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あしあと

    信号のない横断歩道における車両の一時停止率の向上を目指して

    • [公開日:2023年12月15日]
    • [更新日:2023年12月15日]
    • ページ番号:48189

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    産官学が連携した交通安全プロジェクト

    信号のない横断歩道における車両の一時停止率向上に高校生が挑戦!

    信号のない横断歩道における車両の一時停止率が低いことは、全国的に課題となっています。
    そのような中、大阪府立牧野高等学校(以下、牧野高校生)からポスター等をデザインして啓発を行いたいと提案があり、「信号のない横断歩道」での一時停止率100%を目指すプロジェクトに挑戦しました。

    プロジェクトの始動

    令和4年7月にプロジェクトのキックオフミーティングを開催。
    牧野高校生がプロジェクト内容のプレゼンテーションを行った後、参加者全員でプロジェクトの詳細について意見を出し合いました。

    プロジェクトメンバー(順不同)

    大阪府立牧野高等学校:プロジェクトの提案者
    イーデザイン損害保険株式会社:「逆プロポ」活用事業者
    株式会社ソーシャル・エックス:「逆プロポ」事務局

    ※「逆プロポ」については、株式会社ソーシャル・エックスホームページをご覧ください。
    株式会社ソーシャル・エックスホームページへのリンク(別ウインドウで開く)

    一時停止率の事前調査

    令和4年8月、牧野高校周辺にある信号のない横断歩道で自動車等の一時停止率を調査。
    牧野高校生が横断歩道の前に立ち、手を上げた時と上げなかった時の自動車やバイクが一時停止した回数をカウントしました。

    調査結果は、手を上げなかった時で21.1%(256台中54台)、手を上げた時で64.5%(121台中78台)であり、手を上げると約40%一時停止率が向上しました。

    ポスター・横断幕を制作

    調査結果をもとに、歩行者向けのポスタードライバー向けの横断幕を制作することを決定。
    見た人の印象に残るようなデザインや文言にするため、意見を出し合いました。

    歩行者向けポスター

    手を上げると一時停止率が約40%上昇することを知ってもらい、SNSや親しみやすい絵柄を用いて、多くの人に興味を持ってもらえるようなデザインとしました。

    ドライバー向け横断幕

    すぐに通り過ぎてもインパクトのある文言とデザインのもの、連作にすることで二度見てもらい、より交通安全意識を高めてもらえるようなドライバー向けの横断幕。

    ポスター・横断幕を設置

    牧野高校生がデザインした横断幕・ポスターを第一段として、牧野高校周辺の道路沿いのフェンスや店舗などに設置しました。
    牧野愛する商店会様にもご協力いただき、京阪牧野駅前にある牧野商店街にポスターを掲出していただきました。

    啓発活動の効果を検証

    令和5年3月に、啓発活動の効果を検証するため、令和4年8月に実施した事前調査と同じ場所、同じ方法で信号のない横断歩道での一時停止率を再調査。

    調査結果は、手を上げなかった時で44.6%(260台中116台)、手を上げた時で59.6%(171台102台)であり、事前調査と比較し、手を上げなかった時は2.1倍に、手を上げた時は0.9倍となりました。

    プロジェクト報告会を実施

    令和5年5月には取組報告会を開催。
    牧野高校生によるプロジェクトの取組報告の他、枚方市駅での交通安全啓発キャンペーンなどを行いました。
    報告会で高校生は、「大人だけでなく、高校生も自分事ととらえて、社会全体で安全意識を高めていくことが大切!!」と発表しました。

    枚方市駅での交通安全啓発キャンペーン

    枚方市駅で交通安全啓発キャンペーンを実施。
    枚方市駅内に牧野高校生が作成したポスターを掲出し、牧野高校生自らチラシと啓発物品の配布を行いました。

    枚方市内をラッピングバスが運行中

    令和6年2月末まで、牧野高校性がデザインしたラッピングバスが枚方市内を運行。
    バス車内には、ポスターを掲出しています。

    関連情報

    今回の取組について、イーデザイン損害保険株式会社ホームページでも紹介されています。
    以下のホームページをご覧ください。

    イーデザイン損害保険株式会社ホームページへのリンク(別ウインドウで開く)