「子どもを守る条例」が制定されました
- [公開日:2021年7月8日]
- [更新日:2024年11月14日]
- ページ番号:34313
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令和3年3月31日、「子どもを守る条例」が制定されました。
- 子どもを守る条例(令和3年3月31日条例第18号)R5.4.1改正 (PDF形式、323.79KB)
- 「子どもを守る条例」の審議に係る最終報告書(ファイル名:houkokusyo.pdf サイズ:613.80KB)
- 最終報告書の概要 (ファイル名:gaiyou.pdf サイズ:652.66KB)
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子どもを守る条例のリーフレットを作成しました。
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★子どもを守る条例を分かりやすく解説している電子リーフレットを公開しています。
詳しくは、下の画像をクリック↓
「子どもを守る条例」について
条例制定の目的
子どもの課題が複雑化、深刻化する中、子ども・子育て支援に関し、基本理念を定め、市などの責務や役割を明らかにするとともに、子どもを守る体制づくり、子ども・子育て支援に関する基本事項を定めることにより、「一人ひとりの子どもが笑顔で健やかに成長できるまち枚方」の実現に資することを目的として、制定するものです。
基本理念
条例の基本理念について、以下の3つを掲げています。
1.子どもの権利 「一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考慮すること。」
2.子育ち支援 「一人ひとりの子どもの主体的に生きる力を育むこと。」
3.子育て支援 「一人ひとりの子どもに寄り添い、子どもを育てる家庭全体を支援すること。」
基本方針
基本理念にのっとり、誰一人取り残さない、一人ひとりの子どもに寄り添った仕組みを構築するため基本方針を策定し、子ども・子育て支援をしていきます。
1.医療、保健、福祉及び教育の各分野に携わる者が連携し、総合的な支援をすること。
2.乳幼児期から青年期に至るまでの間において継続的な支援をすること。
3.保護者、地域住民、学校園等及び事業者が一体となって重層的な支援をすること。
そしてこれらの基本方針にもとづき、市は子どもや子どもを育てる家庭の情報を集約・活用し、子どもに関する課題を早期に発見し、必要な支援の充実を図ります。また、その課題が深刻化することのないよう予防的な支援の充実を図ります。
各主体の役割について
本条例では、社会が一体となって子どもや子育て家庭を支えていくために、市の責務をはじめとして、保護者、地域住民、学校園等、事業者それぞれの役割を定めています。
市の責務
社会全体で子どもを守るためにリーダーシップをとり、
多様な主体と連携し、必要な支援を行います。
市民一人ひとりに条例を知っていただくよう広く発信していきます。
共通の役割
社会全体で子どもの生きる力や創造性を発揮する力を育むために必要な環境づくりを進めます。
また、子どもの次のような心や力が育つよう、必要な取組を行うことも大人の共通の役割とします。
⑴ 自分の権利が尊重されるものであることを認識すること。
⑵ 困ったときは、自分の思いを伝え、相談することを認識すること。
⑶ 自分自身を大切にする心を育むこと。
⑷ 社会の決まりを守り、他者の権利を尊重し、他者を大切にする心を育むこと。
⑸ 多様な経験を積み重ね、社会的に自立していく主体性を育むこと。
保護者の役割
困ったときや悩んだりしたときは一人で抱え込まず、
周囲に必要な協力を求めることが大切です。
子どもが安心して生活できる家庭環境づくりを行い、
子どもの成長を支えます。
地域住民の役割
子どもが安全に生活できる地域づくりを行います。
子どもの交流・活動の機会を設けます。
子育て家庭を応援します。
学校園などの役割
子どもの成長に合わせて育ちを支えます。
子どもの安全を確保するとともに、
課題に早期に気付き、必要な支援を行います。
保護者の子育てを応援します。
事業者の役割
仕事と子育ての両立を支援します。
子どもが安心して過ごせる地域づくりに協力します。
子どもを守る体制づくりについて
基本理念をもとに、子どもを守る体制づくりについて記載しています。
★相談体制の充実★
子どもの最善の利益を尊重するため、子どもからの相談はもとより、広く子どもに関する相談について、安心して相談することができるよう、相談体制の充実を図ります。
★子どもの社会参加の推進★
子どもの生きる力を育み、社会的自立を促すため、他の子ども等との交流及び子どもの社会参加や意見表明を促進するための機会や仕組みを整備します。
★継続的な子育て支援の充実★
妊娠、出産から子育て期までの切れ目のない支援を推進するため、相談・支援体制の充実、地域における子育て家庭の相互の交流の場の提供などを行います。
子ども守る施策の推進について
第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画を条例の基幹計画に位置付け、子ども・子育て支援施策を総合的かつ計画的に推進していきます。
また、計画の進行管理にあたっては、関係機関などで構成する第三者機関である「枚方市社会福祉審議会子ども・子育て専門分科会」にて審議・評価し、市民ニーズの変化や国の動向など社会状況の変化に柔軟かつ速やかに対応していきます。
子どもを守る条例の制定に至るまで
行われてきた審議について
審議会の日時 | 内容 |
---|---|
第1回審議会 (令和2年6月11日) |
・会長の選出および副会長の指名について
・「(仮称)子どもを守る条例」の制定について諮問 ・会議の運営について (案件1) 「(仮称)子どもを守る条例」制定の基本的な考え方について (案件2) 「(仮称)子どもを守る条例」制定のスケジュールについて |
第2回審議会 (令和2年8月6日) | (案件1) 「(仮称)子どもを守る条例」の骨子案について
(案件2) 「(仮称)子どもを守る条例」制定に係る市民意見聴取について |
市民意見聴取の実施 (令和9月~10月) | 子どもアンケート、関係団体アンケート、ワークショップ 9月15日 枚方市社会福祉審議会 児童福祉専門分科会 10月22日 枚方市青少年問題協議会 |
第3回審議会 (令和2年11月6日) |
(案件1) 「(仮称)子どもを守る条例」に関する市民意見聴取結果について
(案件2) 「(仮称)子どもを守る条例」の素案について |
第4回審議会 (令和2年12月7日) |
(案件) (仮称)子どもを守る条例(案)について |
市民意見聴取について
アンケートの実施
「子どもを守る条例」制定にあたり、子どもや関係団体等の意見を聞き、条例の内容を検討するための参考とするためアンケートを実施しました。
子どもアンケートは、無作為に抽出した市内12校の小学5年生と中学2年生の全クラスを対象として行いました。
関係団体アンケートは、教育・保育関係者、相談支援機関、地域団体等にご協力をお願いしました。
アンケート様式とその結果については、枚方市社会福祉審議会「子ども・子育て専門分科会」の報告ページにて公表されています。
⇒ 子どもアンケートはこちら(別ウインドウで開く)
⇒ 関係団体アンケートはこちら(別ウインドウで開く)
⇒ 結果報告書はこちら(別ウインドウで開く)
ワークショップの実施
枚方高校の高校3年生の授業の一環として、SDGsの取り組みについて考え、発表するワークショップが行われました。
そのテーマのひとつとして「子どもを守る条例の制定」が選ばれ、その中で「子どもの主体性」や「大切な大人の役割」について考えてもらうことができました。
子どもが健やかに成長できるまちにするために、子どもの抱える問題である貧困、不登校、虐待などの状況について調べ、自分たちには何ができるのか、地域としては何ができるのか、考えられる解決策などをまとめて発表してくれました。
パブリックコメントの実施
令和2年12月25日から令和3年1月14日までの期間でパブリックコメントを実施しました。
市民の皆さまには、「子どもを守る条例(案)」について、たくさんの貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
お問い合わせ
枚方市役所 子ども未来部 子ども青少年政策課 (直通)
電話: 072-841-1375
ファックス: 072-843-2244
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