まちの話題
枚方市平和の日記念事業
ピンクの他人、暮らす楽しみに
10日間のまちなかアートイベント開催
4月4日~13日、樟葉宮表参道沿いの10店舗で、地元の子どもたちが描いた絵などの展示や参加型イベントが行われました。通りで私設図書室を営む浪本浩一さんが「赤の他人から少し気に掛け合う関係=ピンクの他人へ」をテーマに、アートで地域のつながりを生もうと企画したもの。店先では足を止め作品を見つめる人の姿もみられ、家族で催しに参加した楠葉在住の松井菜月希さん(40歳)は「気になる人が増えて、くずはで暮らすことがより楽しみになりました」と笑顔でした。
巨大タイムカプセルに歓喜
殿一小校庭で50年の眠りから目覚める
3月25日、殿山第一小学校で、50年前に埋めたタイムカプセルが重機で掘り起こされました。自治会やPTAのメンバーらが実施。クボタ製の高さ約2m、重さ400㎏の金属製の容器(右写真)がワイヤーで引き上げられると集まった卒業生ら約70人から歓声が。当時、授業での発表作品を収めた清水祥史さん(62歳)は東京から駆け付け見学し「きれいに残っていて見事」と驚いていました。カプセルはクボタ枚方工場で開封され5月24日に同校の創立150周年行事で中身が受け渡されます。
作品の息づかいが伝わる
天門美術館で開館60周年記念特別展
4月8日~5月6日、天門美術館(山之上北)で特別展が開催されています。同館創設者で彫刻家の池田遊子の作品や特別展に合わせてえりすぐられた掛け軸など30点を展示。館長が掛け軸に描かれている日本画の余白の美しさなどを解説すると、構図の良さなど来館者それぞれが感じた印象を語り合いました。友人と訪れた島川香苗さん(写真左から2番目)は「展示ケースがなく、作品の息づかいが伝わってくる美術館が枚方にあることをもっと知ってほしい」と話しました。
土俵でみんなと楽しみたい
市内唯一土俵のある蹉跎小で相撲授業
3月19日、枚方市相撲連盟主催の出前授業が蹉跎小学校で開かれました。校庭に土俵がある唯一の小学校ですが、柱が壊れて10年以上前から使えない状況に。5年生の寺田煌汰さん・荻野葵さん(写真右)が「土俵を使って、日本文化の相撲に触れたい」と思い立ち、学校を通じて同連盟に連絡。2人の思いを受けた同連盟が体育館に簡易式土俵を設置し、取り組みを指導をしました。寺田さんは「次は本物の土俵で、行司を担当してみんなで楽しみたい」と話しました。
生徒たち 記憶に残る 大花火
楠葉中学校で創立50周年記念の打ち上げ花火
3月15日、楠葉中学校で創立50周年を記念した花火が上がり、夜空を彩りました。実行委員長の富江則之さん(54歳)の「創立50年という節目に在学していたことが、生徒たちの記憶に残るように」という思いから実施。校庭には多くの生徒が集まり、夜の静寂を切り裂くように大輪の花が咲くと大きい歓声が上がりました。同校2年生(当時)の小泉遼悟さんは「とても素晴らしかった。この花火のように僕も大きくなりたい!」と力強く話しました。
ヘルメットかぶる、絶対!
一日署長に市PR大使の祇󠄀園
4月6日~15日に実施された春の全国交通安全運動に合わせ、4月7日にニッペパーク岡東中央でパレードと式典が開催されました。同日、枚方警察署の一日署長を務めた市PR大使の漫才コンビ・祇󠄀園(本ページ「枚方家族」参照)が交通ルールを守る大切さを呼びかけるため参加。市内でも毎日のように自転車が絡む事故が起きており、自転車用ヘルメットをかぶり「最近はおしゃれなものもあるので命を守るために必ずかぶって!」と訴えました。