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あしあと

  • 生活排水対策にご協力ください

生活排水対策にご協力ください

  • [公開日:2014年5月15日]
  • [更新日:2023年3月31日]
  • ページ番号:4535

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生活排水対策~みんなで守ろう水環境~

水を汚しているのは誰かな?

大阪府の川の水が汚れている原因は、家庭からの生活排水が全体の約8割を占めてます。

わたしたちのトイレ・台所・風呂・洗濯から出る水(生活排水)が、川などを汚しています。

工場から出る水(産業排水)には法律や条例できびしい決まりがありますが、家庭から出る水(生活排水)には決まりがありません。そのため、全体で見ると水の汚れの量は昔にくらべて今は少なくなっていますが、その中に占める生活排水の割合は大きくなっています。

わたしたちが生活する上で、汚れた水は必ず出されるものです。しかし、ちょっとした工夫で水の汚れを少なくすることができます。

大阪府域の発生源別の平成11年から令和元年(平成31年)までの生物化学的酸素要求量の汚濁負荷量の推移グラフ

   大阪府域の発生源別汚濁負荷量(BOD)の推移(推計)

生活排水とは?

トイレ、台所、洗濯、風呂などから出る生活に起因する排水のことです。
このうち、トイレの排水を除いたものを「生活雑排水」といいます。

BODとは?

生物化学的酸素要求量のことで、水中の汚濁物質が微生物によって分解されるとき必要となる酸素量のことです。この数値が大きいほど水が汚れているということになります。

課題は、未処理の生活雑排水対策

令和元年(2019年)の汚濁負荷量(BOD)は、31トン/日で、そのうち未処理の生活雑排水が36%、適正に処理された生活雑排水が38%、産業排水14%、その他13%となっています。
そのため、未処理の生活雑排水を適正に処理することが緊急の課題となっています。

令和元年度の1日当たり31トンの汚濁負荷量の内訳の円グラフ

         汚濁負荷量(BOD)の発生源別内訳
         (令和元年度大阪府推計)

暮らしの汚れはどれくらい?

私たちの暮らしの汚れは、どれくらいなのでしょうか。
例えば、牛乳200mℓが川に流れてしまうと、魚が快適に住める水質(BOD;5mg/ℓ以下)にするためには、およそ風呂おけ11杯分の水が必要となります。 ※風呂おけ1杯分は約300ℓです

  • 使用済みの天ぷら油20mℓを捨てたら:汚れのおおよその値BODは30,000mg/ℓ、魚が住める水質(BOD:5mg/ℓ以下)にするために必要な水の量は風呂おけ20杯分
  • みそ汁180mℓを捨てたら:汚れのおおよその値BODは7,000mg/ℓ、魚が住める水質(BOD:5mg/ℓ以下)にするために必要な水の量は風呂おけ4.7杯分
  • 米のとぎ汁500mℓを捨てたら:汚れのおおよその値BODは6,000mg/ℓ、魚が住める水質(BOD:5mg/ℓ以下)にするために必要な水の量は風呂おけ4杯分
  • 中濃ソース大さじ1杯(15mℓ)を捨てたら:汚れのおおよその値BODは2,000mg/ℓ、魚が住める水質(BOD:5mg/ℓ以下)にするために必要な水の量は風呂おけ1.3杯分
  • シャンプーや台所用洗剤1回分(4.5mℓ)を捨てたら:汚れのおおよその値BODは1,000mg/ℓ、魚が住める水質(BOD:5mg/ℓ以下)にするために必要な水の量は風呂おけ0.67杯分

みんなができること

家庭でのちょっとした工夫で生活排水の汚れを減らしましょう。

  • 食べ残しはゴミとして出しましょう!
     人の食べ残しで河川環境にいいものは何もありません。食べ残しを作らないライフスタイルを目指し、食べ残しができた場合でも堆肥にしたり、残飯入れなどに集めてゴミとして出しましょう。
  • 水切り袋などを利用しましょう!
     流しの排水口や三角コーナーには水切り袋などを使用して小さなゴミも流さないようにしましょう。
  • 洗う前にお皿を拭き取りましょう!
     お皿についた油汚れやソースなどは、キッチンペーパーや新聞紙などで拭き取ってから洗うようにしましょう。
  • 洗剤は適量を使用しましょう!
     洗剤も河川を汚してしまう物質です。表示を確かめ、必要以上に使用しないようにしましょう。
  • 廃油は排水口に流さないように!
     
    油類は特に河川を汚します。うまく使い切るか、廃油が出た場合でも流しに捨てないで新聞紙などにしみこませて燃えるゴミとして処分しましょう。

出前講座を開催しています

小・中学校や自治会など市民のみなさんを対象に、枚方の川の水質状況等について紹介しています。
お気軽に問い合わせてください。

出前講座の様子

各種イベントに参加しています

生活排水の汚れを理解していただくため各種イベントにブースを設けて、啓発しています。

イベントでは、パネル展示や、パックテストを使用した簡単な水質実験を行います。

水質実験では、河川の水と生活排水の汚れを比較し、家庭でできる生活排水対策についてお知らせしています。

ブースのパネル
ブースの様子