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あしあと

    中宮浄水場更新事業のあゆみ

    • [公開日:2022年11月4日]
    • [更新日:2024年2月21日]
    • ページ番号:38022

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     中宮浄水場は昭和40年代に建設し、既に50年以上が経過しています。これまでも、安全・安心な水を継続してお届けできるよう、 適切な維持管理に努め運用してきましたが、老朽化が著しいことから、平成25年「枚方市水道施設整備計画」に基づき、更新の検討を進めてきました。

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    ※新第1浄水場のイメージ


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     今の浄水場敷地内には今回建て替える第1浄水場のほか、第2浄水場や、排水処理施設などたくさんの施設があるので、建て替えに向けた空きスペースはとても少ない状況です。
     もし、第1浄水場を今の敷地内で建て替えようと思うと・・・


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     上の図のように、部分的に古い施設を解体して、解体したスペースに新しい施設を建てる・・を何度も繰り返さなくてはなりません。これには長い期間と多くの費用がかかってしまうため、更新を進める大きな課題となっていました。
     このような検討を進めている中で、浄水場に近接する土地の売却計画があったため、これまでの浄水場内の建て替え案と隣接地での新設案を比較検討した結果、隣接地を取得することで、多くの課題が解消できることから、第1浄水場の建て替えを進めることにしました。


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    膜ろ過を採用する新たな浄水場
     
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     枚方の水道水は淀川を水源としていますが、今の第1浄水場が建設された昭和40年代の淀川は 濁りが多く、その水を飲用にするために高速沈殿急速ろ過方式(※)を採用してきました。
     しかし、近代の淀川水系は、濁りも少なく安定しています。
     淀川の水がきれいになっているのは、とても素晴らしいことですが、濁りの多い淀川の水に対して建設された現在の第1浄水場は、濁りの少なくなった水への対応は難しく、また 豪雨などで淀川の水が急激に濁った場合などは、高度な水処理(薬品制御)が必要になるだけでなく、大幅に浄水処理量を減らさなければ運用できない施設となっています。
     このような課題解消のため、中宮浄水場更新基本構想・基本設計業務において、これまでの凝集沈殿急速ろ過方式(※)と近年多く 採用されている膜ろ過方式について、処理性能やライフサイクルコストなど多角的に比較検討を行いました。 また、淀川の水に対して膜ろ過で安定した処理ができるかどうかプラントを用いた実証実験も行いました。

     



    ※ 高速沈殿急速ろ過方式、凝集沈殿急速ろ過方式の図

     
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    1_浄水処理方式の検討(まとめ)


     このような比較検討の結果、新しい第1浄水場では膜ろ過方式を採用することにしました。

     
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    膜ろ過方式とは

     膜ろ過方式とは,有機もしくは無機の多孔質のフィルターに原水(※)を通すことでフィルターの口径による、ふるい分けを利用した原水中に浮遊している濁り成分を除去する方式です。

     簡単に表現すれば、コーヒーを入れる際のフィルターのようなもので、コーヒー豆(懸濁物質)がフィルター上に残り、目的のコーヒーと分離される仕組みです。
     フィルターは、ろ過で分けられた濁り成分を洗浄により除去することで、繰り返し使用でき、近年の技術発展によって材質等が向上したことにより、長期間の使用にも耐えることができるようになりました。

     また、膜ろ過方式は、状来の砂ろ過方式に比べ、高度で安定した懸濁物質の除去性能、運転維持管理の簡便さによる省力化、施設の省スペース化等が期待できる優れたろ過方式です。

     (※) 原水とは、水道水を製造するための元になる水のこと。(本市では淀川の表流水を使っています。)


     
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     これまで、施設の運転維持管理等を部分的に事業者委託してきました。新しい第1浄水場においても 業務委託を行いますが、これまでと同様に水道事業は責任をもって水道水をつくり、その水を各配水池へ送るための配管を整備 したり、配水池の改修や修繕、耐震化なども行っていきます。

     これらの事業には、枚方市の職員が一丸となって今後も取り組んでいきます。

     
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    皆さんの生命に直結する大切な水。
    私たちはその大切な水を継続的に供給するために
    今後も職員一丸となって頑張ります!!

     



    ・ SDGSの取組み

     
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    浄水・送水施設のご紹介

     中宮浄水場は、水道水の原水として淀川の水を利用しています。

     淀川の水を水道水として利用するため様々な施設を用いて処理を行ったのち配水池を経由してお客様に送水しています。

     浄水場・送水施設はどのような役割を担っているのでしょうか?
    水道水が淀川から各ご家庭に届くまでの様々な施設や役割についてご紹介します。

    水道水ができるまで

    磯島取水場と中宮浄水場(第1・第2浄水場)での処理の図

    枚方市の主な水道施設

    淀川水系水資源地図

    これまでの歩み

    中宮浄水場更新事業の、これまでの進捗について紹介します。

    ・ 浄水場更新の検討       平成24年度~

     浄水場の更新にあたって、自己水保持と企業団水活用の比較、中宮浄水場の更新方法といった内容について、比較検討を行いました。

    中宮浄水場更新事業について

    ・ 基本構想 ・ 基本設計の作成       平成27年度~

     基本構想 ・ 基本設計では、基本計画の策定や処理方法の検討、事業発注方法の選定などを行いました。

    ・ 文化財発掘調査       平成30年度~

     中宮浄水場更新用地は、禁野本町遺跡に含まれているため、文化財保護法に従い発掘調査を実施しました。

    お問い合わせ

    枚方市役所 上下水道局 上下水道部 浄水課

    電話: 072-848-5515

    ファックス: 072-848-2280

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!