令和5年度　施策評価について

（1）実行計画の実績

　各施策目標に対応する実行計画について、関連する施策指標の推移や構成事務事業の実績、 市民意識調査をもとに内部評価を作成し、その後、評価員がこれに対する評価を実施することで、検証・評価を行いました。この内部評価・評価員による評価を踏まえ、最終評価として各実行計画をA～ Dの 4 段階で評価しました。

　本年度は、課題等が特になく、計画のとおり取り組みを進めるもの（A）が 4個、取り組みの方向性に問題はないが、より効果的な実施に向け検証等が必要なもの（B）が30個、取り組みによる効果が確認できないなど課題があり、手法等の改善が必要なもの（C）が27個で、目標に向かった取り組みができていないなど、抜本的な見直しが必要なもの（D）はありませんでした。 

　 評価員による評価では、子どもに関する施策について、部署間連携を密にして、チームとし て対応するような統合的な体制が望まれるとの意見や、啓発を伴う事業について、講座型の啓発では限界があり、市民への広がりをみせるような効果的な取り組みを考える段階にきているとの意見がありました。また、適切な評価に向け、指標の選択や目標値の設定の改善が必要との意見もありました。

　施策評価の内容を踏まえ、今後、改善や見直しを図るなど、行政運営におけるPDCAサ イクルを確実に循環させていきます。

（2）施策指標の推移

　各施策の達成度を客観的かつ定量的に把握する施策指標について、策定時の値及び前年度の値と比べ、その実績推移が目標値の達成に向けてどのような状況にあるかについて確認しました。これにより、施策目標ごとの指標の進捗が現在どのような状況にあるか把握しています。