ほけんしょ通信10月号
- [公開日:2021年10月12日]
- [更新日:2021年10月12日]
- ページ番号:36838
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
「自殺予防週間」について(令和3年9月2日放送分)
平成18年に制定された自殺対策基本法において、国民の間に広く自殺対策の重要性に関する理解と関心を深めるとともに、自殺対策の総合的な推進を図るため、毎年9月10日から9月16日の期間を、自殺予防週間と定めています。
枚方市でも自殺予防週間を広く知っていただくため、9月6日から9月19日まで、京阪枚方市駅構内にてデジタルサイネージによる啓発活動を行います。身近な人の悩みに寄り添うことになったときのために、どのような相談機関があるのかを知っていただければと思います。
自ら命を絶つ人は日本で年間およそ2万人。これは主要先進諸国と比較して、依然として高い水準にあります。このような中、自殺対策を更に総合的かつ効率的に推進し、誰もが自殺に追い込まれることのない枚方の実現をめざし、平成31年3月に「枚方市いのち支える行動計画(自殺対策計画)」を策定しました。計画の詳細については、枚方市のホームページをご覧ください。
自殺は「誰にでも起こり得る危機です」。そして「その多くが追い込まれた末の死」であり、「その多くが防ぐことができる社会的な問題」であると言われています。さまざまな悩みを抱えている方は、一人で悩まず、専門の相談機関にご相談ください。
枚方市には「ひらかたいのちのホットライン」という電話相談窓口があります。電話番号は072-861-1234、月・水・金曜日の午後1時から午後8時まで開設しています。
また、枚方市保健所保健医療課でも「こころの健康相談」があります。電話番号は072-807-7623、平日午前9時から午後5時30分までご相談をお受けしていますのでご利用ください。
身近な方の悩みに気づいたら、温かく寄り添いながら、悩みに耳を傾け、専門家への相談をすすめ、じっくりと見守りましょう。
以上、枚方市保健所保健医療課がお伝えいたしました。「動物愛護週間」について(令和3年9月9日放送分)
動物の愛護及び管理に関する法律において、ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めてもらうため、毎年9月20日から9月26日の期間を、動物愛護週間と定めています。今年のテーマは「私たちがつくるペットとのこれから」です。枚方市でも、人も動物も幸せに暮らせる社会をつくるため、さまざまな事業を行います。今日は9月と10月に行われる3つの事業についてご紹介します。
1つ目は、動物の正しい飼い方や市の譲渡制度などのパネルを展示する「動物愛護パネル展」です。場所は中央図書館と津田支所で、それぞれ開催する日時が異なりますのでご注意ください。中央図書館では、期間は9月18日土曜日から30日木曜日まで、時間は午前9時30分から午後7時です。なお、土曜日と日曜日、祝日、振替休日は午後5時までです。津田支所ではすでに実施しており、本日が最終日で午後5時30分までです。両方とも入場は無料ですので、直接会場へお越しください。
2つ目は、犬のしつけ方を学ぶ「ひらかたわんわん教室」です。10月23日土曜日に犬を飼うときの決まりや健康管理、しつけ方についての講習会を、10月24日日曜日に飼い犬同伴の実技講習を行います。こちらも無料ですが予約制でひらかたポイントもつきます。現在、中大型犬クラスに若干の空きがありますので、しつけにお悩みの方は枚方市保健所保健衛生課、電話番号072-807-7624までご連絡ください。
3つ目は、猫の正しい飼い方について学ぶ「大人の学校 ネコの正しい飼い方」です。場所は中央図書館で、日時は9月21日火曜日午後2時から午後3時30分までです。参加無料ですが、事前申し込みが必要です。申し込みをすでに受付けており、中央図書館参考資料室にご連絡ください。電話番号は050-7105-8150です。先着30名までの参加となりますので、申し込みはお早めにお願いします。
最後に、枚方市保健所からお願いです。枚方市保健所では、迷い犬を保護したり、やむをえない事情で飼えなくなった犬や猫を引き取ることがあり、現在、保健所にいる猫について新しい飼い主を募集しています。新しく犬や猫を飼うことを検討されている方はペットショップだけではなく、保健所から犬や猫を迎えることも是非ご検討ください。
飼い主を募集している猫については、枚方市のホームページから写真や詳細を確認することができます。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。手続きの方法や申し込み用紙等も掲載しています。
なお、枚方市保健所では犬や猫を安易に引き取ることはしていません。動物の愛護及び管理に関する法律で、飼い主は動物を最後まで飼うように努めることが定められており、動物にとっても飼い主に最後まで飼っていただくことが一番幸せです。どうか最後まで家族の一員として一緒に暮らしてください。
以上、枚方市保健所保健衛生課がお伝えいたしました。「結核予防週間」について(令和3年9月16日放送分)
本日は「結核予防週間」についてお話させていただきます。毎年9月24日~30日は結核予防週間です。
みなさん結核は昔の病気と思っていらっしゃいませんか。現在でも毎年全国でおよそ1万7千人もの方が結核を発病し、2000人以上の方が亡くなっています。枚方市では毎年50人程の方が、新たに結核を発病されています。特に70歳以上の高齢者の割合が全体の約70%と高くなっています。また、昨年は、新たに診断された結核患者の約半数が「健診の長期未受診」だったということが分かりました。
結核とは、結核菌によっておもに肺に炎症をおこす病気です。咳やくしゃみと一緒に結核菌の混ざったしぶきが空気中へ飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによって感染します。
感染しても、通常は自分自身の免疫力で結核菌の増殖が抑えられるため、一生発病しない人もいます。結核を発病しやすい方として、乳幼児、60歳以上の方、糖尿病の方、人工透析やステロイド治療をされている方などがあげられます。
結核が流行している地域への海外渡航歴のある方、医療機関や介護施設などで働く方も、結核患者と接触するリスクがありますので、注意が必要です。
結核の初期症状は風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症とよく似ています。2週間以上続く咳やたん、発熱、胸痛、体のだるさ、体重減少などの症状があれば自己判断で放置せず、事前に医療機関に電話で相談の上、早めに受診してください。結核と診断されても、現在では毎日きちんと薬を飲めば治すことができます。悪化すると周りの人にも結核をうつしてしまう恐れがあるため、出来るだけ早く治療をすることが大切です。
発病や悪化の予防としては、乳幼児では急速に発病する場合があるため、0歳の間にBCGの予防接種を受けておくことが重要です。禁煙や、バランスの良い食事、十分な睡眠等の規則正しい生活も心がけましょう。
最初にお伝えした通り、昨年は、新たに診断された結核患者の約半数が、長期間、胸部エックス線検査を受けていませんでした。症状がなく健康に自信のある方でも、また医師の診察を定期的に受けている方でも、胸部エックス線検査を受けなければ、結核は見つけることができません。
特に、高齢者の結核が増加していますので、60歳以上の方は必ず年に1度は胸部エックス線検査を受けましょう。新型コロナウイルス感染症の流行で、受診を控えている方も多いかもしれませんが、年1回の健診は欠かさず受けましょう。
以上、枚方市保健所保健予防課がお伝えいたしました。「高齢者の肺炎球菌とインフルエンザ予防接種」について(令和3年9月30日放送分)
今日は公費で接種することができる高齢者の肺炎球菌とインフルエンザ予防接種についてお伝えします。
先ず、肺炎球菌による肺炎や気管支炎などを防ぐことを目的に接種する肺炎球菌予防接種についてお話します。今年度公費で接種できる対象は、令和3年4月1日から令和4年3月31日の間に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる人と、60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害がある内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人です。接種できる期間は来年3月31日までです。ただし、全額自己負担で接種した場合も含み、今までに高齢者肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を接種したことがある人は公費接種の対象とはなりません。
今までに接種した事がある人や、今年度対象の人以外で肺炎球菌ワクチンの接種を希望される人は、直接医療機関にご相談ください。なお、接種を受けると約5年間免疫効果が持続するとされています。
次にインフルエンザ予防接種についてお伝えします。対象は、接種日時点で65歳以上の人と、60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害がある内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人です。実施期間は、10月1日から来年1月31日までですが、免疫効果は接種後約2週間してから得られるため、インフルエンザの流行時期に入る前の12月中旬ごろまでに接種することが望ましいです。なお、免疫の持続期間は約5か月です。
肺炎球菌とインフルエンザ予防接種をご希望の人は、取扱医療機関に予約の上、接種時に、生年月日の証明できるものをご提示ください。なお60歳以上65歳未満で内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人は、手帳の提示をお願いします。
窓口でお支払いいただく接種料金は、高齢者肺炎球菌予防接種は2,000円、高齢者インフルエンザ予防接種は1,500円です。ただし、免除制度があります。対象者は、生活保護受給者、市民税が世帯全員非課税の人、中国残留邦人等支援給付者の人です。
また、枚方市以外の取扱医療機関で接種を希望される場合は、事前に予防接種実施依頼書の手続きが必要となります。この依頼書を提出して接種した場合のみ、負担した接種費用は申請により一部払い戻しが可能です。免除申請も実施依頼書の申請も必ず予防接種をお受けになる前にお手続きください。保健センターの問い合わせ電話番号は072-840-7221です。よろしくお願い致します。
以上、枚方市地域健康福祉室 母子保健担当がお伝えいたしました。お問い合わせ
枚方市役所 健康福祉部 保健所 保健医療課 (直通)
電話: 072-807-7623
ファックス: 072-845-0685
電話番号のかけ間違いにご注意ください!