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あしあと

    【4月1日から】高齢者などの帯状疱疹ワクチン定期接種を実施

    • [公開日:2025年4月15日]
    • [更新日:2025年4月15日]
    • ページ番号:51535

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    令和7年4月から帯状疱疹ワクチンを定期予防接種にする方針が、国の審議会で承認されたことに伴い、令和7年4月1日から、高齢者などを対象とした帯状疱疹ワクチン定期接種を開始します。

    目次

    1.帯状疱疹について

    帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気で、日本成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。

    通常、赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じるといった皮膚症状が現れるとピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合もあります。多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後の痛みが続くことがあり、3か月以上痛みが続くものが「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症となっています。

    ・50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。
    ・50歳以上で帯状疱疹を発症した人の内、約2割がPHNになっています。
    ・その他合併症として顔面神経麻痺や難聴等があります。


    2.定期接種の概要

    接種開始日

    令和7年4月1日

    対象者

    接種日時点で住民票が枚方市にある、次の(1)~(3)のいずれかに該当する人

    (対象者は65歳の人となりますが、令和7年度から11年度までは経過措置が設けられ、70歳以上で5歳刻みの年齢の方も対象となります。)

    ※年度(4月1日~3月31日)ごとに対象者が変わります。令和7年度の対象者は、令和7年度中に限り定期接種として接種可能です。


    (1)年度内に65歳になる人

    令和7年度の接種対象者
    65歳昭和35年4月2日生まれ~昭和36年4月1日生まれの人

    (2)年度内に下表のいずれかの年齢になる人 ※5年間の経過措置


    令和7~11年度の5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳(※)になる人も対象です。

    ※101歳以上の人については、令和7年度に限り対象となります。

    令和7年度の接種対象者
    70歳昭和30年4月2日生まれ~昭和31年4月1日生まれの人
    75歳昭和25年4月2日生まれ~昭和26年4月1日生まれの人
    80歳昭和20年4月2日生まれ~昭和21年4月1日生まれの人
    85歳昭和15年4月2日生まれ~昭和16年4月1日生まれの人
    90歳昭和10年4月2日生まれ~昭和11年4月1日生まれの人
    95歳昭和5年4月2日生まれ~昭和6年4月1日生まれの人
    100歳
    大正14年4月2日生まれ~大正15年4月1日生まれの人
    101歳以上大正14年4月1日以前生まれの人(令和7年度のみ対象)


    (3)満60歳以上65歳未満でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり身体障害者内部障害1級と認定されている人または主治医により同程度以上の障害であることの意見書(本市様式による)の交付を受けた人

    身体障害者手帳または主治医による意見書(別ウインドウで開く)が必要です。

    ワクチンについて

    帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なりますが、いずれも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。詳細は厚労省説明書をご確認ください。

    帯状疱疹ワクチン
    ワクチンの種類生ワクチン(ビケン)組換えワクチン(シングリックス)
    接種回数(方法)1回(皮下に接種)2回(筋肉内に接種)
    接種料金
    (生活保護受給者、市民税非課税世帯等の免除制度はこちら
    4,400円11,000円
    (1回につき)
    接種スケジュール-通常、2か月以上の間隔をおいて2回接種
    ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある人等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮可能
    接種できない人病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。免疫の状態に関わらず接種可能です。
    接種に注意が必要な人輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた人は治療後6か月以上置いて接種してください。筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を実施されている人は注意が必要です。

    ・その他に、接種できない人や接種に注意が必要な人については説明書をご確認ください。
    ・帯状疱疹ワクチンの交互接種はできません。(1回目に生ワクチン、2回目に組換えワクチンの接種は不可)
    ・帯状疱疹にかかったことのある方についても定期接種の対象となります。
    ・過去に任意接種として帯状疱疹ワクチンを接種した方は、原則、定期接種の対象外となります。
    ・既に任意接種として組換えワクチンを1回接種している場合は、2回目の組換えワクチンを定期接種として接種可能です。
    ・他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。ただし、生ワクチンとそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔をおいてください。


    ワクチンの効果

    帯状疱疹ワクチンの効果(厚労省説明書より)
    ワクチンの種類生ワクチン(ビケン)組換えワクチン(シングリックス)
    接種後1年時点6割程度の予防効果9割以上の予防効果
    接種後5年時点4割程度の予防効果9割程度の予防効果
    接種後10年時点-7割程度の予防効果

    ※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

    ワクチンの安全性

    ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

    帯状疱疹ワクチンの安全性(厚労省説明書より)
    主な副反応の発現割合生ワクチン(ビケン)組換えワクチン(シングリックス)
    70%以上-疼痛
    30%以上発赤発赤
    筋肉痛、疲労
    10%以上そう痒感、熱感
    腫脹、疼痛、硬結
    頭痛、腫脹
    悪寒、発熱、胃腸症状
    1%以上発疹、倦怠感そう痒感、倦怠感、その他の疼痛


    3.接種場所・申込方法等

    枚方市取扱医療機関に直接予約

    枚方市以外の医療機関で接種を希望する場合は、事前に手続が必要です。詳細はこちら


    持ち物

    身分証明書(健康保険証や運転免許証など)
    (3)の人は身体障害者手帳または主治医による意見書が必要です。

    ※市から接種券の送付はありません。予診票は医療機関で受け取ってください。

    4.接種料金の免除制度について(必ず接種前に申請が必要)

    生活保護受給者、市民税非課税世帯(世帯全員が非課税)、中国残留邦人等支援給付者の人は、事前申請により無料接種券を交付します。以下の接種料金免除方法をご参照ください。

    接種料金免除方法

    (1)無料接種券の交付で免除手続き

    説明書をご確認の上、インターネット申請、郵送または窓口にて申請してください。

    申請受付後、交付には1週間程度を要しますので余裕をもってご申請ください。(必ず無料接種券を当日持参して接種を受けてください。)

    申請方法一覧
    申請方法      詳細申請場所・提出先等
    インターネット申請
    申請フォームへ(別ウインドウで開く)

    ※枚方市電子申請サ-ビス(外部サイト)へリンクします

    左記のフォーム入力で受付
    窓口申請下記に該当する方を除き、証明等は不要です。

    ・満60歳以上65歳未満でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり、身体障害者手帳内部障害1級保持者は身体障害者手帳をご持参ください。
    身体障害者手帳をお持ちでない人で主治医により同程度以上の障害であることの意見書(別ウインドウで開く)本市様式による)の交付を受けた人は意見書をご持参ください。

    ・申請理由が市民税非課税世帯で、枚方市において課税状況を確認できない場合 (令和 7年 1 月 2 日以降に枚方市へ転入等)は、世帯全員の最新年度の市民税非課税証明書が必要です。(※単身世帯の方は不要)
    〒573-0032
    枚方市岡東町8番33号
    枚方市役所第3分館(旧市民会館)1階
    枚方市保健所 保健予防課(予防接種係)
    (平日午前9時から午後5時30分まで)

    郵送申請無料接種券交付申請書兼同意書を右の提出先まで郵送してください。
    証明等は窓口申請と同様ですので、該当する方はコピーを同封してください。
    〒573-0027
    枚方市大垣内町2丁目2番2号
    保健予防課(予防接種係) 宛

    ※令和7年7月に保健所が旧保健センター跡地に移転することに伴い、窓口及び郵送先も移転予定です。


    (2)費用免除申告書兼同意書で免除手続き(各取扱医療機関受付)

    下表に示す免除対象者であることが確認できる書類と「予防接種費用免除申告書兼同意書」を、予防接種当日に取扱医療機関へ提出することで、予防接種費用の免除を受けることが出来ます。

    ただし満60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害があり身体障害者内部障害1級と認定されている人、または主治医により同程度以上の障害であることの意見書(本市様式による)の交付を受けた人で非課税世帯の人は、前述「(1)無料接種券の交付で免除手続き(保健予防課受付)」が必要です。

    なお、予防接種を複数回接種する場合は、必要枚数の申告書をご記入いただく必要があります。

    確認書類と該当要件(接種日時点で下記に該当していること)
    対象者確認書類免除対象者記載事項
    (1)生活保護受給者生活保護受給証明書交付年月日から、受診(接種)日が1年以内であること
    (2)市民税非課税世帯枚方市介護保険料決定通知書保険料算定の基礎欄で、被保険者世帯課税区分が第1・第2・第3段階であること(最新年度のもの)
    (2)市民税非課税世帯枚方市介護保険料決定通知書兼更正決定通知書更正後の被保険者世帯課税区分が第1・第2・第3段階であること(最新年度のもの)
    (2)市民税非課税世帯枚方市介護保険料納付通知書(更正決定通知書)更正後の被保険者世帯課税区分が第1・第2・第3段階であること(最新年度のもの)
    (3)中国残留邦人等本人確認証有効期間内であること

     

    5.枚方市外の医療機関で予防接種を受ける場合の手続きについて(必ず接種前に申請が必要)

    定期接種は、住民登録がある市町村の取扱医療機関で接種することが原則ですが、枚方市内に住民登録がある人で、都合により枚方市外の医療機関での接種を希望する場合は、以下のいずれかの方法で事前に「予防接種実施依頼書」の発行手続きを行ってください。

    (この「予防接種実施依頼書」は、枚方市が他の自治体や医療機関に定期予防接種を実施してもらうために発行する依頼文です。万が一、予防接種後に健康被害が発生した場合、予防接種実施依頼書により、予防接種法が定める救済制度の申請ができます。)

    予防接種依頼書発行手続き

    郵送または電話にて申請受付後、「予防接種実施依頼書」を送付しますので、接種前に医療機関へを提出してください。交付には1週間から10日程度要しますので余裕をもってご申請ください。即日発行はできません。

    なお、「予防接種実施依頼書」を提出し、接種した場合の費用は、原則として全額自己負担となります(払い戻し制度あり)。

    ※接種後に「予防接種実施依頼書」の発行手続きは出来ません。事前に手続きをせず接種した場合は任意接種となり、全額自己負担となります。また、医療機関が予防接種を受ける先の市区町村と委託契約をしていない場合、対象外となります。

    申請方法一覧
    申請方法      詳細申請場所・提出先等
    インターネット申請申請フォームへ

    ※枚方市電子申請サ-ビス(外部サイト)へリンクします

    左記のフォーム入力で受付
    郵送申請「予防接種実施依頼書交付申請書」を右記の提出先まで郵送してください。〒573-0027
    枚方市大垣内町2丁目2番2号
    枚方市保健所 保健予防課(予防接種係) 宛
    電話申請右記へお問い合わせください。
    枚方市保健所 保健予防課(予防接種係)
    TEL:072-841-1429

    ※令和7年7月に保健所が旧保健センター跡地に移転することに伴い、窓口及び郵送先も移転予定です。


    予防接種実施依頼書交付申請書と記入見本

    償還払い(払い戻し)制度について

    予防接種実施依頼書を提出して予防接種を受けた場合に限り、接種料金から自己負担額(生ワクチン4,400円、組換えワクチン11,000円)を差し引いた額の払い戻し制度(上限金額あり)があります。

    ※接種料金の払い戻しは、事前に「予防接種実施依頼書」の発行手続きをされた人のみが対象です。


    6.関連情報

    接種は強制ではありません

    ワクチン接種は任意であり強制ではありません。(接種の努力義務や市からの接種勧奨はありません。)
    ワクチンの効果と副反応のリスクの双方を理解した上で、自身の意思で接種の判断をしていただきますようお願いします。

    厚労省等の情報

    帯状疱疹ワクチン(厚労省ホームページ)

    ・帯状疱疹ワクチン定期接種リーフレット

    厚労省リーフレット

    帯状疱疹ワクチン説明書

    厚労省リーフレット

    健康被害救済制度について

    予防接種によって、極めてまれに重い副反応が生じることがあり、このような健康被害に対して救済制度が設けられています。
    定期の予防接種後に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく健康被害救済制度、任意の予防接種後に健康被害が発生した場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済制度の対象になります。

    詳細は厚生労働省ホームページ(別ウインドウで開く)または医薬品副作用被害救済制度(別ウインドウで開く) をご確認ください。