伏見隆市長の所信表明
枚方の未来を拓く
令和5年9月定例月議会の初日となる9月29日に伏見市長が所信を表明しました。ここでは今後4年間の取り組み方針や重点施策などの概要を説明します。
問合わせ先、企画課 電話841-1254、ファクス841-3039
最重点施策
・子育て環境の充実
・市駅周辺再整備によるにぎわいの創出
持続可能な発展
社会・環境・経済の三側面の調和を追求
一人ひとりが将来にわたって幸せを実感できるまちへ
私は、これまで、先の未来を見据え、枚方を変えていくという固い決意を胸に、子育て支援や教育の充実をはじめ、地域資源を活用した経済の活性化に向けた取り組みなどを推進してきました。その結果、近年、若い世帯の転入が転出を上回るようになるなど、少しずつ形として表れ始めています。 目指すべきは、人口減少が進む中でも、市民や本市に関わる一人ひとりが将来にわたり幸せを実感できるようにする持続可能な発展であり、このことを念頭に、市政運営に全力を尽くしていく決意です。 この4年間では、経済面での豊かさだけでなく、都市機能の発展と自然や生活環境の保全を両立させ、誰一人取り残されない社会を追求してまいります。また、枚方の未来を拓くための最重点施策として、子育て環境のより一層の充実と、枚方市駅周辺再整備事業の着実な推進に取り組みます。
枚方市長 伏見 隆
枚方の未来を拓く最重点施策
子育て環境の充実
子育て世帯が安心して出産し楽しく子育てができるまちの実現
■切れ目のない子育て支援の実現へ
これまで部局をまたがっていた、児童福祉機能と母子保健機能を一体化し、切れ目のない、より柔軟かつきめ細やかな支援を届けます。
■社会で生き抜く力を身につける教育
言語能力や情報活用能力の育成、課題解決型学習（ＰＢＬ）の充実など、思考力・応用力・表現力の向上および知識の習得、必要な情報を正しく探し出す力を身につける取り組みを推進します。
■保育施設へ送迎時などの負担を軽減
きょうだいが同じ保育施設に入ることによる送迎時の負担軽減や、お昼寝用布団の持ち帰り・お弁当づくりなどの負担を解消する支援を検討していきます。
▶枚方保育所での登園風景
■子どもたち一人ひとりに最適な学びの機会を
小・中学校における支援教育の一層の充実、いじめ問題への早期対応と未然防止の取り組み強化、学校に登校できない・しにくい子どもたちへの多様な学びの機会の拡大、ヤングケアラーへの支援を充実します。
■さらなる待機児童対策と幼児・小学校教育の連携
待機児童の「通年ゼロ」を目指すとともに保育園や幼稚園等就学前児童施設に通う全ての子どもたちが小学校へ円滑に就学できるよう市独自のプログラムを推進します。
■小学校給食の無償化へ
小学校給食の無償化・中学校給食の全員給食の実現に向けて取り組みます。
▶氷室小学校6年生の給食
枚方の未来を拓く最重点施策
市駅周辺再整備によるにぎわいの創出
豊かな緑の空間と様々な都市機能を集積させたゆとりと利便性を併せ持つ環境整備
6F
こども家庭センター
消費生活センター
男女共生フロア・ウィル
5F
(仮称)市民窓口センター
生涯学習交流センター
市駅前図書館
市駅東側複合施設
■令和6年前期にオープン
駅直結の施設には市の窓口・相談機能と、市民の交流施設、図書館を集約することで、市民サービスの向上を図ります。
行政施設
■連鎖型のまちづくりに向け早期に新庁舎の位置を確定
国との合同庁舎化によるメリットを生かした機能や規模、付帯施設等の具体化に向け「新庁舎整備基本計画」を策定します。
▲新庁舎のイメージ
みどりの大空間・民間活力導入エリア
■公民連携によるゆとりとにぎわいの創出
ニッペパーク岡東中央を生かしながら公園・広場を拡大し、新庁舎前広場につながるシンボリックなみどりの景観軸を整備するとともに、みどりの大空間と一体となってにぎわいを創出する、まちの魅力を高める民間活力を導入します。
▲枚方市駅前空間のイメージ
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
持続可能な発展のため三側面の調和を追求
持続可能な発展のためには、国際的な開発目標であるSDGsで提唱されている、社会・環境・経済の調和が重要です。本市でも、経済面での豊かさを追い求めるだけではなく、人々が交流する社会面での豊かさ、人々を取り巻く環境面での豊かさを、共に追求していきます。
社 会
誰一人取り残されない社会
■安全・安心
防災、犯罪や交通事故の防止、救命救急への体制強化
■高齢者・障害者福祉
認知症の予防と対策、障害者の自立支援と社会参加
▲認知症について学ぶ「認知症すごろく」
■文化芸術・スポーツ
生涯活躍できる場の創出、質の高い文化芸術・スポーツに親しむ環境の充実、eスポーツ施策の展開
■保健・医療
感染症対策をはじめとする地域保健体制や医療連携の強化、健康寿命の延伸
■人権・平和
性の多様性を尊重、多文化共生社会の実現、平和の尊さを発信
▲枚方市平和の燈火
環 境
自然や生活環境の保全と都市機能の充足が両立
■環境保全
循環型社会の推進、東部の里山や淀川の水辺空間の保全
▲里山保全活動
■都市基盤整備
中宮浄水場の移転建て替え、京田辺市と共同で可燃ごみ共同処理施設の整備、光善寺駅西地区再開発事業
経 済
地域経済の活性化
■賑わいの創出
枚方宿・東部地域での観光ツーリズムの展開、地域資源を生かした東部地域の活性化
▲枚方宿くらわんか 五六市
■産業活性化
創業・起業支援、ものづくり企業の魅力発信、女性活躍の推進、地域資源を生かしたブランド開発などの「ひらかた万博」の推進
※主な取り組みを記載
所信表明の全文はこちら
所信表明の全文は市役所別館6階行政資料コーナーで閲覧できるほか、市ホームページでも掲載しています。
市ホームページ
YouTube