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あしあと

    令和元年6月14日 視覚障害理解講演会

    • [公開日:2019年6月17日]
    • [更新日:2019年6月17日]
    • ページ番号:24544

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    視覚障害理解講演会

    6月14日、講師の佐藤公昭さんをお招きして、2年生が視覚障害理解講演会を受けました。

    視覚障害について教えていただきました

    視覚障害と言いますが、「障害」の中にも2種類の考え方があるそうです。医療的障壁と社会的障壁です。現在、環境を良くすれば障壁も無くなるという社会的障壁の考え方が推奨されているそうです。

    佐藤さんは、約40年前に事故で視力を失ったそうです。そこから新たに国家資格を取得され、仕事に就き、現在も働いておられます。その中でたくさんのスポーツと出会い、今でもさまざまなスポーツをしているそうです。

    周囲の情報を得る際、五感のうち視覚は80%を占めるといいます。そのため佐藤さんはいろいろな工夫をして日常生活を送っているそうで、「見えないから何もできないわけではない」とおっしゃっていました。視覚障害を取りまく現状をたくさん教えていただき、生徒たちは真剣に話を聞いていました。

    卓球に挑戦!

    生徒たちはアイマスクをつけて、佐藤さんと卓球を体験しました。ピン球の中に鉛が入っており、音を頼りにしながら転がして打ち合います。

    どんなボールが来ても、音を頼りにして佐藤さんは上手に打ち返していました。生徒たちは初めは空振りをしていましたが、耳を澄ませながらボールの場所を探り、うまく打ち返せたときには歓声が上がりました。

    体験が終わってからの質問タイムでは、「どのようにしてお風呂に入るのですか」「見えなくなってから一番困ったことは何ですか」といった質問が出ました。

    最後に佐藤さんより

    目が見えない人、勉強が苦手な人、スポーツが苦手な人など、障害の有無にかかわらず、生活の中でいろんな不自由を感じることはあります。もし皆さんのお友達で何か不自由を感じている人がいたら、そのときは思いやりを持って、相手の立場に立って付き合っていってほしいと思います。その中でたくさん成長していってください。