広報ひらかた

枚方家族

枚方家族 思い出の1コマ

枚方ゆかりの著名人の皆さんが秘蔵の写真とともに思い出を語ります。

第46回 寺村 たからさん

 国立極地研究所広報室職員。日本科学未来館職員などを経て平成26年から現職。担当は研究成果の発信やイベントの運営など。令和元年から翌年にかけて、情報発信担当隊員として第61次南極地域観測隊に参加。南極からブログの執筆やInstagramライブを配信した。


一人一人がずっと住みやすい街でいて

 私が通っていた樟葉西小学校区には、大きな一戸建てもにぎやかな集合住宅もあって、今思えばいろんな環境で育った子がいたように思います。そんなクラスメートたちと一緒に、自転車で二宮神社近くの駄菓子屋さんに行ったり、淀川の堤防でそり遊びをしたりしていました。社会人になり、2年前には南極へ。観測隊は研究者や医師、広報担当などさまざまな職業の集まりです。立場も考え方も違う人と過ごす時間が苦でなかったのは、多様な人が暮らす街で育ったからかもしれません。これからも枚方がいろんな人にとって住みやすい街であってほしいと願っています。

▲南極での観測風景。機器を設置し、氷床の流動を観測しているところです。猛吹雪で、飛んでくる雪が顔に当たって痛かった…。研究所で何気なく目にしている観測データが、大変な苦労を経て得られていることを実感しました(令和2年1月)。

▲樟葉西小学校の入学式。点呼を受けて手を挙げているのが私です(昭和59年)。