ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    令和2年度 情報教育推進ワーキングチーム 第15回コア会議【令和2年12月10日(木)】

    • [公開日:2021年6月18日]
    • [更新日:2021年6月18日]
    • ページ番号:33353

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    情報教育推進ワーキングチーム 第15回コア会議(オンライン)を開催しました。


    枚方市教育委員会では、市立小中学校の教職員や児童生徒に1人1台のタブレット端末が配備される計画を踏まえ、その効果的な活用を図ることを目的に小中学校教員と指導主事等で構成する「情報教育推進ワーキングチーム」を立ち上げ、継続的に研究・研修を続けています。

    10月から情報教育推進コア会議の第2シーズンが始まりました。

    第2シーズンでは、「授業での活用」と「家庭学習」を中心とした実践をたくさん交流していきます。

     

    はじめに、枚方市立渚西中学校の守口 大貴 教諭による実践発表がありました。渚西中学校の先生方は、子どもたちの効果的なICT活用をめざして、研究と実践を積極的に行っています。理科の授業では、NHK for Schoolの動画教材を授業に取り入れ、視覚的に理解しやすいよう工夫したり、実験の様子を子どもたち自身が動画撮影をしたりしていました。また、道徳の授業では、子どもたちの考えを可視化するための思考ツールを授業に取り入れ、ミライシードの機能を活用して子どもたちの考えをリアルタイムで確認できるように工夫を凝らしていました。生徒からは、「授業を受けて感じたこと」として、「スライドを作ってみて、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目というように、だんだんと上達していくのがよく感じられ、いろんな発見をすることができました。どうしたらスライドが見やすくなるかを考え、答を導くことができたときはすごく嬉しかったです。」「タブレットが配付されなければ、今回のような経験はできていませんでした。私たちは例年と違うとても貴重な体験をしているので、タブレットを有効に使うことができれば、すごくいいものになるんだなと思いました。」との感想がありました。

     

    次に、枚方市立楠葉中学校の林 美月 教諭から発表がありました。楠葉中学校ではこれから学校としての取組をどんどん加速していけるように取組を進めています。各授業でいろいろなアプリケーションを活用して効果的な取組を行っています。例えば、社会科の授業では、Google スライドの共同編集機能を活用してSDGsの取組について子どもたちがまとめています。また、生徒会本部役員からは、「Google Formsのアンケート機能を活用して生徒全員に定期的にアンケートをとり、現状把握や変化をきちんと見えるようにしたい。」という提案があったとの報告がありました。発表を聞いた、枚方市立樟葉南小学校の瓜生 一弘 教諭からは、「定期的にアンケートをとることで、記録としても残るのでとても良い取組だと思いました。」との感想がありました。

     

    最後に、枚方市立第四中学校の佐納 達平 教諭から、タブレットの活用を校内全体で広げていくための取組について発表がありました。活用を普及するために、校内では合計5回の自主研修を行いました。また、解説動画を作成したり、実際にタブレットを操作しながら授業でどのような活用ができるのかについて話し合ったりして活用の推進を進めています。アンケートもタブレットを活用して行うことで、教職員が必ずタブレットを操作する場面を作るといった工夫をしています。生徒による、ICT係を創設し、子どもたち自身が活用のより良い使い方について主体的に取り組む仕掛けがありました。子どもたちからのアンケートでは、約90%が「タブレットを活用すると、これまでできなかった学習ができる」との回答があったとの報告がありました。

     

    今後も、各ユニットから授業で活用している授業実践やアイデアをたくさん共有し、情報教育推進ワーキングチームを中心に各校へその内容を広めていきます。

    引き続き、学校現場と教育委員会が一体となり、子どもたちの学びの充実に向けて研究を深めるとともに、情報発信を行っていきます。




    枚方市立渚西中学校でのEnglish Festivalの様子。密を避けながら、オンラインで実施をしています。



    枚方市立渚西中学校 守口 大貴 教諭が作成している教職員向けの通信です。校内で活用が進むため、知っていると便利な情報を積極的に発信しています。



    枚方市立楠葉中学校 林 美月 教諭による実践発表。社会科の授業で「地域おこし」のプレゼンテーションを行っています。



    枚方市立第四中学校 佐納 達平 教諭による実践発表。校内で情報活用を推進するための教職員による委員会を立ち上げ、「四中ICT活用モデル」を作成しています。



    枚方市立第四中学校では、全校生徒を対象にタブレットを活用した授業についてのアンケートを実施しました。

    お問い合わせ

    枚方市役所 教育委員会事務局 学校教育部 教育研修課

    お問い合わせフォーム