広報ひらかた

5月29日から気象警報などが大きく変わります

自らの命を自らで守る、早めの避難行動を

 国土交通省と気象庁は、これまで災害ごとに異なり分かりにくかった河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮の気象警報などを見直し、避難行動に対応した5段階の警戒レベルに統一します。命を守るために私たちがどのように行動すべきなのか、またどう備えるべきなのか見ていきましょう。

問合せ先、危機管理対策推進課電話841-1270、ファクス841-3092

気象警報が新しくなる4つの災害

河川氾濫

 大雨で川の水がいっぱいになり、堤防の高さを越えたり、堤防が壊れたりして、水があふれること。

大雨

 特定の時間内にたくさん降り、災害の発生につながる可能性のある雨。

土砂災害

 土や砂が雨水などと混じって流れたりする災害で、大きく「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つに分類される。

※枠内は今回変わる警報情報のうち市内で起こり得る災害

高潮

 台風や発達した低気圧が近づくことで海面が高くなること。

Q. 大きく何が変わるの?

A. 警報情報に警戒レベル4相当「危険警報」が新設され、危険度が5段階の「警戒レベル」と「色」で分かるようになります。

警戒レベル 警報の種類 とるべき行動

5相当 黒

特別警報

命の危険!すぐに安全確保

 市町村から警戒レベル5「緊急安全確保」発令の可能性があります。既に発災または発災直前、いつ災害が発生してもおかしくない状況です。直ちに安全な場所で命を守る行動を。

警戒レベル4までに危険な場所から 必ず逃げましょう!

4相当 紫

危険警報

危険な場所から全員避難

 市町村から警戒レベル4「避難指示」発令の可能性があります。対象地域の人たちは全員すぐに危険な場所から逃げてください。

3相当 赤

警報

高齢者などは危険な場所から避難

 市町村から警戒レベル3「高齢者等避難」発令の可能性があります。避難に時間のかかる高齢の人や障害のある人などは安全な場所に避難してください。またそれ以外の人も避難準備や危険を感じたら自主的に避難を。

2 黄

注意報

ハザードマップなどで避難行動を再確認

 気象庁から警戒レベル2「大雨注意報」などを発表。避難に備え、ハザードマップで災害の危険性のある区域や避難場所、避難経路、避難のタイミングなどを再確認しましょう。

1 白

早期注意情報

災害への心構えを高める

 災害発生の危険性はまだ低い段階ですが、最新の防災気象情報などをよく確認し、災害への心構えを高めましょう。

警報・注意報の情報名に「レベル」が付きます。

例えば・・・レベル2大雨注意報・レベル3土砂災害警報など

高齢の人や障害のある人など、移動に時間がかかる人は

レベル3警報で早めに逃げましょう。

レベル3警報やレベル4危険警報が発表されたら、

自治体からの避難情報などに気をつけて!

レベル5特別警報は命の危険が迫っています。

レベル4危険警報までに安全なところへ必ず逃げてください!

避難までの流れを確認

新しい警報で早めの避難!

実際の行動はイメージできていますか?

今の状況

 市内在住の田中さん一家は、祖父母と父・母、2人の子どもの6人暮らし。今日は朝から雨が降り続く日曜日。だんだんと雨が強くなってきました・・・

祖父 祖母 父 母 子(18歳) 子(5歳)

1 情報を確認する

 雨が強くなってきたら、テレビやラジオで天気予報や警報・注意報を確認します。市町村からの避難情報にも注意し、家族全員に状況を伝えましょう。

テレビやラジオで気象情報が発表されたら気象庁のホームページも確認!

避難判断に役立つ防災気象情報

例えば・・・

今の状況が分かる「キキクル」

 キキクルは大雨などによる災害の危険がどこで、どのレベルで迫っているかを、色分けされた地図上でほぼリアルタイムに確認することができるシステムです。

 大雨による災害が発生する恐れのあるときや、急に激しい雨が降ったときは、キキクルから最新の情報を入手するようにしましょう。

2 避難のタイミングを判断する

 避難情報などの防災情報を常に確認し「高齢者等避難」や「避難指示」が出たらいつでも避難ができるようにしましょう。高齢者がいる家庭など、避難に時間がかかる場合は特に早めの行動を。

3 避難の準備を始める

 リュックサックなどの非常持ち出し袋の中に、水や食料、懐中電灯、常備薬などを用意。高齢者や子どもの準備を優先しましょう。

4 家族全員で避難開始

 市町村から避難情報が出たら、地域の人や家族と助け合いながら避難します。子どもは大人と手をつなぎ、はぐれないようにしましょう。

地域の助け合い「共助」の意識を大切に

 過去の災害では、地域で助け合うことで多くの命が救われています。

以下のような要配慮者が避難する際には、助け合いながらみんなで安全に避難しましょう。

高齢者や傷病者

複数で対応し、緊急のときはおぶって避難。

外国人

身ぶり手ぶりなどで話しかけ、孤立させない。

耳が不自由な人

口を大きく動かしてはっきりと話し、身ぶりや筆談などで正確な情報を伝える。

目が不自由な人

つえを持つ手と反対側のひじのあたりに軽く触れるか、腕や肩を貸して半歩前をゆっくり進み、階段などの障害物は説明しながら進む。

車いすを利用している人

階段では2人以上で前後を支えるように援助します。上りは前向き、下りは後ろ向きで移動しましょう。援助者が1人の場合はおんぶひもなどを利用し、おぶって避難しましょう。

5 安全な道を通って避難する

 水が流れている場所や暗い道は避け、安全な経路を移動しましょう。河川や用水路、側溝などは危険です。

避難するときの服装

防災頭巾やヘルメット

レインコート

手袋や軍手

冠水時は、傘や棒で足元の危険を確認

ひもでしめられる運動靴。はだしや中に水がたまる長靴は禁物

6 避難所に到着・避難完了

 無事に到着したら、家族や一緒に避難した人の無事を確認します。避難所では職員などの指示に従い落ち着いて行動しましょう。

防災クイズに挑戦!

第1問 災害時、携帯電話に入ってくる避難情報などが書かれたメールの名前は?

①ダッシュメール ②緊急速報メール(エリアメール) ③防災速報メール

第2問 水や食べ物など、普段から消費しながら必要量を買い足していく備蓄方式の名前は?

①日常備蓄方式 ②常時買い足し方式 ③ローリングストック方式

第3問 避難経路や避難場所を確認できる地図の名前は?

①ハザードマップ ②ロードマップ ③リスクマップ

答えは次のページをご覧ください

災害に備える

枚方市防災ガイド(市ホームページでも確認可)も併せて活用を!

防災クイズ第1問の答えは・・・②

「緊急速報メール(エリアメール)」

 “緊急地震速報”や“災害・避難情報”が市内にいる人全員の携帯電話にメールで配信されるシステムです。

災害情報の入手方法

▶枚方市が発信する情報を入手する

市公式LINE

 友だち登録しておくと、災害時には市から緊急情報が届くほか、被害状況や危険箇所などの通報も可能です。

避難所混雑状況(VACAN)

 避難所の位置や混雑状況をスマートフォンやパソコンなどでリアルタイムで確認できます。

自動音声配信電話サービス(対象はスマートフォンや携帯電話などを持っていない人など)

 市が発令する避難情報(高齢者等避難、避難指示など)を自宅の固定電話に自動で配信します。

 登録には事前申し込みが必要です。希望する場合は、危機管理対策推進課(電話841-1270、ファクス841-3092)へ。

市のホームページ

 大規模災害時には、ホームページ全体が緊急・災害専用ページに切り替わり、さまざまな情報サイトへのリンクページを掲載します。

防災行政無線

 市内の小学校など77カ所に設置しているスピーカーから緊急情報を一斉放送します。放送した内容は電話応答サービス(電話0120-35-1221、携帯電話からも利用可)でも確認できます。混雑時につながらない場合は市ホームページで確認を。

防災クイズ第2問の答えは・・・③

「ローリングストック方式」

 いざというときに賞味期限切れといった事態を防ぐため、蓄える→食べる→補充するを繰り返しながら、日頃から一定量の食品を備蓄する方法です。

非常持ち出し品と備蓄品

非常持ち出し品(例)

 非常持ち出し品は、安全に避難するために必要最低限持ち出すものです。必要な物を家族で確認し、リュックなど両手が使える袋に入れておきましょう。

備蓄品(例)

 備蓄品は、災害直後から混乱が収まるまでに必要なものです。災害発生から最低3日分、できれば1週間分を準備しておきましょう。

防災クイズ第3問の答えは…①

「ハザードマップ」

 災害が発生したときに、住んでいる地域のどこにどのような危険があり、どこに避難すればいいのかが分かる地図です。

防災ガイドのハザードマップで普段から災害時の避難経路などを確認

※雨の降り方や土地の形状によっては、浸水想定をしている深さが実際の深さと異なる場合や、災害想定していない区域でも洪水や土砂災害が発生することもありますので、十分に注意してください。

STEP 01

自宅の位置を確認

自宅の場所をマップに書き込みましょう。

STEP 02

とるべき避難行動や避難所の位置を確認

避難所に避難する場合は、場所を調べておきましょう。

STEP 03

避難経路を考える

「幅の広い道路を選ぶ」「川や斜面の近くを避ける」など、安全な経路を選びましょう。

STEP 04

実際に避難経路を歩いて確認

地図で選択した避難経路が安全かどうか、そのほかに危険なところや注意が必要な場所がないか、避難にかかる時間も事前に確認しておきましょう。

STEP 05

災害や避難について話し合おう

家族だけでなく、地域や職場の人とも災害や避難について情報を共有しましょう。

防災タイムラインを作ろう

 防災タイムライン(右画像)とは、大雨や台風などの自然災害から自分や家族を守るための避難行動計画のこと。あらかじめ避難行動をまとめておくことでいざというとき、慌てずに避難することができます。

作り方は防災ガイドの巻末参照!

 本格的な雨のシーズンが近づいています。まずは枚方市防災ガイドを確認し、発災時は新しい気象警報に沿って適切に行動してください。特に市が警戒レベル4【避難指示】を発令したときは、対象区域の皆さんは、速やかな避難行動をお願いします。

 また市では、災害時に自身で安全に逃げることが困難な人(避難行動要支援者)に、個別避難計画(わたしの避難計画書、下記コード参照)の作成をお願いしています。該当者へ記入用の計画書を発送予定ですので避難先や支援者の協力など、ご自身やご家族で改めて考える機会にしていただくとともに提出をお願いします。

危機管理対策推進課長 臼井 将之