たばこに関する情報
- [公開日:2023年4月1日]
- [更新日:2025年1月17日]
- ページ番号:30219
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たばこの害
たばこの煙には化学物質が約5,300種類、その内、発がん性物質が約70種類含まれており、がん、心疾患、脳卒中、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、歯周病など多くの病気の原因になります。
実際に、「喫煙」は日本人の死亡の原因となる病気を引き起こす危険因子の第一位ということが明らかとなっています。
35~40歳で禁煙すれば喫煙前の余命を取り戻すことができ、50歳で禁煙しても6年、60歳なら3年寿命を延ばすことができると言われています。喫煙は百害あって一利なしです。あなたの健康、そして大切な誰かの健康を守るためにも禁煙が大切です。
(図は厚生労働省より引用)
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト(別ウインドウで開く)(クリックすると該当ページに移動します)
厚生労働省平成23年度「たばこ・アルコール対策担当者講習会」(クリックすると該当ページに移動します)
(別ウインドウで開く)
リーフレット
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たばこを吸いたくなるのは「ニコチン依存症」という病気が原因!
たばこを吸うと、ニコチンが数秒で脳に達し、快感を生じさせる物質(ドーパミン)を放出させます。
ドーパミンが放出されると、イライラが消え快感を味わいます。
ニコチンは時間とともに減少し、それと同時にドーパミンも減少するため、たばこが吸いたくなるという悪循環が生まれます。
この状態が「ニコチン依存症」です。
ニコチン依存症は治療ができる病気です。禁煙外来を受診できる医療機関にご相談ください。
【参考】
喫煙は歯周病にも影響する
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています。
また、喫煙者への歯周病の治療効果は低く、治療後の治りが悪いです。
歯周病は、歯が抜ける主な原因であり、生活習慣病や糖尿病との関連が指摘されています。
禁煙をすることで、歯周病へのかかりやすさも低減できるといわれています。
加熱式たばこ・電子たばこなら安全?
動画で学ぶ新型たばこのリスク
新型たばことは
新型たばこには、「加熱式たばこ」と「電子たばこ」の2種類があります。
●加熱式たばこ
たばこの葉やたばこを加工したものに熱を加えてエアロゾルを発生させ、その中に含まれるニコチンを吸うもの。
紙巻きたばこに比べて有害成分が少ないと言われていますが、体内に有害物質が取り込まれているのは明らかであり、この量が健康被害の低減につながるか科学的根拠はありません。
また、販売開始からの年月が浅いため、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。
●電子たばこ
電子たばこはリキッドとよばれる液体を加熱し、霧化させて吸うもの。
日本では、法律によりニコチン入り電子たばこの販売は禁止されています。
日本の電子たばこの成分は、食品添加物としても広く使われているプロピレングリコールと植物性グリセリンなので人体への悪影響は少ないとされていますが、リキッドの中にニコチンが入っていなくても、肺の奥に吸い込んだ時の安全性まで保証されているわけではありません。
煙がでていないから安全?
(図:産業医科大学 大和教授「加熱式タバコによる室内汚染 呼気に含まれるエアロゾルの実態」より引用)
加熱式たばこは煙が見えづらく、臭いも少ないため分かりにくいですが、吐き出された呼気にレーザーを当てると、周囲に煙が漂っていることが分かります。
加熱式たばこも周囲の人に受動喫煙を生じさせます。
また、病気や死亡リスクとの関連性については科学的証拠が得られるまでにはかなりの時間を要するため、現時点で加熱式たばこや電子たばこを使用することで、どの程度健康影響があるかはまだ明らかではありません。
加熱式たばこのパッケージには、「加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。」や「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因のひとつとなり、心筋梗塞・脳卒中の危険性や肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」と記載されており、新型たばこだから安全という保証はありません。
COPDって何?
Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの略で、肺気腫や慢性気管支炎も合わせた、「慢性閉塞性肺疾患」という病気のことです。
COPDは、たばこの煙などの有害物質が原因で肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。日本ではCOPDの原因の90%以上が喫煙によるものといわれています。
有害な物質が長期にわたって肺を刺激すると、気管支が炎症を起こしたり肺胞が破壊されて肺機能が低下し、せき・たん・息切れが強くなり生活に支障をきたします。
下記の症状は要注意!
- 少しの動作で息切れしやすい
- 一日に何度もせきが出る
- 黄色や粘り気のある痰が出る
- 呼吸をする時にゼイゼイ・ヒューヒューと変な音がする
COPDの予防は「禁煙」
いったん低下した肺の機能回復は困難であるため、COPDを悪化させないためにも禁煙が重要です。
知らない間に吸わされている⁉受動喫煙
受動喫煙(二次喫煙)とは?
人の吸うたばこの煙を吸わされることを「受動喫煙(じゅどうきつえん)」といいます。
たばこを吸わない人でも副流煙(たばこの先から出る煙)を吸わされることにより受動的に喫煙者となっている場合があります。
日本においては、受動喫煙により、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群(SIDS)で年間1万5千人が死亡していると言われています。
サードハンドスモーク(三次喫煙)
たばこの煙を消した後にも、「たばこ臭さ」として残る有害物質があり、衣服や壁紙、ソファー、 カーテン、車のシート等の環境中にも一定時間残留することが指摘されています。環境中に残留したたばこの煙を吸い込むことをサードハンドスモーク(三次喫煙)といいます。たばこを吸う人は、望まない受動喫煙をさせないよう配慮しましょう。たばこを吸わない人も、受動喫煙をしないように気を付けましょう。
換気扇や空気清浄機があるから大丈夫?
換気扇や一般的な空気清浄機では有害物質は取り除けません。屋内でたばこを吸う保護者の子どもの体内からは、吸わない家庭の15倍、換気扇の下で吸っていた場合でも、10倍以上の濃度のニコチンが検出されたとの報告もあります。
また、ベランダのサッシとレールの間には隙間があり窓を閉めていても容易にたばこの煙が流入してきます。家族が屋外で吸っていても子どもの体内からはニコチンが検出されるそうです。子どもの健康を守るためにも禁煙が大切です。
禁煙デー
世界禁煙デー
1988年に世界保健機構が制定した禁煙を推進するための記念日として、毎年5月31日が世界禁煙デー(World No Tobacco Day)に定められている。日本では、世界禁煙デーからの1週間を「禁煙週間」としています。
毎月22日は禁煙デー
禁煙推進学術ネットワークは、「毎月22日は“禁煙の日。”スワンスワン(吸わん吸わん)で禁煙を!」をスローガンに、毎月22日を「禁煙の日」に制定して活動をしています。1年に1日の特別な日だけでなく、もう少し身近に、毎月22日に喫煙の害と禁煙の大切さを知って実際行動してほしいと考えられたものです。
禁煙したいあなたへ
大切な人の禁煙を応援したいあなたへ
たばこをやめ続けるには、周りの理解と協力も必要です。
上手なサポーターになるための4つのアドバイス
1.たばこから自然と遠ざかる環境整備
ライターや灰皿を本人と相談して整理しましょう。
2.ご褒美、気分転換
高価ではなくてもお祝いするような気持ちでご褒美を決めてもいいのではないでしょうか。
3.とにかく褒める
あって当たり前のものを手放す苦労に向き合っている事自体すごい事です。
4.離脱症状を知っておく
離脱症状によるイライラなどで気分的に不安定になっていても、一時的なものなので大目にみてあげてください。
お問い合わせ
枚方市役所 健康福祉部 健康づくり課
電話: 072-841-1458
ファックス: 072-841-3039
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