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あしあと

    香害と化学物質過敏症について

    • [公開日:2026年10月14日]
    • [更新日:2026年10月14日]
    • ページ番号:54340

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    香害(こうがい)とは

    香害とは、合成洗剤や柔軟剤、消臭除菌スプレー、制汗剤、芳香剤、化粧品などに含まれる合成香料(化学物質)によって、不快に感じたり、さまざまな健康被害が誘発されたりすることをいいます。香りの感じ方には個人差があり、自分にとって快適な香りでも、困っている人もいることをご理解ください。

    消費者庁・こども家庭庁・文部科学省・厚生労働省・経済産業省・国土交通省・環境省の7省庁で作成された啓発ポスター「その香り 困っている人もいます」(別ウインドウで開く)

    化学物質過敏症とは

    一度に大量の化学物質にさらされたり、低濃度の化学物質に長期間(繰り返し)さらされることで下記の症状を発症することがあります。 発症のメカニズムや病状など、まだ解明されていない部分も多く、医学的な定義や治療法、診断基準が確立されていません。診断も難しく、原因などもはっきりしないことから周囲の理解を得にくい現状があります。

    【主な症状】

    反応や症状の程度には大きな個人差があり、場合によっては重い症状が出て生活に大きな支障を来すこともあります。

    • 神経・精神症状:頭痛、めまい、疲労感、倦怠感、不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難、中枢神経障害(けいれん)など
    • 粘膜・呼吸器症状:結膜炎、目のかすみ、鼻炎、咽頭炎、気管支炎、ぜんそくなど
    • 皮膚症状:皮膚炎、皮膚のかゆみ、湿疹、アトピー様症状など
    • 消化器・循環器・その他の症状:吐き気、下痢、腹痛、便秘、胃腸症状、動悸、不整脈、発熱、筋肉痛、関節痛、自律神経障害(異常発汗)など

    【原因となり得る身近なもの】

    健康な人であれば許容できる程度の微量な化学物質との接触でも発症すると言われています。私たちの身の回りにある、以下のようなさまざまなものが原因になり得ます。

    • 家庭用品・日用品:合成洗剤、柔軟剤、漂白剤、消臭除菌スプレー、衣類の防虫剤、防ダニグッズ、抗菌グッズ、除菌グッズ、アルコール消毒液など
    • 美容・パーソナルケア用品:化粧品、香水、シャンプー、リンス、制汗剤、整髪料、アロマなど
    • 建材など:建材、接着剤、塗料、シロアリ駆除剤、芳香剤(トイレの消臭を含む)、ドライクリーニング、床ワックス、防炎カーテン、図書館の本の殺菌など

    【対処法】

    特効薬のような治療方法は確立していません。以下の対処法が有効とされています。

    • 症状を誘発する(可能性のある)原因物質にできるだけ近づかない、早期に離れる、滞在時間を短くする、使用を控えるなど、接触量を少なくすることが有効です。
    • 適切な食事、適度な休息や睡眠をとり、毎日適量の運動をしましょう。
    • 精神的なストレスを避けて健康状態を保ちましょう。

    ご理解とご協力のお願い

    誰もが快適に生活できるよう、次のような取り組みへのご理解とご協力をお願いします。

    • 香水などの香りが過度にならないように、人が集まる公共の場所では使用を控えるなどの配慮をしましょう。
    • 洗剤や柔軟剤は、無香料のものを使ったり、使用量に配慮しましょう。
    • 殺虫剤や制汗スプレーなどは、周囲の人にかからないように注意しましょう。
    • 室内でスプレーなどを使ったときは、よく換気をしましょう。

    【参考】

     ・厚生労働省「化学物質安全対策室」(別ウインドウで開く)

     ・環境省「保健・化学物質対策」(別ウインドウで開く)

     ・認定NPO法人「化学物質過敏症支援センター」(別ウインドウで開く)