梅毒が急増しています!
- [公開日:2017年7月12日]
- [更新日:2024年10月23日]
- ページ番号:13347
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梅毒は、性的な接触(他の人の粘膜や皮膚と直接接触すること)によって感染する性感染症の一つです。
近年、梅毒の感染者が全国的に急増しており、大阪府においても2022年の梅毒感染報告数が過去最多となりました。
特に20代女性の増加が顕著にみられます。
妊娠中の女性が感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産・早産・新生児死など、さまざまな影響をおこす場合があるため、特に注意が必要です。
適切な治療をすることで治癒しますが、一度治っても再び感染することがある性感染症です。
なお、梅毒に感染しているとHIV感染症などの他の性感染症に感染しやすくなります。
パートナーと一緒に検査を受け、症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

主な症状
感染してから症状が出るまでの期間は約3~6週間です。症状は経過した期間により、感染部位(陰部、口唇部、口腔内等)にしこりができる、リンパ節が腫れる、手のひら・足の裏・体全体に赤い発疹が出ることがあります。
症状は自然に消えますが、症状が出ない場合もあります。
早期に治療すれば治りますが、治療せず放置していると、腫瘍ができたり血管や心臓・脳などに障害を起こすことがあります。

感染経路
感染力の強い、梅毒トレポネーマという細菌が、主に性行為で粘膜や傷口から侵入して感染します。
具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触などで感染します。

予防のポイント
性行為の際にコンドームを使用することが有効です。
唇、口の中など症状のある部分によっては、コンドームで覆うことができないため、完全に予防できないこともあります。
感染の心配があるときは検査を受けて、感染しているかどうかを知ることが大切です。感染が疑われる場合は、早く治療することにより症状の悪化を防ぎ、またパートナーへの感染を防ぐことができます。
*妊婦の方は、妊婦健診を受診し、その後の感染予防にも努めましょう。

梅毒の検査について
枚方市保健所では、HIV検査と同時に梅毒、クラミジア検査(別ウインドウで開く)も受けることができます。
検査費用:無料。匿名で検査を受けることができます。
検査の日時:毎週火曜日(祝日・年末年始除く)。
受付時間:10:00~11:30.
*予約は不要です。直接枚方市保健所へお越しください。
検査結果:一週間後、本人へ結果を説明します。電話・郵送・代理人による結果通知は行っておりません。
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。

梅毒チラシ(枚方市保健所)

枚方市保健所
梅毒チラシ(枚方市保健所)
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医療従事者の皆さまへ
大阪府では梅毒が増加しています。枚方市においても発生届の受理件数が増加しています。
診療の場面において、感染が疑われる場合は検査等の対応をお願いいたします。
また、梅毒を診断された場合は、感染症法に基づく保健所への届出をお願いいたします。
届出基準・様式につきましては下記をご参照ください。

関連リンク
お問い合わせ
枚方市役所 健康福祉部 保健所 保健予防課
電話: 072-807-7625
ファックス: 072-845-0685
電話番号のかけ間違いにご注意ください!