ひらかた菊フェスティバル
10月29日㈬〜11月17日㈪
市では大正時代から「菊人形」展覧会が開催されるなど、菊づくりが盛んに行われてきました。昭和42年に市の花に制定されて以来、市民に親しまれてきた菊が今年も枚方の秋を彩ります
問合わせ先、観光交流課 電話841-1357、ファクス841-1278
ひらかた菊花展
菊愛好家や学校、幼稚園の子どもたちが育てた約1000鉢を展示。今年の特設花壇のテーマは開催20回を迎える市民菊人形展とコラボレーションした花魁道中。ニッペパーク岡東中央や市役所周辺、ふれあい通りで展示。
▲昨年のふれあい通りの様子
菊と思いをつなぐ菊花展
菊花展で使用する菊は「挿し芽」という親株の芽を土などに挿し、根を出させて新しい株を増やす技法で代々つながれてきたものです。「今年も暑く、午前中に3時間程度の作業が限界です。限られた時間の中で、今年と来年の準備をみんなで協力しながら一生懸命進めています」と枚方市菊花展実行委員会副委員長の山本雅啓さん(左上写真)は開催への思いを語ります。
▲水はけや保水性のよい鹿沼土に、今年展示する株から切った芽を種類ごとに分けて一つ一つ丁寧に挿し、来年用の株を育てます
初めての人も菊を楽しんで
菊花展では菊の展示のほか、菊の苗の販売も。同委員会委員長の北尾泰章さん(右写真)は「初心者にも気軽に菊を育てる楽しさを感じてほしい」と笑顔でした。
▲見栄えを意識して支柱を隠すように茎の位置を調整する北尾委員長
問合わせ先、公園みどり課 電話841-1404、ファクス841-3830
枚方市菊花展実行委員会 電話805-3527、ファクス805-3529
市民菊人形展
今年のテーマは大河ドラマの「べらぼう」。吉原の華やかさを菊人形で表現します。市役所別館北側・枚方市駅2階コンコース・市民の森・ニッペパーク岡東中央特設ステージで展示。
▲昨年のテーマ・大河ドラマ
「光る君へ」の紫式部と藤原彰子
見えない細部までこだわった菊人形
大河ドラマのワンシーンなどテーマに沿って展示される菊人形は、全体の構成も見どころですが、リアルを追求した細部にもこだわります。菊人形の表情と同じくらい大切なのが髪の毛。専用のネットに会員自作の道具で数ミリ間隔に糸を編みつけて人形のかつらを制作する市民菊人形の会メンバーの釘宮サダ子さん(上写真)は「糸の本数を調整することで、生え際を表現します。時間はかかりますが市販のかつらとは表情が違ってきます」と話します。
また、花魁(おいらん)の粋な雰囲気を出す「抜き襟」を再現するためにうなじを出すなど、通常は菊の根があるため隠している背中側の細部にまでこだわっています。
▲織機用のかぎ針をアレンジした道具で作業する様子
得意なことを生かし、伝統を守る
「作業は菊の栽培から頭や衣装、大・小道具の制作などさまざま。それぞれが得意分野を生かし楽しむことが伝統の継承にもつながり、やりがいを感じます」と同会代表の牛嶋和文さん(左写真)は話します。
同会ではボランティアを募集中。詳細は電話で同会へ。
問合わせ先、ひらかた市民菊人形の会 電話・ファクス840-7869
枚方宿街道菊花祭
宿場町の面影を残す京街道沿いを地域住民や市内の小中学校の児童・生徒が育てた菊が彩りを添えます。
◆俳句大会
10月29日~11月17日に呼人堂(岡本町10―3)、枚方宿鍵屋資料館に設置の投句箱へ。市民は枚方宿地区まちづくり協議会ホームページのフォーム(右記コード)からも応募可。
問合わせ先、枚方宿地区まちづくり協議会 電話090-2384-6709、ホームページhttps://www.hirakata-shuku.org