広報ひらかた

市民登場 No.730

枚方育ちのJリーガー

中田 湧大さん

◆なかたゆうだい 2021シーズンからJ2サッカーチーム・ザスパクサツ群馬に入団が決定。ポジションはミッドフィルダー。香里ヌヴェール学院高校(寝屋川市)3年。伊加賀西町在住。17歳。

 「本当に高校生なのか!?」―。今季JFLへの昇格を決めたサッカーチーム・FCティアモ枚方の選手からボールを奪う姿がJ2ザスパクサツ群馬の強化本部長をうならせた。武器は身長183㎝、体重73㎏の体格を生かした「デュエル」と呼ばれる対人戦。「一対一のボールの奪い合いでは負けません」と胸を張る。
 10月、来シーズンからザスパクサツ群馬への入団が発表された。自身がプロ入りを知ったのは9月中旬。在籍する香里ヌヴェール学院高校のサッカー部監督から突然告げられ「ホンマに?って感じでした。うれしかったけど現実味がなくて」。夢がかなった瞬間だった。プロを目指すきっかけは小学4年のとき。ガンバ大阪の試合を生で観戦して感動した。「大勢の観客の前で堂々とプレーする選手たちがかっこよくて。自分もあそこでプレーしたいと思うようになりました」。幼少期から地域のサッカースクールに通っていたが、さらにのめり込んでいった。高校は平成29年に共学化されたばかりの香里ヌヴェール学院へ。部活動ではチームの司令塔「ボランチ」として活躍する中でチームワークの大切さを学んだ。「苦しい試合でもチーム一丸で戦って逆転勝利したときは最高ですね」。プロになるために続けてきたのは毎日少しでも練習すること。どんな試合にも通用する確かな技術を定着させるため「毎日ボールを蹴って、雨の日は筋力トレーニング。本当にずっとサッカーのことを考えていますね」。
 ザスパクサツ群馬では、ボール奪取やパスなどで「チームメイトそれぞれの良さを生かせるようなプレーをしたい」と話す。信念は、一度決めたことは絶対にやりきること。「必ず日本代表になります」。 今、新たな目標に向かって走り出す。


祝!JFL昇格 FCティアモ枚方チャンピオンズリーグ優勝

 市と連携協定を結び、枚方からJリーグ参入を目指すFCティアモ枚方が、千葉県で行われた全国地域チャンピオンズリーグの決勝ラウンドを制し12月8日、JFLに昇格しました。JFLはアマチュア最高峰のリーグにあたり、来シーズンは全17チームでJリーグ参入を争います。村島孝史代表は「ここまで支えてくれた皆さんのおかげ。さらなる高みを目指して頑張りたい」と決意を新たにしました。

今シーズンは関西サッカーリーグDivision1を無敗で優勝。チャンピオンズリーグも無敗で駆け抜けました。

 問い合わせ、スポーツ振興課 電話841-1412、ファクス841-1278