令和8年度市政運営方針
枚方をさらに輝かしい未来へ
令和8年3月定例月議会の初日となる2月24日に伏見市長が市政運営方針を表明しました。ここでは2つの最重点施策と第5次総合計画における5つの基本目標や施策を推進するための基盤となる取り組みのうち、主な概要を紹介します。
問合わせ先、企画課 電話841-1254、ファクス841-3039
令和5年9月の所信において、私の目指すべきは、人口減少が進む中においても、市民や本市に関わる人、その一人一人が将来にわたって幸せを実感できる持続可能な発展であり、このことを念頭に市政運営に全力を尽くしていくと決意を述べさせていただきました。そうした決意のもと、枚方の未来に向けて成すべきこととして、子育て世帯をターゲットにした施策のより一層の充実と、枚方市駅周辺再整備事業の着実な推進の2つの最重点施策をはじめ、あらゆる世代や市域全体を捉えた課題解決につながる施策について、その推進に取り組んできたところです。
そうした施策の結果として、市民意識調査では、令和5年度以降、まちの住みやすさとまちへの愛着、定住意向のいずれの項目でも上昇傾向を示し高水準を維持するなど、まちの発展が多くの市民の実感として表れてきているとともに、こうしたことが、令和5年からの3年間で、子育て世帯の転入超過の累計が1000世帯を超えるなど、子育て世帯に選ばれるまちにもつながっていると感じています。あわせて、昨年12月に発表された日本経済新聞社の2025年版「共働き子育てしやすい街ランキング」において、本市が関西で4位、全国で16位にランクインしたことをはじめ、その他の民間のランキング調査においても、治安の良さやまちの住みやすさなど、広くまちの魅力が評価されるなど、枚方は、持続的な発展に向けた選ばれるまちとして、着実に歩みを進めています。
こうしたまちの歩みをさらに加速させていくために、子育て世帯のニーズに即した施策のさらなる充実を図るとともに、枚方市駅周辺再整備事業については、必ず成し遂げるという決意のもと、便利でにぎわいあふれるまちづくりを進めます。
また、大阪・関西万博を契機として進めてきた、市内企業や地域団体、大学といった多様な主体の連携による「共創」の取り組みについては、新たな価値やまちの魅力を創出し、地域経済の活性化やまちのにぎわいへとつながりました。この「共創」の機運の高まりを絶やすことなく、市全体で一層の取り組みを進め、まちづくりの基盤としていきます。
こうしたことをはじめ、まちの進化を止めることなく、枚方を輝かしい未来へさらに前進させていくにあたっては、引き続き、さまざまな立場におかれている市民に寄り添いながら、現下のまちの課題解決に向けた施策に取り組むとともに、20年、30年先の枚方の未来の姿を見定めて、そこにある市民の笑顔や豊かな暮らしを思い描きながら、その実現に向けて、今成すべきことをしっかりと推進していく考えです。
枚方市長
伏見隆
最重点施策1
子育て世帯をターゲットにした施策の充実
安心して楽しく子育てできる環境の充実
子どもがワクワクする公園の整備
7億3935万円
王仁公園には子どもに人気の遊具、車塚公園には猛暑対策や地域の憩いの場となる日よけなどを整備します。
▶3月に一部遊具をリニューアルした王仁公園
(仮称)子ども未来館の整備
2億1961万円
来年6月の完成に向け、未就学児童対象の屋内遊び場を兼ね備えた地域子育て支援拠点「(仮称)子ども未来館」の整備工事を行います。
産後ケア事業の拡充(関連14ページ)
6122万円
居宅訪問型などの支援メニューを追加するとともに、子どもの対象年齢を生後1歳未満までに拡充します。
待機児童対策
2億4068万円
私立保育園の園舎建て替えに伴う増員や蹉跎西小規模保育施設の開設を進めます。
児童相談所の設置に向けた取り組み
2181万円
こども誰でも通園制度の本格実施
4967万円
子どもたちの未来への可能性を最大限に伸ばす教育の充実
禁野小学校の整備
3億1312万円
令和8年度2学期から新校舎での開校に向けて整備を進めます。
▶新校舎整備中の禁野小学校。「学校施設全体を学びの場とする」というコンセプトのもと、特色ある学校を目指します。
民間活力を活用した小学校の水泳授業の計画的な推進
1億1832万円
民間水泳施設などを活用した水泳授業実施校を大幅に拡大し、10校追加の計24校で実施します。
支援教育の充実
3億4249万円
全小中学校に、通級指導教室の設置、教育支援ソフトの配備、支援教育支援員などの人材配置を行います。
塾や習い事に行くことのできない子どもたちへの支援
1176万円
全小中学校に、通級指導教室の設置、教育支援ソフトの配備、支援教育支援員などの人材配置を行います。
学校司書の充実による子どもの読書活動の推進
1億2436万円
不登校児童・生徒の居場所の拡充(関連12ページ)
300万円
最重点施策2
枚方市駅周辺再整備事業の一層の推進
にぎわいあふれるまちづくりの推進
7511万円
市駅南側エリアについて、みどりの大空間の配置や防災機能の導入、市有地の有効活用を検討するなど一体的なまちづくりの具体化に向けた取り組みのほか、南口駅前広場を含めた公共施設の検討などを進めます。
天野川の景観や歩行空間の整備
640万円
天野川の活用に向けて、地域や事業者などが参画するワークショップでの提案などを踏まえたハード・ソフト両面での検討を本格的に進めます。
第5次枚方市総合計画の5つの基本目標を具体化する取り組み
1.安全で、利便性の高いまち
未来を見据えた水インフラの整備
132億6512万円
中宮浄水場の建て替え、緊急輸送道路下の鋳鉄管や重要管路の更新・耐震化および下水道管路の点検・調査や改築、雨水ポンプ場の耐震化などにより、強靭で持続可能な水インフラを未来へつなげます。
▲中宮浄水場の建て替えの様子
▲下水道管路の点検・調査の様子
老朽化した枚方消防署の更新に向けた取り組み
4335万円
旧中宮北小学校跡地での新庁舎建設の具体化に向けた取り組みを進めます。
家具固定器具および感震ブレーカーの購入補助
5523万円
御殿山小倉線など
都市計画道路の整備
1億2842万円
通学路の安全性や防災拠点へのアクセス性の向上に向け、安全で快適な交通環境の確保を図ります。
▶都市計画道路は順次整備しており、今年2月には牧野長尾線・長尾杉線が開通しました。
村野駅西地区の土地区画整理
事業の推進
25億2120万円
多様な都市機能や居住環境を有する緑豊かで駅前にふさわしい市街地の創出を図ります。
枚方市都市計画マスタープラン
および立地適正化計画の改定
326万円
淀川渡架橋の整備促進および
歩行者空間の整備
7億6708万円
2.健やかに、生きがいを持って暮らせるまち
骨粗しょう症検診の新設や歯周病検診の
充実など各種検診の推進(関連12ページ)
4億8529万円
壮年期の女性を対象に骨粗しょう症検診を新設。糖尿病や認知症など全身疾患に深く関連する歯周病についても検診内容の充実などに取り組みます。
▲がん検診についても対象者などを見直すとともに、受診率の向上を目指し、個別受診勧奨を強化します。
障害者の地域生活支援のための体制整備
166万円
障害者の重度化・高齢化や親亡き後を見据え、生活を地域全体で支える体験の機会・場を、障害者の居室体験事業として実施し、地域生活への円滑な移行を推進します。
人工内耳音声信号装置等にかかる費用助成(関連20ページ)
132万円
18歳到達年度末までの障害児を対象としている人工内耳装置などにかかる費用助成の年齢要件を22歳到達年度末までに拡充します。
市民相談窓口の拡充
1362万円
日常生活の困りごとの解決に向け、助言などを行う市民相談コーナーに、多言語で相談できる窓口を開設します。
3.一人ひとりの成長を支え、豊かな心を育むまち
スケートボードパークを淀川河川公園枚方地区に整備
4996万円
国と連携し、来年4月の供用開始を目指して淀川河川公園枚方地区にスケートボードパークの整備を進めます。ょう症検診を新設。糖尿病や認知症など全身疾患に深く関連する歯周病についても検診内容の充実などに取り組みます。
▶スケートボードパークのイメージ
4.地域資源を生かし、人々が集い活力がみなぎるまち
文化財保存活用事業の推進
1824万円
市文化財保存活用地域計画の策定に取り組みます。国史跡楠葉台場跡にかつての姿がイメージできる大砲モニュメントを設置し、観光資源としての魅力向上や歴史学習における活用を図ります。
淀川河川エリアのかわまちづくり計画推進事業
400万円
枚方市商品開発支援事業の創設(関連31ページ)
6万円
ふるさと納税制度とクラウドファンディングを組み合わせ、寄付を活用した新たな商品開発支援事業を創設します。 ※補助金は企画提案に応じて補正予算で計上予定。
▲国史跡の楠葉台場跡
※「台場」とは大砲を置くための砲台を設置した防御施設のことで、幕末に欧米諸国の船が来航するようになると、各地の沿岸に築かれました
5.自然と共生し、美しい環境を守り育てるまち
穂谷川清掃工場の跡地活用
2047万円
地域脱炭素や循環型社会実現のための新たな拠点を目指して、既存施設の暫定活用や今後のあり方の検討を進めます。
穂谷川清掃工場の跡地活用
2047万円
地域脱炭素や循環型社会実現のための新たな拠点を目指して、既存施設の暫定活用や今後のあり方の検討を進めます。
尊延寺地区の里山保全作業道の再整備
400万円
▶穂谷川清掃工場
施策を推進するための基盤となる取り組み
万博レガシーである共創の一層の推進
608万円
公共施設マネジメントの推進(将来ビジョン含む)
656万円
スマート自治体の実現
1億136万円
職員の能力を最大限に発揮できる組織づくりの推進
1600万円
全文はこちら
市政運営方針の全文は市役所別館6階行政資料コーナーで閲覧できるほか、市ホームページでも掲載しています。
▲市議会YouTube
▲市ホームページ
令和8年度 一般会計予算案
枚方市議会令和8年3月定例月議会に提出した令和8年度の当初予算案をお知らせします。
問合わせ先、政課 電話841-1311、ファクス841-3039
一般会計1763億円 前年度比85億円(5.1%)増
歳入
市税 35%
(市民税、固定資産税、市たばこ税など)
610億8159万円
国・府支出金 34%
(特定の事業のために国や府から交付)
595億6846万円
地方交付税 11%
(各自治体で標準的なサービスが確保できるよう国が交付)
193億円
地方消費税交付金 6%
(地方消費税を財源に人口などに応じて府から交付)
99億7754万円
市債 4%
(公共施設整備事業などのために市が借入)
81億8700万円
その他 10%
181億8541万円
歳入では、市税は個人市民税や固定資産税の増などを見込み17億6100万円増加し、府支出金は給食費負担軽減交付金の増などにより14億5100万円増加。市債は村野駅西地区土地区画整理事業や光善寺駅周辺市街地再開発補助事業の増などにより9億9000万円増加しています。
歳出
民生費 51%
(子育て支援や生活保護など)
906億9799万円
土木費 10%
(道路・公園の維持管理など)
179億9917万円
衛生費 9%
(保健所の管理運営やごみ処理など)
165億5733万円
教育費 9%
(学校施設の管理運営やスポーツ振興など)
159億7700万円
総務費 8%
(市全般の管理事務など)
137億3576万円
公債費 8%
(過去に借入した市債の返済など)
132億5018万円
消防費 3%
(消防や防災活動など)
54億2790万円
その他 2%
26億5467万円
歳出では、民生費は社会保障関連経費の増などにより25億9300万円増加、土木費は連続立体交差事業関連まちづくり事業経費の増などにより29億3100万円増加。衛生費は物価高騰対策に伴う水道事業会計への補助金の増などにより13億2400万円増加している一方、教育費は禁野小学校整備事業経費の減などにより14億4500万円減少しています。
全会計の予算総額は3187億9991万円
市には福祉や教育、道路整備などさまざまな事業を行うための一般会計のほか、6つの特別会計と3つの企業会計があります(左表)。特別会計と企業会計は、国民健康保険料や水道料金など市税以外の収入を使って事業を行うため、事業ごとの収支や資金管理などが行いやすいよう、一般会計とは区別して設けています。
各会計別当初予算総額
(単位:百万円、金額は十万円の位を四捨五入)
会計区分:一般会計
令和8年度当初予算:176,300
前年度比(▲はマイナス):8,500
会計区分:特別会計|国民健康保険
令和8年度当初予算:36,221
前年度比(▲はマイナス):▲ 1,203
会計区分:特別会計|自動車駐車場
令和8年度当初予算:116
前年度比(▲はマイナス):18
会計区分:特別会計|財産区
令和8年度当初予算:116
前年度比(▲はマイナス):18
会計区分:特別会計|介護保険
令和8年度当初予算:41,219
前年度比(▲はマイナス):1,663
会計区分:特別会計|後期高齢者医療
令和8年度当初予算:10,037
前年度比(▲はマイナス):1,283
会計区分:特別会計|母子父子寡婦福祉資金貸付金
令和8年度当初予算:23
前年度比(▲はマイナス):▲ 2
会計区分:企業会計|水道事業
令和8年度当初予算:16,373
前年度比(▲はマイナス):2,319
会計区分:企業会計|病院事業
令和8年度当初予算:16,085
前年度比(▲はマイナス):1,312
会計区分:企業会計|下水道事業
令和8年度当初予算:22,206
前年度比(▲はマイナス):872
会計区分:全合計
令和8年度当初予算:318,800
前年度比(▲はマイナス):14,754
※企業会計の予算は、収入と支出が一致しないため支出額を記載