令和2年度 情報教育推進ワーキングチーム 第12回コア会議【令和2年11月13日(金)】
- [公開日:2021年6月18日]
- [更新日:2021年6月18日]
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情報教育推進ワーキングチーム 第12回コア会議(オンライン)を開催しました。
枚方市教育委員会では、市立小中学校の教職員や児童生徒に1人1台のタブレット端末が配備される計画を踏まえ、その効果的な活用を図ることを目的に小中学校教員と指導主事等で構成する「情報教育推進ワーキングチーム」を立ち上げ、継続的に研究・研修を続けています。
10月から情報教育推進コア会議の第2シーズンが始まりました。
第2シーズンでは、「授業での活用」と「家庭学習」を中心とした実践をたくさん交流していきます。
会議の冒頭で教育研修課スタッフより、「第11回コア会議で発表を行った『枚方第二小学校』と『蹉跎小学校』の実践を受けての感想や質問」などについて振り返りがありました。
「iPadありきの授業ではなく、子どもたちの学びをより深めるためのツールの一つとして活用することを目標にしていきたい。」といった感想が多く聞かれ、校内でICT運営委員会を立ち上げて、ミニ研修会を開催している学校も増えてきました。
家庭学習については、タブレットドリルやロイロノートを子どもたちが活用して、授業で学んだ内容の定着を図る取り組みが進んでいます。
会議の前半では、枚方市立田口山小学校の永野 雅也 首席による実践発表がありました。田口山小学校では、「『実践する』から『つなげる』」を大切に校内での研究を推進しています。授業において具体的には、作曲を行うことのできるアプリ「ガレージバンド」を活用して、音楽の授業で子どもたちが作曲活動を行ったり、アンケート機能を活用して、田口山フェスティバルでの出し物についての話し合い活動を行ったりしていました。校内での研修では、知っていると便利なiPadの機能や6年生の授業での活用事例を教職員同士で紹介し合うなどして、活用がどんどん広がっています。参加希望制の研修会ですが、毎回3分の2程度の教職員が参加し、積極的な話し合いが行われているとのことでした。
会議の後半では、枚方市立五常小学校の村上 和登 教諭から、さまざまな教科での活用事例について発表がありました。低学年では、コンピュータ室にあるタブレット端末を活用してiPadが導入される前からスモールステップで少しずつ触れる機会を増やしているそうです。国語の授業では、子どもたち一人ひとりが自分自身のプレゼンテーションを動画で撮影し、お互いに見ることでより良く発表するためのアドバイスをし合っていました。実践を通して見えてきた活用の課題もアンケートを通して可視化し、教職員全員で課題を共有することで意識の向上を図っています。今後は、家庭学習での活用を一層充実していきたいとの報告もありました。
発表を聞いていた蹉跎小学校の岩渕 首席からは、「自由参加の勉強会のような形は、情報を得たい人や前向きにスキルを高めたい人が自然と集まるので、とても良い取り組みだと感じました。」との感想がありました。
また、会議の最後には、「1人1台の端末を効果的に活用した授業づくりの実践事例集(HI-PER)」について、教育研修課スタッフより説明がありました。これは、児童生徒・教職員への1人1台のiPad整備にあわせて、その効果的な活用を推進するための取組の一つです。授業事例を交流するためのシステムを構築し、掲載されている授業づくりの実践事例を枚方市立小中学校の教員が互いに参考にすることで、子どもたちの学びの更なる充実が図られる予定です。
今後も、各ユニットから授業で活用している授業実践やアイデアをたくさん共有し、情報教育推進ワーキングチームを中心に各校へその内容を広めていきます。
引き続き、学校現場と教育委員会が一体となり、子どもたちの学びの充実に向けて研究を深めるとともに、情報発信を行っていきます。
枚方市立田口山小学校 永野 雅也 首席による実践発表。「『実践する』から『つながる』」を目標に校内で研究を進めています。

枚方市立五常小学校 村上 和登 教諭の実践発表。外国語の授業で、子どもたちが作成したプレゼンテーション資料を写真で共有しています。

家庭でのタブレットドリルの活用について、可視化しています。今後は、家庭学習での活用もより充実させていく仕組みを考えていきます。

活用を一層推進していくために、課題を可視化し、教職員全員で共有しています。

「1人1台の端末を効果的に活用した授業づくりの実践事例集(HI-PER)」についての説明、児童生徒・教職員への1人1台のiPad整備にあわせて、その効果的な活用を推進するための取組の一つです。

お問い合わせ
枚方市役所 教育委員会事務局 学校教育部 教育研修課