枚方市議会における災害対策への取り組み

枚方市議会は、令和3年12月22日に、議場で災害時対応行動訓練を実施しました。これは「枚方市議会業務継続計画（BCP）」に基づくもので、本会議中に地震が発生したという想定で、防災ヘルメットの着用や安全姿勢の確保など身を守る行動の実践と、避難経路を確認した上での議場からの避難、誘導の訓練を行いました。

また、令和4年1月14日に災害対策連絡会議訓練を実施しました。これは、「枚方市議会における災害発生時対応要領」に基づくもので、平成26年1月17日の初訓練以降、毎年実施しているものです。訓練は、大規模な地震が発生したという想定のもとメール等を活用し、議員の安否確認を行うとともに、市の災害対策本部訓練と連動して市議会内に災害対策連絡会議を設置しました。

枚方市議会では、「AEDを用いた救命講習（平成26年4月）」、「普通救命講習（平成29年2月）」を、枚方市寝屋川消防組合の職員を講師に招き実施しました。講習では、心肺蘇生法などの基礎的な知識の習得や、実際にAEDを使用した基本実技を行いました。

枚方市議会は、令和3年4月15日に、「命を繋ぐ防災セミナー～地震だけでない、相次ぐ豪雨災害、今私たちが学ぶべきこととは～」をテーマに全議員を対象とした研修会を実施しました。
当日は、防災アドバイザーの岡部梨恵子氏から、被災しても温かい食事ができるポリ袋を使った調理法の実演があり、被災地の実態や備蓄法などについても学びました。

枚方市議会では、平成28年2月22日に「救急医療体制の過去・現在・未来と災害対応について」をテーマに、全議員を対象とした研修会を実施しました。当日は、関西医科大学枚方学舎において、同大学の救急医学講座主任教授で、附属枚方病院高度救命救急センター長の鍬方安行氏から、東日本大震災での経験を基に、災害医療の観点から、市町村単位で必要となる対応についての講演を受けました。
また、救急医療体制の構築に至った背景と現状、そして今後加速する高齢化に伴う課題などについても学びました。
なお、研修後は、同大学の学舎および附属病院の視察を実施しました。

枚方市議会では、平成27年5月に導入した通年議会により、災害発生時にも迅速かつ円滑に「緊急議会」が開催・運営できるよう、平成28年2月10日に「震災復興と議会の取り組み」をテーマに、全議員を対象とした研修会を実施しました。
当日は、東日本大震災で被災された中でも、いち早く議会活動を再開された岩手県陸前高田市議会の伊藤明彦議長、戸羽良一事務局長を講師に招き、実際に行われた災害時の議会対応や執行機関側の対応について学びました。

枚方市議会では、「枚方市議会における災害発生時対応要領」をより実効性のあるものとするため、平成26年7月25日に全議員を対象とした研修会を実施しました。
当日は、近畿大学准教授の辻陽氏を講師に招き、「議会基本条例と災害時の議会の役割」をテーマに、本年4月1日に施行された「枚方市議会基本条例」と災害時における議会や議員の役割との関係性について、「二元代表制」と「議会の効率性・開放性」の観点から説明を受けました。
なお、本研修会は、議員研修会の会場として、初の市議会議場での開催となりました。

枚方市議会では、平成25年8月8日に「枚方市における防災体制」をテーマに、全議員を対象とした研修会を実施しました。当日は「枚方市議会における災害発生時対応要領」をより実効性のあるものとするため、枚方市の危機管理監（市民安全部副参事）を講師に招き、本市における防災リスクや防災体制について学びました。