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あしあと

    ほけんしょ通信5月号

    • [公開日:2021年5月11日]
    • [更新日:2021年5月11日]
    • ページ番号:35018

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    「ひらかた健康ほっとライン24」について(令和3年4月1日放送分)

    枚方市では、いつでも気軽に健康や医療について相談ができる、枚方市民専用の電話相談窓口「ひらかた健康ほっとライン24」を平成28年7月から実施しています。24時間年中無休で、医師や看護師などが通話料無料・相談料無料で対応しており、携帯電話からもご利用いただけます。

    現在は、1月あたり約1,700件のご相談をいただいています。

    「ひらかた健康ほっとライン24」では、からだの不調や手当ての方法、病気や薬の副作用の説明といった、健康や医療についての相談だけでなく、妊娠、出産や子育て、また、介護についての相談、メンタルヘルスについての相談もしていただけます。

    たとえば、かかりつけの小児科の受付時間が終わってから、子どもの具合が悪くなった。熱があるが、救急車を呼ぶほどでもない。どうしたらいいのか…。そんな時には、「ひらかた健康ほっとライン24」にお電話してください。手当ての方法や救急外来を受診した方がいいのかなど相談していただけます。

    また、「ひらかた健康ほっとライン24」の出番は、枚方市内にいるときだけではありません。日本全国の医療機関の情報をデータベースとして持っているので、枚方市民の方であれば、旅行先で具合が悪くなった時も、近くの医療機関をご案内できます。携帯電話に電話番号を登録しておけば便利です。

    その他にも、具合が悪いが何科を受診すればよいかわからない、健康診断の結果の見方がわからない、子どもの発達や育児に悩んでいる、メンタルヘルスについて相談したいが、専門の相談窓口はハードルが高いため、もっと気軽に相談したい。そんな時にも、ぜひ「ひらかた健康ほっとライン24」にお電話ください。

    いつでも気軽に健康や医療、子育てや介護について相談ができる、枚方市民専用の電話相談窓口「ひらかた健康ほっとライン24」をぜひご利用ください。

    以上、枚方市保健所保健医療課がお伝えしました。

    「知って防ごう!カンピロバクター食中毒」について(令和3年4月8日放送分)

    春を迎え、旬を迎える食材が多くなり、食事がおいしい季節となりました。現在は新型コロナ感染症の影響で、歓送会などの食に関するイベントは縮小傾向にあるかと思いますが、食中毒は今年も起きています。

    本日は、安全安心に食事をするために欠かせない、食中毒予防についてお話します。テーマは「知って防ごう!カンピロバクター食中毒」です。

    「カンピロバクター食中毒」とは、近年多く発生している食中毒で、大阪府内でもここ数年発生件数が最も多い食中毒となっています。枚方市内でも昨年7月に飲食店でカンピロバクター食中毒が発生しました。特に春から夏頃にかけて、カンピロバクター食中毒は増加するため、今から注意が必要です。

    まず、「カンピロバクターの特徴」についてお話しします。

    カンピロバクターは、鶏や牛の腸内などに存在する細菌です。特に鶏肉についていることが多く、国の報告によると、市販されている鶏肉の2から6割にカンピロバクターがついています。この菌に感染すると、1日から7日後に、下痢・腹痛・発熱などの症状が出ます。また、まれに、手足の脱力や麻痺といった症状を引き起こす「ギラン・バレー症候群」を発症することもあります。

    しかし、そんなカンピロバクターには「加熱に弱い」という弱点があるため、十分に加熱することで簡単にやっつけることができます。

    では、ここからは、「カンピロバクター食中毒の予防方法」についてお話しします。

    • 予防方法その1 お肉は生や半生で食べない!実際に、カンピロバクター食中毒の原因の大半が、鶏の刺身やタタキ、炙りなどによるものであり、お肉の生食は危険です。
    • 予防方法その2 お肉は中心まで十分に加熱する!お肉は中心まで十分に加熱しましょう。特に、つくねやハンバーグのようなメニューは、加熱後、肉汁や肉断面の色をよく確認するなどし、生焼けにならないよう注意しましょう。
    • 予防方法その3 生のお肉を扱った手や調理器具はしっかり洗浄・消毒する!生のお肉を扱った手や包丁・まな板などで他の食品を扱うと、お肉以外の食品にカンピロバクターをつけてしまいます。そのため、生のお肉を扱った後は手を石けん液でしっかり洗いましょう。調理器具は洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤などで消毒しましょう。包丁やまな板は、生肉用に専用使用するとより効果的に、他の食品への汚染を防ぐことができます。

    また、BBQや焼肉などの時には、お箸やトングは焼く用と食べる用で使い分け、生のお肉を触ったお箸を口に入れないよう注意しましょう。特にお子さんは、保護者の方がよく注意してあげてくださいね。

    本日お話しした内容は、枚方市のホームページや保健所でお配りしているリーフレットにも掲載しています。興味のある方はぜひ、そちらもチェックしてみてくださいね。

    以上、枚方市保健所保健衛生課がお伝えいたしました。

    「B型・C型肝炎ウイルス検査」について(令和3年4月15日放送分)

    本日は「B型・C型肝炎ウイルス検査」についてお話しさせていただきます。

    まず、肝炎とは肝臓に炎症が起き、肝臓の細胞が壊れて働きが悪くなってしまう病気のことをいいます。日本人の肝臓の病気の多くはウイルス性肝炎です。ウイルス性肝炎にはA型・B型・C型・D型・E型があり、特に多いのはB型とC型で、ともに主な感染経路は、ウイルスに感染している人の血液が体内に入ることで感染する「血液感染」と出産の時に母親から子どもへ感染する「母子感染」です。B型・C型肝炎は、感染しても自覚症状が出ず、本人が感染に気づかないまま、肝臓の細胞が破壊され、肝硬変や肝臓がんへと進行することもあるので注意が必要です。早期に発見して肝臓の状態を把握できれば、病気を治したりコントロールしたりすることができます。

    過去に大きな手術を受けたり輸血などを受けた可能性のある方、一度も肝炎ウイルス検査を受けたことのない方は、この機会にぜひ肝炎ウイルス検査を受けてください。

    枚方市保健所では、無料で肝炎ウイルス検査を実施しています。対象は、枚方市内在住の20歳から39歳で、今まで一度も肝炎ウイルス検査を受けたことのない方です。実施日は年末年始・祝日を除く毎週火曜日、実施時間は午前9時30分から10時で、事前予約制となっています。枚方市内の指定医療機関でも無料で行っていますので、直接医療機関へお問い合わせください。

    40歳以上の方は、枚方市内取扱医療機関で1000円で検査を受けることができます。詳細は保健センター072-840-7221へお問い合わせください。

    また、女性の方で妊娠・出産をされた方は、産婦人科での「妊婦健康診査」の検査項目に肝炎ウイルス検査が含まれていますので、検査を受けたかどうかは母子健康手帳をご確認ください。

    詳しくはホームページ、広報ひらかた等をご覧いただくか、保健予防課072-807-7625へお問い合わせください。

    以上、枚方市保健所保健予防課がお伝えいたしました。

    「枚方キッチンのレシピ集」について(令和3年4月22日放送分)

    枚方市では、広報ひらかたの裏表紙に毎月掲載している「枚方キッチン」のレシピを1冊にまとめたレシピ集を作成しました。

    枚方キッチンは、旬の食材を使用し、栄養バランスに配慮した適塩メニューを紹介している広報ひらかたの人気コーナーです。読者からは、「手軽に作れるものばかりで毎回挑戦しています」「おいしい減塩レシピのバリエーションが増えて嬉しいです」「我が家の定番メニューになっています」といった反響が寄せられています。

    枚方キッチンのレシピ集には、食育コラムも掲載しており、朝食の欠食や栄養バランス、減塩、適正体重の維持、噛ミング30、食の安全、食品ロスの削減、地産地消など食に関することを学ぶことができます。

    昨年度に、市民の新型コロナウイルス感染症拡大の影響による食に関する意識の変化や、食生活の変化について知るためにアンケートを実施しました。その結果では、幅広い世代の人が外食を控えてることがわかり、さらに、20から30歳代の約3割の人から、「家族と食事をする機会や、自炊の頻度が増えた」との回答を得ました。

    一方、1日のうち2食以上、主食・主菜・副菜をそろえたバランスの良い食事をしている20から30歳代の人は4割程度にとどまり、3年前の調査より減少していました。

    家庭での食事の機会が増えた今こそ、「野菜がたっぷりとれる簡単メニュー」や、「一品でバランスの良いメニュー」を紹介している枚方キッチンを日々の健康づくりにご活用ください。

    このレシピ集は、5月1日(土)より配布します。

    配布場所は市役所受付、各支所、保健所、保健センター、各生涯学習市民センター、各図書館、その他市関連施設、枚方信用金庫各店舗等です。ただし、土日祝日は休館している場所があります。

    また、枚方市のホームページからダウンロードもでき、一部のメニューは枚方市公式YouTubeにて動画配信されていますので、ぜひご覧ください。以上、枚方市地域健康福祉室 健康増進・介護予防担当がお伝えいたしました。