身は自分で守る「自助」、地域の住民同士が助け合う「共助」、そして行政による「公助」のそれぞれが災害対応力を高め、連携することが大切です。
いつ起こるかわからない災害で、同じ悲劇を繰り返さないようにするために、市民の皆様には、5年前のあの日の記憶を心に留め、家具の転倒防止対策を行ったり普段から地域でコミュニケーションを図ったりして、日頃から災害に備えていただきますようお願いいたします。

今後も、だれもが安全に安心して暮らせるよう、災害に強いまちの実現をめざしてまいります。

令和5年6月18日