広報ひらかた

伏見市長の情熱日記

今こそ考えよう 平和の尊さ

 ロシアによるウクライナ侵攻やガザ地区での戦闘など国家や地域間の争いに、幼い子をはじめ何の罪もない方々が巻き込まれ、生活や命を奪われる映像を見るたびに胸が締め付けられる思いです。
 昨年8月、平和啓発事業の一環として開催したウクライナの絵本作家が鉛筆1本で避難生活の過酷さを綴った絵日記展には、短期間ながら多くの方が来場されました。当たり前の日常がある日突然奪われてしまう恐ろしさに、改めて平和の尊さを実感しました。また2月の平和フォーラムでは、ウクライナの詩人が戦火を逃れた避難者の証言をまとめた文芸ドキュメントを日本語訳したロバートキャンベルさんに講演いただき約700人が来場。こちらも市民から大きな関心が寄せられました。
 昭和14年3月1日、禁野にあった旧陸軍火薬庫が大爆発を起こし、多くの尊い命が犠牲となりました。本市では3月1日を枚方市平和の日に定め、今年も3月2日(土)にニッペパーク岡東中央でキャンドルを灯す「平和の燈火(あかり)」を開催します(34ページ参照)。
 平和な世界を次世代へつなぐことは私たちの責務であり、今後も平和啓発を推進してまいります。今だからこそ平和について考えてみませんか。