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ほけんしょ通信11月号

[2020年11月5日]

ID:32774

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「薬と健康の週間」について(令和2年10月1日放送分)

毎年10月17日から23日までの1週間は「薬と健康の週間」です。そこで本日は、薬に関するいろいろな情報をお伝えします。

薬は、病気や怪我の治療に役立ちます。しかし、どんな薬にも副作用を引き起こすリスクがあります。

薬は、服用するタイミングや1回に服用する量が決められています。決められたタイミングで服用しないと、効果が弱まったり、副作用が現れることがあります。また、決められた量より多く飲んだからといって、よく効くものではありません。反対に症状が治まったからといって自己判断で服用をやめてしまうと、病気が再発したり、治らないことがあります。

さらに複数の薬を服用している場合、飲み合わせが悪いと、薬の効果が十分に得られなかったり、反対に薬が効きすぎてしまったりすることがあります。薬だけではなく、食べ物やサプリメントの中にも、薬と飲み合わせの悪いものもあります。

そのため、薬を服用する際は、薬剤師等の専門家から適切なアドバイスを受けて飲む必要性をご自身が理解してから服用することで、副作用のリスクも軽減されます。

薬の飲み合わせをチェックするのに便利なのがお薬手帳です。お薬手帳を薬局や病院へ持っていくと、薬の飲み合わせなどの確認や、服用にあたっての注意事項などを記録することができます。薬について気になったこと、ドラッグストアなどで購入した市販薬やサプリメントを飲んだ時などもお薬手帳に記載することで、医師や薬剤師との情報共有のツールとしても活用できます。また、急な入院や事故、災害など、緊急時にご本人に代わりお薬の服用歴を伝えてくれるため、迅速で適切な治療が受けられます。大震災時にお薬手帳を持っていたおかげで、服用中のお薬の情報を避難先で医師等に正確に伝えることができたとの報告もあります。お薬手帳は病院や薬局ごとに分けず、1冊にまとめるようにしましょう。

また身近で相談しやすい、かかりつけ薬局を1つ選んでおきましょう。複数の医療機関から処方箋をもらった場合に、自分の選んだかかりつけ薬局へ持っていくことで、薬の飲み合わせや副作用のリスクを確認してもらうことが出来ます。同じような効果の薬の重複や、飲み合わせを確認したり、飲み忘れを防ぐ方法を薬剤師さんと一緒に考えたりすることも出来ます。市販薬のことや、ちょっとした体調の変化についても、気軽に相談することが出来ます。

平成28年から、健康サポート薬局の届出制度が始まりました。健康サポート薬局とは、地域のみなさんの健康の保持・増進を積極的に支援する薬局で、薬に関することだけではなく、みなさんからの健康相談などに対応し、必要に応じて適切な医療機関や行政機関への紹介も行っています。また、健康相談に関するイベントなどを開催している薬局です。枚方市内にも健康サポート薬局があります。健康サポート薬局は、薬局の看板や枚方市ホームページなどで確認することが出来ます。ぜひご活用ください。

「浄化槽の日」について(令和2年10月8日放送分)

みなさんは10月1日が「浄化槽の日」というのはご存知でしょうか?

そもそも浄化槽って何?という方もいらっしゃると思いますので、まずは浄化槽についてお話します。

浄化槽は公共下水道が整備されていない地域で、ご家庭のトイレや台所、風呂等からの排水を主に微生物のはたらきで処理し、身近な水路や河川に放流するための汚水処理施設です。ご自宅の敷地内のガレージの下などに設置されています。

その浄化槽について、取り扱いを定めた法律が、昭和60年10月1日に施行された「浄化槽法」です。この日を記念して、毎年10月1日が「浄化槽の日」と定められ、広く浄化槽を知っていただくためのさまざまな行事が全国で行われています。

さて、この浄化槽ですが、排水をきれいに浄化するために働いているのは微生物です。その微生物にうまく働いてもらうためには、浄化槽の使い方や維持管理がとても大切です。そのため、浄化槽をお使いのみなさまに、守っていただきたいポイントをお知らせします。

・トイレでは、トイレットペーパー以外は流さない、また掃除のときも塩酸等の強い薬品は使わない。

・キッチンでは、流しに野菜くずやてんぷら油を流さない。

・洗濯のときは、洗剤や漂白剤を表示どおりの適正量で使う。

・浄化槽の横にあるブロアーポンプの電源コードは、常にコンセントに差し込んでおく。

また、維持管理については、「浄化槽法」で3つのルールが定められています。

・市の許可業者による定期的な清掃。

・市の登録業者による定期的な保守点検。

・知事の指定検査機関による毎年1回以上の法定検査。

浄化槽を設置されている方は、清掃、保守点検、そして法定検査の3つのルール、すべて行っているか、お手元の書類等で改めて確認しましょう。

また、公共下水道への切り替えで浄化槽を廃止したときには、浄化槽廃止の届出が必要です。こちらも、どうぞお忘れなく!

さらに、引越しにより、空き家になるなど概ね1年以上の長期間、浄化槽の使用を休止するときは、休止前の清掃を行った後、浄化槽使用休止の届出を行ってください。休止届を行うことで、休止期間中は浄化槽法で義務づけられている維持管理が免除されます。

詳しくは枚方市のホームページをご覧いただくか、直接、枚方市保健所保健衛生課まで、電話番号は072-807-7624までお問い合わせください。

「インフルエンザ」について(令和2年10月15日放送分)

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。

発熱・のどの痛み・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状が現れます。普通の風邪とは違い、子どもでは急性脳症を合併したり、高齢者や免疫力の低下している方は肺炎を合併するなど重症になる場合もあります。

インフルエンザの感染経路は、咳やくしゃみなどのしぶきの中に含まれるウイルスの飛沫による「飛沫感染」と手や物などを介してウイルスが体内に入り感染する「接触感染」です。

インフルエンザ感染予防のポイントは、「咳エチケット・こまめな手洗いと消毒・湿度を保つ・十分な休息と栄養・人の多い場所への外出を控える」です。

マスクをせずにくしゃみをすると、ウイルスは3m程飛ぶと言われています。咳やくしゃみが出るときにはマスクやティッシュ等で口元を覆い、しぶきが周囲に飛ばないように咳エチケットを実行しましょう。食事の前後や帰宅時、トイレの後等こまめな手洗いの実施、手洗いができない場合は手指消毒用アルコールの使用も効果的です。空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、加湿器で湿度を50から60%程度に保ちましょう。また、睡眠不足を防ぎ、適度な栄養摂取を心がけましょう。

インフルエンザに感染した場合に重症化を予防する方法として有効とされているのが、予防接種です。

今年は、新型コロナウイルス感染症の流行下におけるインフルエンザの重症化を防ぐため、高齢者の方を対象とした予防接種の無料制度があります。流行前に予防接種を受けておきましょう。

インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行する傾向にありますが、インフルエンザと同時期の流行が懸念されているのが、新型コロナウイルス感染症です。

現在発生数は落ち着いていますが、未だ全国・大阪府内において収束までには時間を要する状況です。新型コロナウイルス感染症は誰もが感染者・濃厚接触者になる可能性があります。新型コロナウイルス感染症もインフルエンザと同様、日頃からマスク着用や手洗い・消毒の徹底が重要です。また、発熱等の症状があり、受診を希望する場合には、必ず事前に医療機関へ電話をした上で医療機関の指示に従って受診するようにしてください。

広報ひらかた10月号や枚方市ホームページでは、インフルエンザ予防接種に関する情報や新型コロナウイルス感染症に関する情報・各種相談窓口等を掲載しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。

今後も引き続き感染予防に取り組み、インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症の流行を乗り越えていきましょう。

「妊娠糖尿病」について(令和2年10月22日放送分)

妊娠糖尿病とは、「妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常」をいいます。妊娠中に特有なもので、いわゆる「糖尿病」とは違う病気です。日本では、妊婦さん全体の5.5%を占めており、決して珍しい疾患ではありません。

妊娠すると、赤ちゃんの栄養となるブドウ糖が必要になるため、誰でも血糖値が高くなります。これは、胎盤からでるホルモンの影響で、血糖値を下げるインスリンの働きが抑えられるためです。通常はインスリンをたくさん出すことで、血糖値があがりすぎないようにしますが、インスリンをたくさん出しにくい妊婦さんの場合、妊娠糖尿病になりやすいのです。赤ちゃんを出産した後は、ホルモンを出していた胎盤が母親の体から出るため、多くの方は正常な血糖値に戻ります。

妊娠糖尿病になると早産や妊娠高血圧症候群のリスクが高くなったり、赤ちゃんが大きくなりすぎて、難産になったり、出産直後に赤ちゃんが低血糖になったりすることがあります。また、妊娠糖尿病でない女性と比べると将来糖尿病を発症するリスクが約7倍と高くなるため、注意が必要です。そこで妊娠糖尿病と言われた妊婦さんの過ごし方について妊娠中と赤ちゃんを産んだ後に分けてお伝えします。

まず、妊娠中は第一に血糖コントロールが重要になります。食後の高血糖を起こさないように、まずは主治医や助産師、管理栄養士等のスタッフに、必要な量の食事をとる工夫について相談しましょう。血糖値を急激に上げないために、まず野菜から食べたり、1回あたりの食事量を減らして、食事回数を1日5から6回にする方法等があります。ウォーキングなどの運動も血糖コントロールの改善につながりますが、必ず主治医に相談してから行いましょう。食事や運動で血糖コントロールがしにくい場合は、インスリン注射などの治療が必要になることがあります。

次に出産後です。産後は育児に忙しくて自分の血糖値や食事に目をむける余裕も少なくなるかもしれません。しかし、糖尿病を発症するリスクをできるだけ下げるための3つのポイントをお伝えします。

1つ目は、可能であれば母乳育児を続けることです。母乳を出すことで血糖値を下げる効果があります。

2つ目に、できるだけ早めに妊娠前の体重に戻すことです。

最後に3つ目は、定期的な健診による早期発見です。まず妊娠の影響がなくなった産後1ヵ月から3ヵ月以内に、「妊娠糖尿病」が改善しているか検査を受けましょう。そして次の妊娠の時の合併症のリスクを減らすため、またご自身の健康のために1年に1回は健診を受診することをお勧めします。

妊娠糖尿病は、妊婦健診で早期に発見することができます。妊婦健診は定期的に受けましょう。そして、歯周病も妊娠糖尿病のリスクを高めることがわかっています。ぜひ妊産婦歯科健康診査も受診し、歯と口の健康に気をつけましょう。

「高齢者の肺炎球菌とインフルエンザ予防接種」について(令和2年10月29日放送分)

今日は公費で接種することができる高齢者の肺炎球菌とインフルエンザ予防接種についてお伝えします。

まず、インフルエンザ予防接種についてお伝えします。対象は、接種日時点で65歳以上の人と、60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害がある内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人です。実施期間は、10月1日から来年1月31日までですが、免疫効果は接種後約2週間後から得られるため、インフルエンザの流行時期に入る前の12月中旬ごろまでに接種することが望ましいとされています。

なお、免疫の持続期間は約5か月です。高齢者インフルエンザ予防接種は従来1,500円の接種料金が必要でしたが、今年度に限り無料となります。ただし、無料で接種できるのは、取扱い医療機関で接種した場合に限ります。市外など取扱い医療機関以外で接種を希望される場合は、予防接種を受ける前に予防接種実施依頼書の手続きが必要となります。この依頼書を提出して接種した場合のみ、負担した接種費用の払い戻しが可能です。必ず予防接種をお受けになる前に保健センターにお問い合わせください。

次に、肺炎球菌による肺炎や気管支炎などを防ぐことを目的に接種する肺炎球菌予防接種についてお話します。今年度公費で接種できる対象は、令和2年4月1日から令和3年3月31日の間に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる人と、60歳以上65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害がある内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人です。接種できる期間は来年3月31日までです。ただし、全額自己負担で接種した場合も含み、今までに高齢者肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を接種したことがある人は公費接種の対象とはなりません。

今までに接種した事がある人や、今年度の対象の人以外で肺炎球菌ワクチンの接種を希望される人は、直接医療機関にご相談ください。なお、接種を受けると約5年間免疫効果が持続するとされています。肺炎球菌予防接種をご希望の人は、取扱医療機関に予約の上、接種時に、生年月日の証明できるもの、60歳以上65歳未満の内部疾患1級の身体障害者手帳をお持ちの人は、身体障害者手帳を提示し、窓口で接種費用を支払い、接種を受けてください。

高齢者肺炎球菌予防接種の接種料金は2,000円です。ただし、生活保護受給者、市民税が世帯全員非課税の人、中国残留邦人等支援給付者は免除制度があります。該当される人は、事前に無料接種券発行の手続きをしてください。また、高齢者インフルエンザ予防接種と同様、枚方市取扱医療機関以外で接種をお受けになる場合は、あらかじめ予防接種実施依頼書の手続きが必要です。予防接種実施依頼書や無料券の手続きの詳細につきましては、保健センター、電話番号072-840-7221にお問い合わせください。