広報ひらかた

伏見市長の情熱日記

大切な命を守るための備えを

 11年前の3月11日、最大震度7を観測した東日本大震災が発生し、多くの尊い命が犠牲となりました。本市でも4年前に大阪北部地震を経験しており、災害は決して他人事ではありません。また、1月にトンガ沖の海底火山が噴火した際は、大気中の衝撃波による津波が発生するなど、自然災害は時として私たちの想定を超えて襲ってきます。

 本市では、災害対応能力の強化を図るため、コロナ蔓延下での水災害を想定した災害対策本部訓練を1月14日に実施し、感染者の避難や要配慮者の安否確認などを行いました。想定外の事象への対応は判断に困難を要しますが、訓練を通して出てきた課題をしっかりと受け止め、1人でも多くの命を守れるよう取り組んでいます。また、情報提供や物資の供給など、応援体制を充実させるため、民間事業者や関係団体と連携協定を結ぶなど、災害に強いまちづくりを進めています。

 自然災害はいつどこで起こるか分かりません。また、その時に行政が皆さんの命を守れるとは限りません。このことを念頭に、皆さんがお住いの地域で起り得る災害への備えを今一度ご確認ください。ご自身と大切な人の命を守るために。