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あしあと

    五嶋みどりさん理事長の認定NPO法人と連携協定を締結

    • [公開日:2021年11月30日]
    • [更新日:2022年3月20日]
    • ページ番号:37281

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    五嶋みどりさん理事長の認定NPO法人と連携協定を締結

    市総合文化芸術センターをホームベースとして本物の音楽を届ける

    枚方市は令和3年11月29日、本市出身の世界的ヴァイオリニスト・五嶋みどりさんが理事長を務める認定NPO法人ミュージック・シェアリングと連携協定を締結しました。

    枚方市総合文化芸術センターのひらしんイベントホールで午前10時から開かれた連携協定締結式には、枚方市から伏見隆市長らが出席し、五嶋みどり理事長はアメリカからオンラインで参加しました。

    「連携を機に、市民の皆さんが五嶋みどりさんの演奏やミュージック・シェアリングの活動に接することで、市の文化芸術活動がさらに発展するよう取り組んでいきたい」という伏見市長の思いに対し、五嶋みどりさんは「枚方市総合文化芸術センターをホームベースに、真剣に本物の音楽を携えて、誰もが笑顔を分かち合い、寂しさを慰め合える人の輪が大きく広がるような活動に取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。

    本市では、平成29年度に策定した「枚方市文化芸術振興計画」に基づき、多くの市民が身近に文化芸術に親しめる機会の創出に努めており、今年8月30日には、文化芸術の拠点施設となる枚方市総合文化芸術センターを開館しました。

    同センターでは、多彩な鑑賞事業に加え、子どもたちや高齢者、障害のある人などが文化芸術を体験できる取り組みを進めています。

    「音楽を通して、豊かな人間性をめざす環境づくりの手助けを行う」活動に取り組む認定NPO法人ミュージック・シェアリングと連携することで、子どもたちをはじめ多くの市民の皆様に、音楽鑑賞等の機会を提供し、心豊かで生き生きと暮らせるまちづくりの推進を目指します。


    連携協定調印式

    連携協定調印式の様子

    五嶋みどりさん「枚方は渡米前の思い出がつまった場所」

    枚方で生まれ育ち、ヴァイオリンを学ぶために渡米した五嶋みどりさんは、11歳でニューヨーク・フィルと共演し衝撃的なデビューを果たして以来、世界の著名な音楽家と共演を重ねる一方、音楽界の将来を見据え、委嘱プロジェクトや未開のレパートリーの紹介など啓発も精力的に行ってきました。

    連携協定締結式では、「枚方は渡米する前の思い出が詰まった土地で、優しいご近所の方や、学校の先生方のことを思い出します。その枚方で社会貢献活動をできるのは本当にうれしく、これから、時代に合った、枚方に合ったプログラムを練っていきたい」と語りました。

    今年1月には、35年以上にわたるキャリアが、「優雅な精密さと表現力を融合させた演奏で、芸術と人間としての経験の結合を生み出した」と高く評価され、米国の文化や芸術に多大な功績を残した芸術家に贈られる「ケネディ・センター名誉賞」を受賞しました。


    連携・協力の主な取り組み

    1.音楽フェスティバルの開催

    五嶋みどりさんによる音楽コンサートや、認定NPO法人ミュージック・シェアリングの活動報告、協力アーティストによる鑑賞事業・ワークショップなどを、総合文化芸術センターにおいて開催します。

    2.文化芸術を通した教育支援事業

    市内支援学校での「楽器指導支援プログラム」の実施や、市立小中学校等でのオンラインを活用した「リスニング・プログラム」を配信します。


    認定NPO法人ミュージック・シェアリング

    認定NPO法人ミュージック・シェアリングは1992年より「みどり教育財団東京オフィス」として活動開始。音楽を通して、福祉の増進と文化、芸術の振興および子どもの健全育成などに寄与することを目指し、次の活動を行っています。

    (1)楽器指導支援プログラム
    特別支援学校の生徒たちに音大生、音大卒業生による継続的な楽器演奏指導。公共の場所で五嶋みどり氏と共演する合同演奏会の実施。

    (2)訪問プログラム
    五嶋みどり氏をはじめとするさまざまなアーティストが、子どもたちのもとを訪れ、訪問先のニーズにあわせたコンサートの実施。

    (3)ICEP
    インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム。五嶋みどり氏が海外の若手演奏家とカルテットを結成し、アジアの開発途上地域に生演奏を届け、音楽を通じた国際交流を図る。