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水質管理

[2021年4月16日]

ID:4506

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水源水質事情

淀川の状況

淀川は京阪神地域の水道水源として、琵琶湖に源を発する宇治川を主とし、山間を流下する木津川、都市部を流れる桂川が合流する河川です。

宇治川は、年間を通じて他の2 河川に比べ水量が多く、ほとんどが琵琶湖からの流入で、淀川の水質を大きく左右する河川です。水質も比較的安定しています。桂川は都市部の工場排水、生活排水の流入で水質汚濁が進んでいましたが、近年では下水道整備の進捗や排水規制の強化などにより著しく改善されています。また、木津川は、流域の開発に伴い一時的に水質が悪化した時期がありましたが、近年では水質は改善し安定傾向にあります。

琵琶湖の状況

琵琶湖は流入する生活排水や工場排水中に含まれる窒素やリンなどの栄養塩類により富栄養化が進み、植物性プランクトンによるかび臭やアオコの発生などが見られましたが、近年では下水道整備の進捗や排水規制の強化などで水質は改善され、一部の閉鎖された水域でアオコの発生が見られる程度になり、淀川流域へのかび臭などの影響は少なくなっています。

淀川の原水水質状況(単位はmg/ℓ)

淀川の原水水質状況(平成28年度~令和2年度)
項目

平成28年度

平成29年度平成30年度令和元年度令和2年度
アンモニア態窒素0.040.030.040.050.03
BOD(生物化学的酸素要求量)1.81.82.41.71.9
過マンガン酸カリウム消費量6.46.35.66.15.8

水の汚染度を示す指標の説明

  • アンモニア態窒素
     水中のアンモニウムイオンに含まれる窒素のこと。主としてし尿や家庭下水中の有機物の分解、工場排水に起因するもので、水質汚濁の有力な指標になります。
  • BOD(生物化学的酸素要求量)
     水中の汚濁物質(有機物)が微生物によって酸化分解されるのに必要な酸素の量。水が汚れていれば有機物も多く、この数値は高くなります。
  • 過マンガン酸カリウム消費量
     水中の有機物を酸化分解させるのに必要な過マンガン酸カリウムの量。この数の大きな水は有機物の含有量が多いことを示しています。また、有機物の量が多いと、消毒のための塩素が多く必要になり、味を損う原因となります。

淀川の環境基準の類型

河川の水質の環境基準は、AA類型からE類型までのクラスに分けられます。

AA類型(水道1級・自然環境保全)
  ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
  自然探勝等の環境保全

A類型(水道2級・水産1級・水浴)
  沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
  ヤマメ、イワナ等きれいな水に住む魚が生息できる

B類型(水道3級・水産2級)
  前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
  サケ科魚類およびアユ等が生息できる

C類型(水産3級・工業用水1級)
  コイ、フナ等が生息できる
  工業用水として、沈殿等による通常の浄水操作を行うもの

D類型(工業用水2級・農業用水)
  工業用水として、薬品注入等による高度な浄水操作を行うもの

E類型(工業用水3級・環境保全)
  工業用水として、特殊な浄水操作を行うもの
  国民の日常生活において不快感を生じない限度

淀川はB類型に指定されています。水道水の原水としては、前処理等を伴う高度の浄水操作が必要な水源であるといえます。

高度浄水処理の導入

琵琶湖で発生したかび臭や消毒のため使用する塩素で生成されるトリハロメタンの削減のため、枚方市では平成10年に高度浄水処理(オゾン処理・粒状活性炭処理)を導入し、水道水からのかび臭やトリハロメタンを大幅に減らすことに成功しました。本処理の導入後、かび臭に関する苦情はほとんどありません。

ただ、淀川の原水が汚れるということにより高度な水処理が要求されることとなり、それだけコストがかさむこととなります。水源の水質を良好に保つことは、安全でおいしい水を飲むためには避けることのできない課題です。

おいしい水

市民のみなさんから、「市販のミネラルウォーターと、水道水とはいったい何がどのように違うのですか?」というご質問をいただくことがよくあります。
水道水と市販のミネラルウォーターとの違いはどこにあるのでしょうか?

水のおいしさは人により感じ方が違うものですが、昭和60年に「飲んでおいしく感じる水」の水質要件が厚生省(現厚生労働省)の「おいしい水研究会」からおいしい水の要件が発表されています。この水質要件は市販のミネラルウォーターの水質とほぼ同等だとされています。

では、おいしい水の水質要件(「おいしい水研究会」の提言)と枚方市の水道水の水質(令和2年度年平均値)を比べてみましょう。

水をおいしくする要件
蒸発残留物主にミネラルの含有量。量が多いと苦味、渋みが増し、適量であるとまろやかな味になる。おいしい水の水質要件 30~200mg/ℓ
枚方市の水道水質 103mg/ℓ
硬度
(カルシウム・マグネシウム等)
カルシウムとマグネシウムの含有量の合計。硬度の低い軟水はくせがない。カルシウムよりマグネシウムが多く含まれると水は苦味を増す。おいしい水の水質要件 10~100mg/ℓ
枚方市の水道水質 37.2mg/ℓ
遊離炭酸溶け込んでいる炭酸の分量。水にさわやかな味を与えるが、多すぎると刺激が強くなる。おいしい水の水質要件 3~30mg/ℓ
枚方市の水道水質 2.2mg/ℓ
水の味を損なう要件
有機物等
(過マンガン酸カリウム消費量)
有機物の量の指標。多いと渋みが増す。多量に含むと浄水過程での塩素使用量が増え、水の味を損なう。おいしい水の水質要件 3mg/ℓ以下
枚方市の水道水質 1.0mg/ℓ
臭気強度
(TON)
水源の状況によって、カビ臭などが生ずると不快な味になる。おいしい水の水質要件 3以下
枚方市の水道水質 2
残留塩素殺菌のため水道水に含まれており、カルキ臭の原因となる。

おいしい水の水質要件 0.4mg/ℓ以下
枚方市の水道水質(浄水場)0.8mg/ℓ
枚方市の水道水質(市内給水栓)0.5mg/ℓ

水温水温が上がると、あまりおいしくないと感じる。冷やすことにより、おいしく感じる。おいしい水の水質要件 最高20度以下
枚方市の水道水質 18.2度

上記の表より、浄水場出口の水は残留塩素が高いものの、それ以外の項目はおいしい水の水質要件を満たしていることがわかります。

残留塩素は細菌類の増殖を抑えるために、浄水場で添加した塩素でなくてはならないもので、法律により「蛇口における残留塩素の濃度は常に0.1mg/ℓ以上でなければならない」と定められています。残留塩素は時間が経つと徐々に減少していきます。水道局では各ご家庭の蛇口に届くまでに減少する分を見越し、すべての蛇口で残留塩素の濃度を満たすように常に管理しています。

枚方市の水道水は、おいしい水の要件や水質検査の結果からも、安全でおいしく飲んでいただける水だといえます。

水質についてよくある質問

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水質検査結果

水道水は飲む人の健康をまもるために、法律で定められた水質基準に適合し、安全で安心なものでなければなりません。
浄水課では、水源から蛇口までの水質を日々チェックしています。
また、原水となる淀川の水、浄水場の処理工程、市内の各給水栓などの理化学・細菌の検査を日々実施しています。

水質検査結果(各月をクリックするとその月の水質検査結果がご覧になれます。)

水質検査計画を策定しました

上下水道局では、お客さまに安全でおいしい水を飲んでいただくために、定期的に水質検査を行っています。
平成16年4月から水道法施行規則の改正により、水道水の水質基準が大幅に見直されました。
併せてこの改正では、毎事業年度の開始前に、水質検査をどのような内容で行なうかを定めた水質検査計画を策定してお客さまにお知らせし、また、検査計画結果についても公表することが義務付けられました。

  • 今回、お客さまにより安心して水道水をご利用いただくため、令和3年度の「水質検査計画」を策定しましたのでお知らせいたします。
  • 水質検査計画についての皆さんのご意見をお寄せください。
     ご意見は今後の検査計画策定の参考とさせていただきますので、検査を行う「場所」「項目」「頻度」についての具体的なご提案や、どのような体制で検査を行うべきかなど、水質検査計画に関する事なら何でも結構です。
     ご意見ご質問をお待ちしております。

お問い合わせ

上水道室 浄水課水質担当

電話: 072-848-5516

ファクス: 072-848-2280

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