人とアートが交差する場所総合文化芸術センター
開館5周年
今年8月に開館5周年を迎える総合文化芸術センターでは、この間400本以上の事業を実施し、来場者は延べ180万人を超えました。なぜこの場所に人々が集うのか…今回は同センターで文化芸術を発信するプロ・アマチュアやそれを鑑賞する人たちそれぞれの立場から同センター本館の魅力をひもときます。
問合わせ先、文化生涯学習課 電話841-1409、ファクス841-1278
センター開館記念公演
大阪フィルハーモニー交響楽団 枚方公演
枚方市展
デジタルアート×音楽 Liminal Wave
大阪府高等学校演劇研究大会(府大会)
アートでおしゃべり
センター本館 PROFILE
【令和3年8月】
演劇・音楽公演や式典などで利用できる大ホール(1468席)や小ホール(325席)、ミニコンサートなどで利用できるイベントホールの3つのホールと美術ギャラリーを中心に市民の文化芸術活動の発信や音楽・演劇・古典芸能の鑑賞など、多彩な文化・芸術に触れられる施設として誕生
【令和6年】
使いやすさや居心地の良さ、年間を通して行われる高品質な事業などが評価され全国の劇場やホールの中から「優良ホール100選」に選出
鑑賞する
西日本で最も歴史があり年間100公演以上を行う大阪フィルハーモニー交響楽団に演奏のプロから見た関西医大 大ホールの魅力を聞きました。
一つ一つの楽器の音がクリアに聞こえる
70人~80人で演奏するオーケストラはお互いの音を聴き合って一つの作品を奏でるため、離れた演奏者の音が聴き取れることでより調和のとれたアンサンブルが可能です。こちらのホールは残響の長さがほど良く、個々の楽器の音が重ならないためとてもクリアで聴き取りやすいですね。鑑賞の際はさまざまな音の響きに耳を傾けてみてください。
大阪フィルハーモニー交響楽団
事務局長 福山 修さん
客席と舞台の距離
客席と舞台が近いことも魅力ですね。演奏者から常にお客様の表情が見えるので、反応に合わせた演奏、つまり音楽によるコミュニケーションを取ることができます。すぐ目の前に広がるオーケストラからダイレクトに届く音に迫力を感じられますよ。
心地よく音が楽しめる雰囲気
会場の雰囲気も音の印象に影響します。こちらのホールは舞台全体を真上から照らす明かりが、明る過ぎず暗過ぎずちょうど良いですね。壁のレンガも落ち着いた雰囲気でクラシック音楽にマッチしていてリラックスして音を楽しめます。
関西医大 大ホール
交流する
市は平成30年に同楽団と連携協定を締結し、フルオーケストラ公演だけでなく0歳からクラシック音楽に触れられるコンサートや、全市立中学校の1年生を対象としたオーケストラ鑑賞、中高生がプロから直接指導を受けられるジュニア・ウインド・オーケストラなど子どものころから音楽に親しめる取り組みにも力を入れています。
音楽で広がるコミュニケーション
子どもの頃に音楽に触れることは大きな財産になります。言葉では伝えきれない感情の表現や音楽を通じた出会いなど、いろいろな感性の広がりにつながります。3年4年と継続して子どもたちと関わることで、一人一人に合った指導ができますし上達する姿を間近で見られることに喜びを感じます。協定を結んでいるからこそできる音楽体験をこれからも届けていきたいです。
枚方ジュニア・ウインド・オーケストラ
中学校オーケストラ鑑賞会
0歳からの親子クラシックコンサート
私が思う総合文化芸術センターは…
「大人も子どもも夢を見られる場所」
大人たちは、ホールという非日常の空間に身を置き、夢見るように没入して音楽を聴くことで、懐かしい記憶やさまざまな感情が呼び起こされ、心が温かくなり、日々の忙しさを忘れて、豊かな気持ちになれる。
子どもたちは、ホールでさまざまな舞台芸術を体験したり、プロの演奏家から直接指導を受けることで、将来を夢見ることができる。
大人も子どもも関係なく、夢を見られる場所だと思います。
体感する
市内には演劇の全国大会に出場経験のある高校も多く、令和9年には立地や設備の良さから関西医大 大ホールで高校演劇の全国大会が開催予定。このホールで演じる魅力を演劇部顧問歴15年の萩原先生と大学で舞台関係の学科に進学した山下さんに聞きました。
演技の幅が広がる
舞台の広さに合わせて作品を仕上げるので、小さな舞台での発表と比べてどの学校も演技が大きく、表現の幅に広がりを感じます。また生徒たちが創り上げる高校演劇は技術面でのサポートが必要になります。センターのスタッフさんは、演出に関する生徒の「やってみたい」にムリと言わず真摯に応えてくれるので、できることが増えて生徒たちの成長につながっています。
私が思う総合文化芸術センターは…
「次世代へ文化をつなぐ結節点」
「生徒が演劇を好きなまま卒業してほしい」という気持ちで指導する中で、自分たちで創ったものをプロも使う舞台で演じられる経験はモチベーションや卒業後の進路にとても良い影響を与えています。演劇人口が年々少なくなり演劇部も減っていますが、全国大会の会場となることをきっかけに、文化を次の世代につなぐための拠点となるような場所になってほしいです。
府立長尾高校教論 演劇部顧問・府高等学校演劇連盟
委員長 萩原一哉さん
プロも使う会場を経験できる
初めてホールを見たときは会場の広さと照明の明るさに驚きました。広い会場では声を張ったり発声方法を変えたりする必要がありますが、マイクがなくてもよく響くので設備の良さに感動しました。プロも使うここで演じられてうれしかったです。
私が思う総合文化芸術センターは…
「かけがえのない時間を過ごせた場所」
今まで頑張ってきた思い全てを乗せられる舞台だと思います。照明の下で自分自身が主人公のように輝くことができた青春の場所です。
京都芸術大学 芸術学部 舞台芸術学科
(東海大学付属大阪仰星高校2026年卒)
山下咲希さん
利用する
センター内の3つのホールや各部屋は一般向けにも貸し出しており、さまざまな文化・芸術活動の練習や発表の場として利用されています。ほかにも気軽に足を運べる共有スペースは人々の憩いの場にもなっています。
▲2階窓際などのベンチスペース
▲作品の展示などがあるひらしん美術ギャラリー
フードやデザート、ドリンクなどを楽しめるカフェ ハーツも♪
【営業時間】午前10時~午後5時
【定休日】第4火曜日
利用者の声
20代 大学生(市内在住)
自宅が近く、ベンチスペース(左上写真)をよく利用します。駅からも近く、周辺にお店が多いところも良いですね。
60代 夫婦(市内在住)
美術展が好きで2人でよく利用します。美術ギャラリーの作品展は無料で見られるので「ちょっと行ってみようかな」と気軽に足を運んでいます。
誰もが喜びを感じられる場所
気軽に無料で楽しめる♪ H-Artsフェスタ
開館5周年アニバーサリーあたらしい物語のトビラ
4月25日㈯午前10時~午後4時、同センター本館・別館で楽器体験やフォトスポットなどが楽しめるイベントを開催♪この機会にホールの雰囲気を体感しませんか?(詳細は37ページ参照)。
子育て中の人も鑑賞が楽しめる♪託児サービス
センター主催の一部公演では、公演来場者を対象に専門スタッフによる託児サービスを実施しています。(定員あり) 【対象年齢】生後7カ月以上の未就学児 【料金】】1人につき2500円(令和8年4月1日現在) ※申し込みなど詳細は、同センターホームページ、公演一覧のご確認を。
そのほかにも、さまざまなイベントが盛りだくさん!年間のイベントスケジュールは、本紙(全戸配布分)に挟み込みまたは市役所本館・別館受付、各支所などで配布の同センター情報誌「H-Arts vol.19」をご覧ください。
