広報ひらかた

コロナ禍でさらに危険な
熱中症にご用心!

 新型コロナウイルスによる環境の変化で熱中症のリスクが高まっています。一人一人が正しい知識を持って、熱中症を予防しましょう。 お問合せは、保健医療課 電話 807・7623 ファクス 845・0685 、
枚方寝屋川消防組合救急課 電話 852・9918 ファクス 852・9925

新型コロナと熱中症対策を両立するために

ときどきマスクを外して休憩を

 夏期の気温・湿度が高い中でのマスク着用は熱中症のリスクを高める恐れがあります。人と十分な距離(最低2m以上)がとれる場所ではマスクを外して休憩しましょう。マスクを着用しているときは、体に強い負荷のかかる運動や作業を避けましょう

この症状に注意 

 めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、倦怠感や虚脱感、頭痛や吐き気などの症状を感じたら熱中症かも。重症化しないように対策をとりましょう。
重症化すると…
 意識を失うことやけいれん、呼び掛けに対しても満足に答えられなくなり、命の危険につながることもあります。このような時は急いで救急車を要請してください。

こまめに水分補給しましょう

 水分は、1日あたり1. 2ℓを目安にのどが渇く前にこまめに補給を。大量に汗をかいたときは塩分も一緒に摂りましょう。
※水分・塩分などに制限がある場合はかかりつけ医に相談を。



暑さを避けよう

 熱中症は屋外だけでなく屋内でも多く発生します。それぞれの予防のポイントを整理しましょう。

【屋内】エアコン使用時は定期的に換気を
エアコンの使用も効果的です。使用時は、感染症予防のために定期的に換気し、換気後は室温が上がらないよう温度設定を調整しましょう

【屋外】暑い日は外出控えて
天気の良い日は日中の外出をなるべく控え、外出時は日傘や帽子の着用を。また、日陰などでこまめに休憩することを忘れずに。

外出時は暑さ指数WBGTをチェック

 熱中症予防のために作られた指標で湿度や周辺の熱環境、気温が考慮されます。WBGTが28℃を超えると急激に熱中症患者が増加します。環境省の熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp/)で毎日地域ごとの指数が発表されているので、外出の際には確認ください。

高齢者は特に油断禁物!

家の中が危ない!

 市内で昨年5月~9月に熱中症で救急搬送された人は197人。そのうち55人が住居で発症しています。家の中のエアコンの無い閉め切った部屋での作業や風呂場、洗面所で多発し、発症者全体の内、65歳以上の高齢者が占める割合は47%。加齢で暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなり、発汗などの体から熱を逃がす機能も低下するため、特に注意が必要です。

熱中症による救急搬送者の発生場所別割合(枚方寝屋川消防組合提供)
住居 28%
道路 24%
公衆(屋外)河川敷・公園など 18%
公衆(屋内)駅・店舗など 11%
その他 19%

熱中症予防で大塚製薬(株)とタッグ!

市は、ポカリスエットなどで知られる大塚製薬㈱と平成30年、包括連携協定を締結。熱中症対策に関する支援などで協力しています。

正しく対処すれば熱中症は必ず防げます!

大塚製薬㈱ 熱中症対策アドバイザー 小枝 友彦さん(53歳)

 汗をかくと、体からは水分だけでなくナトリウムなどさまざまなイオンも失われます。そのため、水分だけでなくイオンも同時に補給できるスポーツドリンクがおすすめです。ポカリスエットは味が「甘すぎる」と話すお客様もおられますが、これは水分の吸収速度を早くするため。初期の脱水症状などのときに、素早い水分補給に効果的です。皆さんにはのどの渇きを感じる前に、早めの水分補給を心掛けてほしいですね。

ポカリスエット1ケースを抽選で3人にプレゼント
はがき、ファクス、市ホームページの応募フォームに住所・氏名・電話番号を書いて〒573-8666市広報プロモーション課へ。7月15日必着。1人1通。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。