枚方市人権尊重のまちづくり条例の改正について～お互いを思いやる心豊かな住みよいまちへ～

• 市では、市民一人ひとりの人権が尊重されるまちづくりを推進するため、平成16年（2004年）に枚方市人権尊重のまちづくり条例を制定、令和4年（2022年）には、枚方市人権尊重のまちづくり基本計画を策定し、人権施策の総合的計画的な推進に努めてきました。
• 新型コロナ感染症の拡大に伴う医療従事者等への偏見や差別、ヘイトスピーチや性的マイノリティの人権など人権問題は多様化しています。また、これらの人権問題が重複することで被害が深刻化する複合差別も生じる中、インターネットの普及に伴い、人権に関する課題はますます複雑化しています。
• 多様化・複雑化する人権問題に対しては、さらなる人権意識の醸成が必要と考え、人権尊重のまちづくり基本計画を人権尊重のまちづくり条例に位置付けるとともに、「あらゆる人権侵害を許さない」という本市の姿勢を明確に示し、市と市民、事業者が一体となって、一人ひとりの人権が尊重されるまちづくりを推進するため、条例を見直すこととしました。

• 昨今の社会情勢や多様化する人権問題を前文に記載 
  人権侵害の例示として疾病や性的マイノリティ（性的指向・性自認）を追加
  人権に関する課題の複雑化が進んでいる中で人権意識の醸成が求められている状況を記載　　　　    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
• 市の責務に加え、市民の役割や事業者の責務を規定
  市民は互いの人権を尊重するとともに、人権が尊重されるまちづくりを自らが担い手として推進するよう役割を位置づけ
  事業者は社会的責任の観点から、人権尊重の視点に立って事業活動を行うよう責務として規定
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
• 人権侵害行為の禁止　
  あらゆる人権侵害行為を禁止し、市、事業者及び市民が一体となって市全体で人権侵害行為の防止に努めることを規定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　条例の改正にあたっては、枚方市人権尊重のまちづくり審議会に令和5年（2023年）6月29日付けで諮問し、審議会での審議を経て、令和6年（2024年）年1月17日付けで条例見直しに係る答申をいただきました。

  条例の見直しにかかる審議会の会議録はこちらからご覧ください。

令和5年度第2回枚方市人権尊重のまちづくり審議会（別ウインドウで開く）

令和5年度第3回枚方市人権尊重のまちづくり審議会（別ウインドウで開く）

令和5年度第4回枚方市人権尊重のまちづくり審議会（別ウインドウで開く）

　令和5年（2023年）6月と令和6年（2024年）2月に市議会へも取り組み状況を報告し、令和6年（2024年）3月定例月議会に条例改正の議案を提出しました。議案審議の結果、令和6年（2024年）3月7日に条例の一部改正が可決されました。

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