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あしあと

    百日咳に注意しましょう

    • [公開日:2025年5月7日]
    • [更新日:2025年5月7日]
    • ページ番号:52054

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    全国的に百日咳の患者報告が増加しており、大阪府においても急激に増加しています。

    2025年においては、すでに例年の累計報告者数を超えています。

    大阪府 百日咳届出数

    百日咳とは

     百日咳菌による急性の呼吸器感染症です。小児に発生が多くみられますが、どの年齢の方でも感染する可能性があります。潜伏期間は通常7~10日(最大20日)で、かぜ症状で始まり、特有のけいれん性の咳が出始めます。新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがあり注意が必要です。

    症状について

    カタル期(1~2週間):咽頭痛や鼻炎等のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増え、程度も激しくなります。

    痙咳期(約2・3週間持続):特有のけいれん性の咳となり、短い咳が連続的に起こり、行を吸うときに笛の音のようなヒューという音が出ます。乳児期早期では無呼吸発作からチアノーゼ、けいれん、呼吸停止と重症化する可能性があります。

    回復期(約2・3週~)激しい発作は次第に減衰し、全経過約2~3ヵ月で回復します。

    ※成人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳嗽を示すことは少ないため、見のがされやすく、ワクチン未接種の新生児・乳児に対する感染源として注意が必要です。

    感染経路について

     百日咳に感染している人の咳・くしゃみなどのしぶきを吸い込むことによってうつる飛沫感染と、感染された物への接触による接触感染があります。

    治療について

     百日咳の治療には抗菌薬が有効です。抗菌薬の内服を途中でやめてしまうと、抗菌薬が効かない菌(耐性菌)が増える可能性があります。医師の指示に従い、最後まで飲み切りましょう。

    予防のポイント

    (1)     乳幼児には予防接種法による定期予防接種(5種混合ワクチン)が行われています。

    (2)     乳幼児の場合は予防接種を受けることで重症化を防ぐことができます。

     ➡5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)予防接種について | 枚方市ホームページ

    (3)     風邪と同様、日ごろからの手洗い・咳エチケットが有効です。

    (4)     1週間以上の咳が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

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