伏見市長の情熱日記
小さな注意で守る大切な命
今年も残り一か月。何かと気ぜわしい日々をお過ごしのことと思います。そのような中、ついうっかりしてしまうのが「火の元」への注意ではないでしょうか。暖房器具の使用や空気も乾燥するこの季節は、例年火災の件数も増加傾向にあります。近年は、モバイルバッテリーの発火など、身近なところに危険が潜んでおり、枚方寝屋川消防組合のホームページでは、実に100もの事例が紹介されています。日々の生活がいかに火災と隣り合わせであるか、ぜひ一度チェックしてみてください。
もしもの時に、いち早く危険を知らせてくれるのが住宅用火災警報器です。1秒でも早く火災に気付くことが、避難路の確保や消火には必要不可欠です。逃げ遅れや損害を防ぐため、消防組合では点検の啓発や高齢者世帯への訪問指導にも力を入れています。
小学生の頃、住んでいた団地の2階が火事になり、3階の我が家はあっという間に白い煙に包まれ、急いで避難したことを今でも鮮明に覚えています。火災の恐さをリアルに感じた瞬間でした。今一度、ご家庭の火災リスクを再確認し、防火対策を見直してみてはいかがでしょうか。忙しい毎日ですが、小さな注意の積み重ねをお願いします。
