ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    中学生の「税についての作文」近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞受賞作品(令和3年度)

    • [公開日:2022年2月5日]
    • [更新日:2022年3月20日]
    • ページ番号:5749

    近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞作品(令和3年度)

    近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞

    母の教科書、私の教科書

    枚方市立第四中学校 3年  兼子 智帆(かねこ さちほ)


     私の家には、母の小学・中学生の頃に使っていた教科書がある。祖母が大切に残していてくれたものだ。三十年以上経っていて、母の書き込みの跡や何度もめくっただろう手あかがついているが、今の私が読んでも役立つ内容だ。特に国語などは、長い年月を越えても、私の教科書と同じ作品があったり、好きな作品が載っていたり、家族で読んでも楽しい。
     私が小学一年生だったある日、母が私に尋ねたことを思い出した。
    「あなたの教科書、どうやってあなたのところにやってきたか分かる?」
    「えーっと・・・」
     そんな事を考えたこともなくキョトンとしている私に、母はこう教えてくれた。
    「それは、日本中の大人達があなた達、一人ひとりのために準備してくれたものなのよ。将来、大人になるあなた達のために。安心して学べるように、ね。」と。
     幼かった私は、この教科書はみんなからの贈り物なのだ、と心がどこかホワホワした感覚だったのを覚えている。
     中学生となった今、私の使っている教科書の背表紙には、こう書かれている。
    「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」
     そうなのだ。このようにして、日本の国民が税金という形で支え合いの気持ちをつないでいくことで、将来の日本を創っていくのだ。
     私たちの国日本では、所得税、消費税などを財源として、社会保障、地方交付税交付金、公共事業、教育・科学復興、防衛などのために活用され、そして近年では新型コロナ対策予備費としても使われている。私たちはみんな互いに支え合っている。
     しかし、心配な側面もある。少子高齢化の観点からみると、一九七五年に六十五歳以上の高齢者一人を支えていた働き手は七.七人であったのに対し、二〇五〇年には一.三人となると予測されているそうだ。今後も、すべての人が安心して暮らしやすい社会を維持していくためには、税金や社会保障制度のあり方の見直しも不可避なのではないかと感じている。
     これからも私は、母の教科書も、そして私の教科書も大切に使い続けたいと思う。税金という形で支えて下さっている大人達に感謝し、しっかり学びたいと思う。そして、いつか私も働き、支える立場となったとき、税の意義についてもしっかりと受けとめ、正しく考え、行動できる人間になっていたいと思う。


    お問い合わせ

    枚方市役所 市民生活部 税務室 市民税課

    電話: 072-841-1353

    ファックス: 072-841-3039

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム