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あしあと

    森奏輝さん・律煌さんご兄弟の「だから」

    • [公開日:2024年9月24日]
    • [更新日:2024年10月25日]
    • ページ番号:50787

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    市民が「だから、枚方」と選ぶ理由をご紹介

     誰にとっても「ちょうどいい」暮らしができる枚方市はさまざまな「だから」を理由に選ばれています。市民が選ぶ枚方の好きなところをご紹介します。

    森奏輝(そうき)さん・律煌(りつき)さんご兄弟の「だから」

     大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーをはじめとするプロ奏者から直接指導を受けられる枚方ジュニア・ウインド・オーケストラ。中学生から高校生の楽器経験者を公募し、大阪フィルのメンバーと共演し、総合文化芸術センター本館関西医大 大ホールで演奏会も経験できます。同ウインド・オーケストラに参加・参加経験のあるお二人に市独自の事業・同オーケストラの魅力について聞きました。

    森さんご兄弟写真

    プロの指導を受けて成長できた達成感

    音楽監督・金井信之さんの指導を受ける律煌さん

    ▲音楽監督・金井信之さんの指導を受ける律煌さん

    律煌さん(13歳・写真右)は先に入団していた兄の奏輝さん(15歳)の同ウインド・オーケストラでの活動に刺激を受け中学1年生のときに入団。昨年度からパーカッションを担当しています。

     「中学校ではドラムなど楽器の組み立てをすることはありませんが、ここでは練習があるたび、楽器を組み立てる必要があります。この楽器のセッティング次第で響きが変わることを学べたことは大きかったです。昨年度、プロの先生から注意を受けたことがあり落ち込んだのですが、自分のできていないところを受け止めて克服し、演奏会ではうまく演奏できたことは自信になりました。楽しい!という達成感から今年度も同オーケストラに引き続き参加しています」

    吹奏楽部強豪校への進学のきっかけにも

    2年前の演奏会での奏輝さん

    ▲2年前の演奏会での奏輝さん

    奏輝さん(15歳・写真)は中学時代に同ウインド・オーケストラでフルートを担当。中学校の吹奏楽部のメンバーにも「ジュニア・ウインドいいよ!」と率先して勧誘するほど活動にのめり込みました。高校受験時には志望校を急遽変更し、本気で吹奏楽に取り組みたい!と家族や学校の先生を説得し、吹奏楽部の強豪校・東海大学付属大阪仰星高校に進学。現在は高校でハードな練習に取り組んでいます。

     「本番の演奏会だけでなくホールで練習できるのは、とても貴重な経験でした。ホールの音響が素晴らしく、どう楽器を響かせると良いのか体感できます。パート別にプロの指導があるので、独学では得られないような練習方法などを知ることができ視野が広がります。また学校や学年の枠を超えた仲間やプロの方と関われることも財産になっていて、音楽関係でいろんなつながりができています。枚方に住んでいるからこその経験ですね


    取材を終えて

     市独自の事業・枚方ジュニア・ウインド・オーケストラでの参加で貴重な経験ができると話す森奏輝さん・律煌さん。「プロの指導を受けられる」「ホールで練習できる」という経験は本当に貴重だと感じました。音楽監督の金井さんの指導で「いい音で演奏しようと!とよく言うけど、いい音ってわかるかな?」との質問を投げかけたりしながら今年度新規に参加したメンバーを引きつける話をされていたのも印象的でした。年齢や学校の枠を超えて楽しそうに練習に取り組む姿に青春を感じました。

     さらに森さん兄弟のご両親や音楽監督の金井信之さんの声も交え、枚方市に住んでいるからこそ経験できるジュニア・ウインド・オーケストラの魅力を引き続きご紹介します。


    森奏輝さん・律煌さんご両親の「だから」

     大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーをはじめとするプロ奏者から直接指導を受けられる枚方ジュニア・ウインド・オーケストラ。中学生から高校生の楽器経験者を公募し、大阪フィルのメンバーらと共演しての演奏会を開催します。同ウインド・オーケストラへの参加で感じる息子さんの成長ぶりや市独自の同ウインド・オーケストラ事業の良さについて、奏輝さん・律煌さんのご両親にお話を聞きました。

    プロに認められる経験で技術的にも精神的にも成長

     「こうした方がいいよ」というアドバイスだけでなく「ほめてもらえた!」など認めてくださる指導者がプロである点というのはとても大きいですよね。向上心につながり、前向きに取り組む息子たちの姿に成長を感じています。私たちが高校時代に吹奏楽を経験してきたこともあり、子どもたちはエレクトーンや、それぞれフルートとドラムの教室にも通っていますが、音楽好きの息子たちを子育てしている時期に、ジュニア・ウインド・オーケストラの事業があって本当に良かったと思っています。

    練習会の様子

    令和6年度最初の練習会の様子

    兄弟2人が出演した演奏会が、かけがえのない思い出に

     昨年度の同ウインド・オーケストラの演奏会で、奏輝と律煌の2人が大ホールのステージに立ちました。二人には医療的ケア児の弟の琉生(るいき)がいて、ホールのスタッフの皆さんのサポートや大ホールのバリアフリーの鑑賞スペースのおかげで、大きなバギーでも、この日、兄たちの演奏を楽しむことができました。耳はしっかりしていたので、きっと聴き届けてくれていたと思っています。その約1カ月後に琉生(享年8歳)は天国に旅立ってしまいましたが、最期に兄たちの演奏を聴かせてあげられたことは本当に良かったと思っています。

    昨年度の演奏会の様子

    昨年度の演奏会(令和6年1月)の様子

    演奏会後の律煌さんの様子

    演奏会後の律煌さん

    演奏会後の奏輝さん

    演奏会後の奏輝さん(写真中央)

    番外編 音楽監督・金井信之さんの「だから」

    真似したくてもできないジュニア・ウインド・オーケストラ

     私がこの事業に携わっていると聞いた他の自治体から「枚方ジュニア・ウインド・オーケストラのことを聞かせてほしい」という声があり、どんな形で進めているのかお話ししたのですが「うちでは真似できないですね」という反応が多いんですね。ホールで練習できる環境整備というハード面と、参加者の経済的負担なしで行政側のバックアップで実施しているというソフト面の両方でなかなか実現できないようです。このような事業を実施しているのは枚方ならではだと思います。何より「楽器がうまくなりたい!」という思いのある枚方の子どもたちが集まっているからこそ、私たちも教えるのが楽しいです。飛躍的に演奏技術が向上しているので、ぜひ多くの皆さんに演奏会に来てほしいですね。

    音楽監督の金井さん

    音楽監督の金井信之さん

    さいごに 森奏輝さん・律煌さんから「夢を育む経験を」

    律煌さん(13歳・写真右)「今後はドラムだけでなく他の打楽器、ティンパニなどにも挑戦したいですね。ジュニア・ウインド・オーケストラへの参加を迷っている人がいたら、ぜひ挑戦してほしいです

    奏輝さん(15歳・写真左)「吹奏楽に本気で取り組みたいと東海大学付属大阪仰星高校に進学したきっかけにもなったので、次はコンクールメンバーになることが目標ですね。将来は、亡くなった弟・琉生が音楽好きだったこともあり、どんな仕事に就いても自分や家族にとっても大切な音楽を楽しく続けていきたいと思っています。枚方だからこそ経験できるジュニア・ウインド・オーケストラを中学・高校の6年間の中で一度でも経験してみてほしいですね。音響が充実したホールでの練習はなかなか経験できませんよ

    森奏輝さん・律煌さん兄弟

    森奏輝さん(写真左)・律煌さん(写真右)

    取材を終えて

     森さんのご両親の「プロに認めてもらえることは向上心につながる」という言葉は説得力がありました。また、音楽監督・金井さんの「他の自治体が真似できない事業」であるという点も改めてこの事業が価値のある取り組みであることを感じました。

    市独自の事業「枚方ジュニア・ウインド・オーケストラ」

    枚方ジュニア・ウインド・オーケストラ

     市内在住・在学の中学生から高校生の楽器経験者を例年6月~7月に公募(高校3年生まで継続参加可)。大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーらプロ奏者の指導を無償で受けられる市独自の事業です。今年度は継続21人、新規29人の計50人のメンバーで活動。令和7年2月2日㈰には総合文化芸術センター本館 関西医大 大ホールで演奏会を開催します。

    だから、枚方が選ばれる

     枚方市は10年連続、20歳~44歳の夫婦世帯が転入超過しているほか、令和4年の0~14歳の転入超過数は大阪府内で1位になっています。近年、子育て世帯が増加している枚方市の子育て環境のうち「だから、枚方」と選ばれる理由について【暮らし】と【学び】の観点から紹介します。

    - 暮らし -

    枚方での暮らしのイメージ画像

    親も子どもも楽しめるさまざまなイベント、充実した子育てサポートに加え、豊かな自然や情緒ある歴史スポットなど、子育てしていく上でまち全体を通した「暮らし」の情報やイベントについて紹介します。

    - 学び -

    枚方での学びのイメージ画像

    市内公立小・中学校において児童・生徒に1人1台のタブレット端末を配備し、全国トップレベルのICT教育でこれからの時代を「生きる力」を育みます。他にも農業体験や総合文化芸術センターでの演奏会、自然観察会など実際に体験して成長できる数々の「学び」を紹介します。

    取り組み

    子育て環境