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中学生の「税についての作文」近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞受賞作品(令和2年度)

[2020年2月4日]

ID:5749

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近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞作品(令和2年度)

近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞

『 命を救ってくれた「税金」 』

枚方市立楠葉中学校3年生 古川 桜(ふるかわ さくら)


   「大丈夫ですか。」
  不安で真っ暗だった私の心に希望の光が差し込んできた。八月十一日、新型コロナウイルスの影響で三年生最初で最後の試合となった。試合が終わりしばらく時間がたった時、今までに経験したことのない激しい頭痛と息苦しさに襲われた私はそのまま地面に倒れ込んだ。そんな中、本部の先生の
「救急車、呼びましょうか。」
という声。私は今までに「救急車」というものに乗ったことがなかったため、とても不安に思ったと同時にこのまま死んでしまうのではないかと怖くなった。救急車はすぐに来てくれ、氷で首を冷やしながら体温や血圧を測った。救急車の中は見たことのない機械や装置がたくさんあり、まるで小さな病院のようだった。そして言われた言葉は
「熱中症ですね。」
だった。「熱中症」それは聞きなれた言葉だったが、まさか自分がなってしまうなど思いもしていなかった。
 翌日、日本の救急車の制度について調べてみると、救急車は一台約三千万円、一回呼ぶと約四万五千円がかかると分かった。しかし、私はお金を支払ってはいない。では、どこから支払われているのだろうか。これがまさに「税金」だ。日本国憲法第三十条に日本国民は「法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」と示されている。国民の三大義務の一つである納税を一人ひとりがしっかりと果たしているからこそ、今の暮らしが成り立っている。また、救急車の中にある医療機器、ガソリン代や救急隊員の給料・・・。これら全ての物が私達の納めている税金で賄われていることが分かった。しかし、全ての国の救急車が税金で動いているわけではない。例えば救急車を呼ぶとニューヨークで五万円、バンクーバーでは六万円など決して安くはない料金を請求される。現在の日本が救急車を有料化していないのは利用をためらったため亡くなってしまうという場合を少しでも減らすためだ。貧富の差に関係なく命の大切さはみんな同じという考えから成り立っている。つまり、私達の命は税金によって保証されているのだ。しかし、税金は取られているというイメージを持っている人がたくさんいる。この制度を維持させるためには、税金について全員が正しく理解することが必要だ。そして、税金は自分や自分の大切な人を救うために使われていると考え方を変えなければならない。
 今回、私は後遺症も残らず元気になれた。税金によって購入された救急車、そして日本の医療制度があったおかげだ。今度は私が支える番だ。これからの社会を担っていく私達が命を救うという税金の素晴らしい役割を受け継ぎ、継続させていくためには税金の使われ方に関心を持ち理解することが大切だ。そのため、自分自身に何ができるのかをしっかりと考え税金を納めていきたい。

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