毛染めによる皮膚障害にご注意ください!
- [公開日:2015年11月20日]
- [更新日:2022年3月20日]
- ページ番号:1725
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毛染めは、髪の色を明るくしたり、白髪を黒く染めたりするなど、年代や性別を問わず一般に広く利用されています。
しかし、毛染め剤は皮膚への刺激が強く、人によっては、かゆみ、腫れなどの皮膚障害が報告されていますので、ご使用にあたっては十分注意してください。
毛染め剤の中でも、酸化染毛剤は最も広く使用されている製品であるとともに、最もアレルギー性接触皮膚炎になりやすい製品でもあります。
症状の重篤化を防ぐためには、いち早く異常に気付き、適切な対応をとることが必要です。
添付ファイル
平成27年10月23日付生食衛発1023第1号厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部生活衛生課長通知 (ファイル名:208269_1158620_misc.pdf サイズ:160.44KB)
消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書(毛染めによる皮膚障害) (ファイル名:208269_1158621_misc.pdf サイズ:1.50MB)
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酸化染毛剤とアレルギーについて
- ヘアカラーリング剤の中では酸化染毛剤が最も広く使用されています。酸化染毛料の主成分である酸化染料は、染毛料等の他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすいという性質があります。
- 人によっては、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障をきたすほど重篤化することがあります。
- これまでに毛染めで異常を感じたことのない人でも、継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になることがあります。
- アレルギーの場合、一旦症状が治まっても、再度使用すれば発症し、次第に症状が重くなり、全身症状を呈することもあります。
- 低年齢のうちに酸化染毛剤で毛染めを行い、酸化染料との接触回数が増加すると、アレルギーになるリスクが高まる可能性があると考えられています。

毛染め剤を使用される方へ
ご自身で使用するときはセルフテストを実施し、異常がないか確認しましょう。

セルフテストを実施する際の注意点
- テスト液を塗った直後から30分間と48時間後の観察が必要です。(アレルギー性接触皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れる可能性が高いため、48時間後の観察も必要)
- テストした部位を絆創膏等で覆わないでください。(過度のアレルギー反応を引き起こすおそれがあります)
- 毛染め剤を使用して、かゆみ、赤み、痛み等の異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があります。原因と考えられる毛染め剤の使用を中止し、医療機関を受診する等の対応をとってください。

毛染めの施術をされる理容師・美容師の方へ
- 毛染め剤やアレルギーの特性、対応策等についての知識習得に努めてください。
- お客さまとのコミュニケーションを通じて、毛染め剤やアレルギーの特性、対応策等について情報提供を行ってください。
- お客さまが過去に毛染めで異常を感じた経験の有無や、施術当日の顧客の肌の健康状態等、毛染め剤の使用に適することを確認した上で施術を行ってください。
- 毛染め剤を用いた施術が適さないお客さまに対しては、リスクを丁寧に説明するとともに、酸化染毛剤以外のヘアーカラーリング剤(例えば染毛料等)を用いた施術等の代替案を提案する等、酸化染毛剤を使用しないようにしましょう。
お問い合わせ
枚方市役所 健康福祉部 保健所 保健衛生課 (直通)
電話: 072-807-7624
ファックス: 072-845-0685
電話番号のかけ間違いにご注意ください!