中学生の「税についての作文」納税貯蓄組合大阪府総連合会優秀賞作品(令和6年度)
- [公開日:2025年1月23日]
- [更新日:2025年1月23日]
- ページ番号:5749
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納税貯蓄組合大阪府総連合会優秀賞作品(令和6年度)

税を使って「より良い社会」に 枚方市立蹉跎中学校 村野 真唯
日本には、「健康で豊かな生活」を実現させるための、税を使ったさまざまなサービスがあります。では、国民が払っている税はどのように使われているのでしょうか。
多いのは年金・医療・介護などの健康や生活を守る社会保障費です。年金とは、十分に社会で働き、引退や定年退職した方や障害を持つ方などに、定期的・長期的に支払われるお金です。医療では多額の費用がかかるとき、その費用を国民全体で負担しあって支払うことで個人の負担を軽減させるために使われています。例えば、子供の医療費が五百円で済むのは残りのお金を税金で賄われていたり、救急車を呼ぶのに日本は無料であるのは税金が使われているからです。さらに、介護にも税は使われています。体が不自由な方や、お年寄りの方の中には誰かの支援が必要な場合があり、それにかかる費用も税で国や社会のサポートを受けることができます。
私は、税の使い方には賛成の点もあれば、反対だと感じる点もあります。
まず、反対と考える点は、度々ニュースで目にする税の無駄遣いに関してです。私たちが払っている税は国のため国民のために使われているからこそ、払う義務があると思っているのに、不正などで無駄に使われているのであれば払いたくないと思ってしまいます。ただ、税の多くは私たちの「より良い社会」のために使われていると思うので賛成です。例えば、今、中学校で教育を受けている費用、安全に通学できるように整備された道路、日本で起こる災害に対しての人命救助や復興に使われるお金は税金です。「より良い社会」とは、必要なところに必要な税が使われて国民が安心して暮らせる毎日を作っていくことで「より良い社会」ができていくのだと思います。そのために、私たちが納得して税金を納められるような体制を整えてほしいです。
税の集め方については、今まで通りで良いと思います。ただ、税率については定期的に考える機会を設けたほうが良いのではないかと思います。今後さらに少子高齢化が進み、一人当たりが負担する社会保障費用が増えていくことは明確です。また、家庭の経済力によって高度な教育を受けたくても受けられない人がいます。子供の教育に関しては、不平等が起こってはいけないと思います。将来、社会保障費を負担していく今の若者が諦めることなく希望する教育を受けることができるように、教育に十分な税金を使えば良いと思います。教育費が全部税金で賄われるのであれば、子供が社会に出るまでの費用が少なくなり、今、少子化になっている現状も少しは改善されるのではないでしょうか。そこで税金が足りないのであれば、増税も必要な策だと思います。その十分な教育を受けた者が社会貢献をし、国を支えていくのだと思います。お問い合わせ
枚方市役所 市民生活部 市民税課
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