広報ひらかた

風水害に備えよう

大荒れの天気 あなたが取るべき行動は

 台風は例年7月から10月にかけて発生のピークを迎えます。枚方市に大きな被害をもたらした平成30年9月の台風 21号から今年で3年。災害時にどう行動し、何を準備しておいたらよいのか今一度確認しましょう。

問い合わせ、危機管理室 電話841-1270、ファクス841-3092

◆災害が発生する前に確認を

 住んでいる場所が洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域に該当するか、今年4月〜5月にかけて全戸に配布した防災ガイド(写真)で確認しましょう。また、災害の種類によって開設される避難所が異なるため、近隣避難所の情報を事前に調べておきましょう。同ガイドは市ホームページからも見られます。関連講座あり(21 ページ参照)。

▶︎防災ガイド表紙

①状況を正しく把握する

 自分や家族の命を守るため、災害時はテレビやラジオをはじめSNS などで情報を収集し、状況を確認しながら落ち着いて行動することが大切です。

市公式SNS

ツイッター@hirakata_city

ライン

「枚方市」事前に友だち追加を

災害避難情報などを自宅の電話に自動配信

 浸水想定区域内または土砂災害警戒区域内に居住し、パソコンやスマホなどを持っていない人を対象に、避難情報などを自宅の固定電話に直接配信する災害情報自動配信電話サービスを8月1日から開始します。避難情報が発令されると登録した電話番号に自動音声で配信します。▶申込 受付中。市役所別館3階危機管理室にある申請用紙を同課へ。来庁が困難な場合は電話で同課へお問い合わせを。

②避難行動を選択する

 避難所に行くだけが「避難」ではありません。災害の危険が迫ったとき、自身にとって最適な行動を選択することが大切です。

1|指定避難所へ

 市は、避難情報を発令したタイミングで避難所を開設します。開設状況は市ホームページや緊急速報メール等でお知らせします。

2|親戚、知人の家

 自宅が危険な区域にある場合などには、安全が確保できる親戚や知人宅への避難も検討し、できれば事前に相談しておきましょう。

避難するときのポイント

長靴は雨水が入り歩きにくくなるので危険。履き慣れた運動靴を選ぶ。

はぐれないようお互いをひもで結んで移動する。

長い棒(傘でも可)を杖代わりにして足元の安全を確認しながら歩く。

このほかのポイントは防災ガイド14 ページで確認を

3|自宅に留まる(在宅避難)

 自宅が洪水や土砂災害の危険が無い場所(マンション上層階も含む)にある場合は自宅に留まるのも選択肢の一つ。夜間や雨が激しいときは避難経路上の危険な場所が分かりにくくなるため、外に出ることが危険な場合は建物の2階以上など、より高い場所に移動しましょう。

備蓄品は水没させないよう2階以上に移動。

9月4日㈯ ひこ防’z(枚方市総合防災訓練)で防災を自分事に

 近年激しさを増す水害への市の防災対応能力を向上させるため、9月4日㈯、ひこ防’z(枚方市総合防災訓練)を2年ぶりに開催します。市役所では避難情報等の発令や災害情報収集などの応急対応を、一部の小学校や福祉施設などでは避難所開設や避難誘導などを訓練。当日は防災行政無線の放送と併せて全市民を対象に緊急速報メール(エリアメール)を配信しますので、防災ガイドで自宅の災害リスクや災害時の行動を確認するなど、防災を考える機会にしましょう。

▲︎無線を使用し避難状況を聞き取る訓練。