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あしあと

    令和2年度ウィズコロナ機関紙コレクション作品集

    • [公開日:2022年2月17日]
    • [更新日:2022年2月17日]
    • ページ番号:33924

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    機関紙にかけた熱い思いの結晶が22作品も

    with Corona 機関紙 Collection

    PTAや自治会、サークルなどが作ったコロナ関連の機関紙や情報誌・チラシを対象に昨年開催した「ウィズコロナ機関紙コレクション」。感染拡大防止のため、これまで通り編集会議や取材等ができない中、各自治会・コミュニティ協議会などから12作品、サークル・同好会などから10作品、総勢22作品の応募がありました。たくさんのご応募ありがとうございました!

    全作品とともに、地域の人たちがコロナ禍とどう向き合いどのような対策をしてきたか、そんなコロナとの闘いと共存の軌跡を振り返ります。

    皆さんの発行から作成に至るまでの苦労や機関紙にかけた熱い思いをご覧ください。

    ※画像をクリックすると紙面を見ることができます(一部を除く)。


    自治会・コミュニティ協議会

    磯島校区コミュニティ協議会「磯島だより」

    地域の代表的な広報誌として、コミュニティの活動を掲載するだけでなく、老若男女が多く交流できるよう、年配の人・子どもたち・若い世代・中堅世代に関わる記事をそれぞれ取り上げ、地域の多くの人たちに見てもらえるよう心掛けています。今回は、これまでしていなかった取り組みや、コロナ禍でも工夫しながら活動している様子を記録する、という点に配慮して記事を作りました。

    五常校区コミュニティ協議会「五常」

    校区の皆さんへの告知をはじめ、校区内のニュース、お役立ち情報などを子どもにも読みやすい表現で伝えています。

    発行した当時は、まだコロナに関する情報がメディアで報道され始めて間もない頃でした。そのため、不調を感じた人が迷いなく新型コロナ受診相談センターなどの相談窓口へ連絡できるよう、分かりやすい表現で正確かつあまり不安をあおらないように記事を書きました。

    小倉校区コミュニティ協議会「校区だより おぐら」

    今年度は、各自治会や委員会など各会の代表者の皆さんにコロナの影響で思うようにいかない活動や来年への取り組み、これまでの功績などを、2回に分けて紹介してもらいました。

    作成する頃は夏だったので、熱中症とコロナへの注意を呼びかける内容に全く違和感はなかったのですが配布が9月末だったため、出来上がってから内容と実態がちょっとズレたな~と思いました。しかし、機関紙を作成する上で良い勉強になりました。自分たちにできることを紹介できたのは良かったと思います。

    尊延寺区「尊延寺 区民だより」

    年2回発行の機関紙なので、今年も春からいろいろ企画していましたが、新型コロナの影響でメイン記事である地域の行事やサークル活動がすべて中止に。人と接する機会も制限され記事に事欠く状態だったため、やむなく発行回数を1回にしました。寒くなるとコロナ感染者が増加すると言われていますが、そんなときに「区民だより」が少しでもお役に立てたらという思いで制作しました。

    コロナの問題はあまり嬉しいニュースではありませんが、後世の人がこれを目にしたときに、私たちが体験したことを歴史の一つとして感じてもらえたら…との思いで作り始めましたが、編集中もコロナに関する状況が刻一刻と変化し、いつ収束するのか全く想像がつきませんでした。そのため、回復した後も後遺症の恐れがあることを知ってもらい、コロナを甘く見ないで今一度感染拡大に気を付けようという内容を呼び掛けることになりました。

    香里校区コミュニティ協議会・香里校区福祉委員会「香里 校区だより」

    作成時は、多くの行事が中止となり活動が止まってしまった緊急事態宣言がようやく解除され、新しい生活様式を取り入れながら地域の活動が再開した頃。

    検温・消毒・マスク着用の徹底、時間短縮・人数制限などさまざまな制約がある中でも、参加者の楽しそうな姿を紙面で見てもらうことで、地域の人たちに少しでも外に出る機会を増やし、元気な生活を取り戻してもらえるよう願いを込めて発行しました。そして、元気で楽しそうな姿をより効果的に伝えられるよう、写真を多く載せることを意識しました。

    編集なども半日単位の作業となり、通常よりも集まる日数が増えメンバーの日程調整が大変でしたが、これまでの作業を見直し効率化を図りました。

    茄子作自治会「茄子作自治会報」

    自治会行事や各関係団体の行事など身近で開催された出来事を、できるだけ皆さんに興味を持って見てもらえるよう工夫しながら発行しています。しかし、今回はコロナの感染拡大により、各団体等の行事が縮小されたり中止になったりして、記事がなかなか集まらず難儀しました。そんな状況でも読者を不安にさせないように、また楽しい気持ちで読んでもらえるように、できる限り明るい話題を載せるよう配慮しています。

    菅原校区福祉委員会「福祉だより」

    本紙は2011年4月のメンバーの大幅な入替後、その年の秋号から発行し今回で19号を迎えます。第1面は菅原校区福祉委員会の会長である編集長が「主張や思い」を掲載しており、今回はタイムリーなコロナを選びました。
    作成するための会合は極力減らし、各々が得意とする分野の文字原稿をメールで集め、それに関連する写真やイラストを合わせて編集長がレイアウト。後はみんなにプリントを配布、校正して紙面が完成するのでメンバーの負担は少なく、編集期間も大幅に削減できています。

    今回は感染予防のためサロン等の行事が開催できず、従来通りの紙面構成ができなくなり、一時は発行中止も考えました。しかし、まだ未知のウイルスだった新型コロナウイルスについて、メディアの情報に惑わされず安心して生活してもらえるよう、急遽、校区の住民に新型コロナへの正しい理解対応を呼び掛ける内容で発行することにしました。
    国内はもちろん、世界規模での新型コロナの感染状況はしだいに変化するため、編集時の情報と発行時の実態のズレを最小限に留めるにはどうすればよいかと、毎日WHO(世界保健機関)のホームページや国内の感染状況のデータに目を配り、専門家の見解や意見を参考にまとめました。発行後の状況として、本紙の論調が実態と大きなズレがなかったことに私たち全員安堵しています。


    ※広報ひらかた2月号「ウィズコロナ機関紙コレクション特集」で、菅原校区福祉委員会長にコロナ禍で機関紙を作成する上での苦労や工夫をインタビューしました。

    詳しくはこちら

    香陽校区コミュニティ協議会「香陽 臨時号」

    校区の行事や自治会、子ども会、老人会などのイベントを掲載しタイムリーに発行することにより、地域の「つながり」を大切にしています。

    今回は臨時号で香陽小学校創立50周年記念式典を特集。コロナ禍でも、マスク着用や消毒など感染予防対策を万全にしながら実施された様子を写真を大きく使って掲載しました。

    最近のイベントは、すべてウィズコロナの活動となり、感染リスクの高い場面をできるだけ減らすよう苦労しながら開催されています。そんな中でも、人と人との「つながり」を切らないように地域の皆さんが努力・工夫している様子を今後も取り上げていきたいです。

    東香里校区福祉委員会「東香里福祉だより」

    住民とのコミュニケーションをはかる一つの手段として、興味を持って楽しく読んでもらえることを第一に年3回定期発行しています。

    コロナの影響で、校区の世代間交流3大行事全てがこれまでのように開催できませんでしたが、唯一七夕サロンは開催することができました。例年は東香里小学校に230人以上が集い、天井まで届く笹竹への飾りつけをみんなで楽しんでいましたが、今回は各々自宅で飾りつけをしてもらうことに。申し込み者には各自治会館まで出向いてもらい、笹竹や短冊などを渡しました。「コロナ」に対処した新たな行事のやり方の一つとして、ありのままに記事で表現しました。

    枚方校区コミュニティ協議会「枚方校区だより ふれあい」

    地域住民の皆さんが主役になれるような紙面づくりを目指しています。

    新型コロナの感染拡大により思うように外出できず、不安になったり暗い気持ちになったりしがちなところ、ステイホーム中の子どもたちの生活や学校再開など明るい情報を伝えることで前向きに過ごしてもらおうと考えました。自慢の手作りマスクや子どもたちの様子の写真を送ってもらい、たくさん掲載して温かい紙面になるようにしました。また、包括支援センターみどりが作成している9つの感染対策予防法を掲載し、あらためて皆さんに周知できればと思いました。

    枚二校区コミュニティ協議会「礎」

    学校・PTA・地域の皆さんによる枚二小学校のトイレ清掃や、ICTを活用したリモート授業、校区掲示板への感染防止標語ポスターの掲示など、コミュニティとして取り組んだコロナ対策の記事を中心に紙面構成しました。また、時短で開催された枚二小学校の運動会の記事をはじめ写真をたくさん使うことで、コロナ禍で行事を開催するのにどんな工夫がなされているのか、また地域の皆さんのがんばっている様子をよりわかりやすく伝えるようにしました。

    山田校区福祉委員会「ふれ愛だより」

    福祉委員会の取り組みや各地域の様子をきめ細かく取材し報じており、校区の5つの自治会の全世帯に回覧しています。地域の人たちが詠んだ川柳の作品紹介の場でもあり、地域の名所スポットや人々を紹介する「人物訪問」も読者に喜ばれています。

    今回は新型コロナウイルス情報について全面的に高齢者サポートセンターのサールナートさんに記事を提供してもらい、感染予防法や免疫力の保ち方、一人暮らしでも感染にいち早く気付くための日記のすすめなどを掲載し、コロナ対策特別号として特集しました。

    地域のお年寄りからは「うつさない・うつらないために気を付けることついてよくわかった」と好評でした。


    サークル・同好会

    西牧野3丁目悠々クラブ「西牧野3丁目悠々クラブ便り」

    地域老人クラブのコミュニケーションツールとして、毎月(1)教育活動(2)健康増進・介護予防活動(3)清掃奉仕活動(4)地域見守り活動(5)友愛訪問活動など催しの案内を徹底しています。

    今年は、4月号「催しの中止と『3密』」、5月号「高齢者の運動不足のフォロー」、6月号「新しい生活様式」、7月号「屋外での活動再開(グラウンドゴルフ)」、8月号「密にならない『映画観賞会』の再開」、9月号「新しい『敬老の日のつどい』の実施」など、毎月新型コロナについて日々変化する情報を伝えました

    わかちあう会「わかちあう会」

    毎号みんなの広場のような読者にも紙面づくりに参加してもらえるページを設け、1面は特に発行時の季節感や時の話題をメインで掲載するようにしています。

    今号はオールコロナ関連で、2~3ページは読者からの投稿を掲載しました。コロナや猛暑に負けず頑張っている会員さんからのメッセージを載せることで、なかなか吐き出せない心のしんどさや増えた家事労働を表面化し、読者に少しでも前向きで楽な気持ちになってもらえれば…と考えました。

    また、人と会う機会が減り家にこもりがちな今、一番大切なのは心の支援で「言葉で伝えることが大事」だと1面で呼び掛けることで、コミュニケーションやきちんと言葉でつながることの大切さを再認識してもらうきっかけになればと思いました。

    LIP編集局「LIP」

    市民が記事を書き、市民が発行する地域密着型の情報紙です。

    新型コロナの感染拡大によりこれまでの生活が大きく変わったことで、みんなが戸惑い困っていたと思うので、ステイホームで始めたことやおうち時間の楽しみ方などの知恵を共有できるようにしました。オンライン飲み会やリモート会議・ピアノレッスンなど、コロナ禍を乗り越え、人とつながることを諦めないための工夫を掲載することで、少しでも明るく前向きに過ごしてもらえればと考えました。

    枚方東部おやこ劇場「わくわくおやこ」

    会の活動やこれからの楽しい企画をお知らせする会員向けの機関紙です。会員の感想をたくさん掲載し、身近で親しみやすく作るよう心掛けています。全ての記事が編集部それぞれの手書きなので個性が楽しめるのも見どころです。

    普段は生の舞台を見ることを主とし、他にもキャンプや季節の行事などさまざまな活動をしていますが、コロナの影響で年4回企画している舞台が中止や延期となり鑑賞できない状況になっていました。しかし、今回はできるだけ参加人数を減らして会場を管理するスタッフの人員を増やす、子どもだけで座る場所と親子で座れる場所をマットで分けるなど細かな対策を考え、コロナ禍になって初めて舞台鑑賞ができました。そのような会場での感染予防策や子どもたちの様子などを掲載しています。

    枚方南おやこ劇場「南おやこ」

    普段から会員同士の交流の場として、できるだけ多くの人に原稿を依頼し、読者に楽しんで読んでもらえるよう心掛けています。活動予定・実施報告などの連絡事項に留まらず参加したいと思える紙面作りを行い、活動を楽しむ子どもたちの様子も掲載するようにしています。

    今回は、長い自粛生活の中でも各家庭で楽しく過ごしている様子を紙面で知らせることで、人との繋がりを感じられるような前向きな記事にしようと思いました。また、機関紙の印刷ができないとマイナスにとらえるのではなく、これを機にLINEでの配布に挑戦してみました。SNSを通じて配信する強みを活かしたいと思い、カラー写真を多く掲載するよう工夫しました。文字で説明するよりも、活動の様子や子どもたちの姿を写した写真が増えたことでこれまで以上に強く繋がりを感じられる紙面になったと感じています。

    エッセイサークル叢「叢18号」

    枚方市の「生きがい創造学園」エッセイ入門講座修了生が自主的に立ち上げた文芸サークルです。毎月1回、市民会館で作品を評価や審査し合う合評会を開いています。

    今回は課題作をタイムリーな「コロナウイルス蔓延」とし、新型コロナの感染が広がってから全員がそれぞれ感じることを思い思いにエッセイに書きました。マスク、ステイホーム、日常生活への影響など、コロナ禍ならではの今しか発行できない作品集に仕上げました。

    社会福祉法人 第二わらしべ園「わらしべさん~第二わらしべ園からの情報発信~」

    第二わらしべ園を利用しているご家族の皆さんや親交のある他の事業所に向けて発行しています。
    写真やイラストを多く使用したり、文字や記事の囲みに色を付けることで柔らかい雰囲気の機関紙になるように意識して制作しています。

    今回は、新型コロナウイルスの流行により変化した施設の業務や第二わらしべ園で生活している利用者の皆さんの新しい生活など、明るい記事を中心にして紹介しました。オンライン会議やリモート面会ができるようオンラインツールを使える環境を整えたり、手作りチケットや入場口を設けて映画館さながらに映画鑑賞会を行ったりするなど、コロナ禍でもできるだけこれまでと変わらず生活してもらえるよう工夫しました。

    天の川・交野ヶ原日本遺産プロジェクト実行委員会「交野ヶ原物語」

    枚方・交野にまつわる昔話や伝承、物語など、教科書に載らないような話を集めました。

    コロナの感染拡大でなかなか遠くへ行くことができないので、この機会に自分たちが住む身近な街に目を向けるきっかけになるよう紙面を作りました。今年はリモートでも月見を楽しんでもらえるよう、中秋の名月を国特別史跡の百済寺跡からYoutube Liveで配信するコンテンツも企画しました。各地のマップや写真だけでなくアクセス方法も記載しているので、この冊子を持ってぜひ交野ケ原を巡ってもらいたいです。

    朝日丘町青年会「朝日丘町青年会通信」

    コロナで町内行事が全て無くなってしまったため、少しでも皆さんに紙面を通して楽しんでもらえるよう例年よりも工夫しました。

    見開きのページは感染リスクを下げる5つの場面や、withコロナの災害時家の備蓄リスト&非常持ち出し袋、アマビエポスターなどをA3サイズ両面にまとめ、リバーシブルで使えるポスターとして家で貼れるよう取り外しができる付録ページに。アマビエポスターは、昨年5月ごろに町内から子どもたちが描いたアマビエのイラストを募集してポスターにし、町内掲示板に今も貼っているものの縮小版です。


    ※広報ひらかた2月号「ウィズコロナ機関紙コレクション特集」で、朝日丘町青年会長にコロナ禍で機関紙を作成する上での苦労や工夫をインタビューしました。

    詳しくはこちら

    スターダスト河内「スターダスト河内通信」

    毎年の活動報告を兼ねて冊子を作成しています。

    コロナでお祭りやイベント、普段の練習もできなくなった状況でしたが、オンラインでできることを考え、実践していきました。オンラインでパプリカ踊ってみたや、医療従事者の皆さんへの応援メッセージ動画など、コロナ禍ならではの企画で休校期間中もコロナに負けないよう楽しく活動する様子を配信しました。今年の活動はほとんどオンラインを使って行ったので、紙面各所にQRコードをつけ、実際の動画にアクセスしてもらいやすいように工夫しました。


    全応募団体に記念品の「ひこビエくん図書カード」を贈呈

    ひこビエ図書カード

    ご応募いただいた全団体に、ウィズコロナ機関紙コレクションならではの「ひこビエくん図書カード」をプレゼントしました。コロナ終息を願うひこビエくんがデザインされた今年度限定の記念品です。

    皆さまの機関紙づくりに少しでもお役に立てれば幸いです。


    広報ひらかた2月号で「ウィズコロナ機関紙コレクション」を特集しました!

    平成2年度から毎年開催してきた枚方ナンバーワン機関紙を決定する「機関紙コンクール」には実は45年の歩みがあることをご存知ですか?

    全4ページにわたる特集ページのうち、前半は当時からウィズコロナ機関紙コレクション開催に至るまでの経緯や、コレクションの概要、平成24年から機関紙コンクールの講評を務める梶川伸さんの全体コメントなどを掲載。後半は、自治会・コミュニティ協議会とサークル・同好会部門から各1団体の会長さんにコロナ禍で機関紙を制作する苦労や工夫をインタビューしました。

    【前半】
    ・ウィズコロナ機関紙コレクションって?
    ・機関紙コンクール 45年の歩み
    ・講評を務める梶川伸さんの全体コメント

    【後半】
    ・自治会・コミュニティ協議会部門から「菅原校区福祉委員会」会長・笹田泰三さん、サークル・同好会部門から「朝日丘町青年会」会長・嶋田研志郎さんにインタビュー