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あしあと

    牧野公園

    • [公開日:2021年3月2日]
    • [更新日:2021年3月2日]
    • ページ番号:7190

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    牧野の桜(まきののさくら)

    在原業平(ありわらのなりひら)が、惟喬親王(これたかしんのう)とともに渚の院をたずね、咲き誇る桜をみて、「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(古今和歌集・伊勢物語)と詠み、藤原俊成(としなり)は交野の桜を思って、「またや見む 交野のみ野の桜狩 花の雪散る春のあけぼの」(新古今和歌集)と詠んでいるように、交野ヶ原と呼ばれた枚方・交野地域は、桜の名所として都の貴族たちに親しまれ、歌枕として多くの歌も詠まれました。
    桜の名所として枚方八景の一つに選ばれている牧野公園は、桃山時代の華麗な建築を伝える片埜神社の北側にあります。片埜神社の神域は、明治の頃には5ヘクタールほどあり、大阪歯科大学付近の松林はその面影を残しています。戦後、広い神域の一部を市が譲り受けて牧野公園を造成しました。桜の季節には、数十年を経た桜が咲き競い、市民の憩いの広場になっています。