枚方市農山漁村発イノベーション推進戦略の策定について

これまでの6次産業化を発展させて、農林水産物や農林水産業に関わる多様な地域資源を活用し、農林漁業者はもちろん、地元の企業なども含めた多様な事業者の参画によって新事業や付加価値を創出し、農山漁村における所得と雇用機会の確保を図る取組のことです。

日本の農業を取り巻く情勢は、農業者の高齢化や後継者・担い手不足、耕作放棄地の増 加、農産物価格の低迷等の従来の課題に加えて、原油価格・物価高騰や国際的な競争によ り、一層厳しさを増しています。本市でも同様の状況となっており、農業が持続可能な産 業として発展するよう活性化を図る必要があります。 このような課題に対処するため、消費地に近接している本市の立地条件を生かして、地 域の文化・歴史や森林、景観など農林水産物以外の多様な地域資源を活用し、農業者はも ちろん、地元の企業なども含めた多様な主体の参画による付加価値の創出が求められます。 その実現に向け、本市における課題や取組方針など、地域の実情と目指すべき将来像に ついての実績を考察し、整理を行ったうえで引き続き農業を市の持続可能な産業として活 性化させることを目指し、令和6年3月に枚方市農山漁村発イノベーション推進戦略を策定しました。

本市での課題を解決するため、以下の通り、農山漁村発イノベーションの推進を図ります。

1. 農業者等への支援制度の周知
2. 先進事例の紹介
3. 国、府等の支援策の活用
4. 異業種のマッチング
5. 枚方市農業振興協議会との連携体制の構築
6. ふるさと納税返礼品などによる販路拡大
7. プレスリリースなどによる情報発信