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ほけんしょ通信9月号

[2020年9月7日]

ID:31891

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「家庭でできる食中毒予防のポイント」について(令和2年8月6日放送分)

本日は「家庭でできる食中毒予防のポイント」について会話形式でお届けいたします。

●今年は雨が多いですね。ジメジメするし、晴れる時は蒸し暑いし、なかなかすっきりしないお天気です。こうなると心配なのが食中毒です。実際にどのくらい食中毒は起きているのでしょうか?

○はい。厚生労働省によると「令和元年の全国の食中毒事件数は1,061件、患者数13,018名」とされており、そのうち家庭での食中毒発生件数は全体の約14%でした。しかし、これは氷山の一角で実際にはもっと多く発生していると推測されています。そのため、家庭でも食中毒予防は大切です。

●そうなんですね!そもそも、食中毒の原因は何なのですか?

○食中毒の主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。細菌が原因の食中毒は夏場に多く発生し、代表的なものには腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌などがあります。ウイルスが原因の食中毒は冬場に多く発生し、代表的なものにノロウイルスなどがあります。細菌やウイルス以外にも、アニサキスなどの寄生虫や、動物や植物に由来するフグや毒キノコなどの自然毒が原因となる食中毒もあります。このようにさまざまな原因物質によって、食中毒は1年中発生しています。

●えー、1年を通して食中毒が起きているんですね!

○その通りです。今日は『家庭でできる食中毒予防のポイント』を一緒に学んでいきましょう。細菌やウイルスは目には見えませんが、お肉やお魚などの食材だけでなく、実は、人の手や包丁、まな板、冷蔵庫の取っ手など、私達の周りの至る所に存在しています。

●そうなんですね。でも、細菌やウイルスが目に見えないのであれば、どうやって食中毒を予防したらいいのですか?

○食中毒を予防するためには、細菌やウイルスを「つけない」「ふやさない」「やっつける」の食中毒予防の3原則が大切です。

●「つけない」「ふやさない」「やっつける」の食中毒予防の3原則ですね。具体的には、どんなことをすればいいのでしょう?

○一つ目の「つけない」の基本は、「手洗い」です。私達の手や指には、たくさんの汚れや細菌が潜んでいます。そのため、手や指から食中毒菌やウイルスを食べ物に付けないためには、「手洗い」がとても効果的です。

●なるほど。では、いつ手洗いすればいいのですか?

○手洗いのタイミングは、調理を始める前や食事の前、生のお肉やお魚、卵などを扱った後、トイレの後などです。また、手だけでなく、調理器具を洗って、消毒することも重要です。

●なるほど。他に、調理する人が気を付けることはありますか?

○ノロウイルスのように、人が食べ物にウイルスを付けてしまって起こる食中毒も多く発生しているため、調理する人は日頃から健康管理を行うことが大切です。嘔吐や下痢などの症状がある場合は、自分が食中毒の原因となる細菌やウイルスを持っているかもしれないので、調理を控えてください。

●二つ目の「ふやさない」についても教えてください。

○食中毒菌を増やさないためには、時間と温度の管理が重要です。「ふやさない」のコツは、すみやかに調理し、調理した食品はすぐに食べることです。もし調理中に食品を保存する場合、室温で放置するのは危険です。冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。一度に食べきれる量をつくり、すぐに食べるのが望ましいですが、残ってしまった場合は、冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう。なお、冷蔵庫や冷凍庫に入れても、細菌はゆっくりと増えるので、早めに食べてください。

●なるほど。細菌を増やさないためには「時間」と「温度」が重要なんですね。

○三つ目は「やっつける」です。ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので十分な加熱が有効です。

●どれぐらい加熱すればいいのですか?

○食品の中心部の温度が75℃で、1分間以上の加熱が目安になります。特に、お肉は中心部の色が変わるまでしっかり加熱してくださいね。

●なぜ、特にお肉はしっかり加熱する必要があるのですか?

○お肉を生や加熱不足の状態で食べたことによる食中毒が多く発生しているからです。

●なぜ、お肉による食中毒が多いのですか?

○牛肉や豚肉、鶏肉などのお肉にはさまざまな食中毒菌が付いているおそれがあり、生で食べたり、加熱不足の状態で食べたりすることには大きな危険が潜んでいるからです。

●そうなんですか?!でも、ユッケやタタキを出しているお店もありますよね?昔は牛のレバーの刺身もあったような・・・。

○実は、平成23年4月に、飲食チェーン店で、お肉を生で食べたことが原因と考えられる「腸管出血性大腸菌による食中毒」が発生しました。この事件では数名が亡くなられ、多くの重症者が出ました。これを受け、牛のユッケやタタキなどの「生食用食肉」について基準が設けられ、設備や加工方法の基準に適合しない生食用牛肉の提供・販売が禁止になりました。また、牛のレバーについては、その内部からも腸管出血性大腸菌が検出されたことから、生食用の牛レバーの販売・提供は禁止になりました。

●だから最近、牛のレバーのお刺身を見なくなったんですね。

○牛だけでなく、豚肉や豚レバーの生食についても、重い肝炎を引き起こす恐れのあるE型肝炎ウイルスや食中毒菌などのリスクがあることから、平成27年6月に、生食用の豚肉及び豚の内臓も販売・提供が禁止になりました。

●そうなんですか!牛や豚には厳しい規制があるんですね。それでは、鶏肉は生で食べても大丈夫ですか?魚のお刺身はよく食べるし、新鮮なら鶏肉のお刺身も安全でしょうか。

○実は、お肉は「新鮮」イコール「安全」ではないんです。新鮮なお肉でも細菌が付いている可能性があるため、お肉を生で食べるのは危険なんです。鶏肉については、生やタタキなどの加熱不十分な状態で食べることによる「カンピロバクター食中毒」が多く発生しています。枚方市内でも、今年6月に加熱不十分な鶏肉を食べたことが原因と推測される食中毒が1件ありました。カンピロバクター食中毒は、腹痛や下痢、発熱などの症状を起こします。また、まれにギラン・バレー症候群という主に筋肉を動かす運動神経が障害され、手足などに力が入らなくなるという重い後遺症を発症する場合もあります。

●怖いですね。もうお肉を生やタタキで食べるのはやめます。

○そうですね。お肉を生で食べることは危険なので、特に抵抗力が弱く重症化しやすい子どもや高齢者、そして、調理従事者などは絶対にやめてください。

●お肉を安全に食べるためには、どうすればいいのですか?

○はい、安全にお肉を食べる方法を紹介します。ここでも「つけない」「ふやさない」「やっつける」の食中毒予防の3原則が大切です。

まずは、お肉の「保存・下準備」のポイントです。お肉を常温で置いておくと、細菌が増えてしまいます。お肉を買ってきたら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。これは、食中毒予防の3原則の「ふやさない」に当たります。

冷凍庫や冷蔵庫の中では、蓋付の容器に入れたり、袋に入れたりして、他の食品にお肉の肉汁がかからないようにしましょう。生のお肉を触った後は、液体石けんを使ってしっかり手洗いしましょう。また、生のお肉を使ったまな板や包丁、ボウルなどをそのまま、他の食材の調理に使うと、その食材に細菌を付けてしまいます。したがって、生のお肉に使った器具は、使用の都度、洗剤でしっかり洗い、熱湯や塩素系漂白剤などで殺菌しましょう。これらは、先ほどお話した食中毒予防の3原則の「つけない」に当たります。

●はい。

○次にお肉の「調理」のポイントです。これは食中毒予防の3原則では「やっつける」に当たります。中心部までしっかり加熱しましょう。特に、ハンバーグやつくねといった挽肉を使ったメニューやレバーなどは、中まで細菌が入り込んでいることがあるので、中心部の色がしっかり変わっているかをよく確認しましょう。

●きちんと加熱することが重要なんですね。

○そうです!それでは次に、今の時期に特に気を付けたいことについてお話します。夏休みにキャンプでバーベキューをしたことはありますか?

●はい!

○楽しいバーベキューですが、注意していただきたいことがあります。例えば、バーベキューで生のお肉を焼くときに、焼く前の生肉に触れた箸で、焼いた後のお肉に触れると、生肉に付いていた細菌がせっかく焼いたお肉に付いてしまいます。焼く時には専用のお箸やトングを使い、焼いた後のお肉は自分が食べるお箸で取るようにし、生のお肉に触れないようにしましょう。

●ついつい同じお箸で焼くのも食べるのもしてしまいがちですが、そんな危険があるんですね。

○近ごろ、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための「新しい生活様式」として、食品のお持ち帰りや宅配をするお店が増えてきましたが、お持ち帰りや宅配をよく利用されますか?

●お店の味を家で楽しめるのは嬉しいので、利用したいなと思っています。

○せっかくの楽しい食事も、食中毒が起こってしまっては台無しです。特に気温が高くなる今からの季節は注意が必要です。これからお話しするポイントに注意して、食中毒を防ぎましょう。

●はい!

○お店の食品をお持ち帰りする場合は、購入後すぐに持ち帰り、常温で長時間持ち歩かないようにしましょう。また、帰宅したらすぐに食べましょう。宅配の場合も、届いたらすぐに食べましょう。1回で食べきれる量を購入・注文し、残り物が出ないようにすることも大切です。これは食中毒予防の3原則の「ふやさない」にあたります。

●なるほど。これで安全に食事を楽しめそうです。

○最後におさらいです。今日お話した「食中毒予防の3原則」を覚えていますか?

●はい。食中毒菌やウイルスを「つけない」「ふやさない」「やっつける」ですね!

○その通りです!さて、本日は『家庭でできる食中毒予防のポイント』についてお話しましたが、もし、疑問に思われることや、わかりやすいリーフレットなどの資料が欲しいという方は、枚方市保健所保健衛生課 電話番号:072-807-7624、ファックス番号:072-845-0685までお問い合わせください。

●わかりました。

○皆さまも食中毒予防の3原則を守って、楽しく安全に食事をしてくださいね

「犬や猫を飼うときのマナー」について(令和2年8月13日放送分)

本日は「犬や猫を飼うときのマナー」についてお話します。

保健所には犬や猫の相談や苦情がたくさん入ります。すべての人が動物好きではなく、飼い犬や飼い猫が知らず知らずのうちに近所の方に迷惑をかけていることがあります。犬や猫を飼うときには細心の注意を払うようにしてください。特に守っていただきたいこととして次のことがあります。

まずは、犬についてです。

犬についてのマナーその1、糞や尿の後始末をすること。

糞や尿は飼い主がしっかり始末してください。路上や家の前に糞が落ちているのは気持ちのいいことではありません。糞はビニール袋などで持ち帰り、尿は水で流すなどして始末しましょう。また、飼育場所を清潔にしないと近所の方に臭い等で迷惑をかけてしまいます。相手の立場に立って掃除をしてください。

犬についてのマナーその2、ムダ吠えをしないよう、しつけを正しく行うこと。

暑い時期は、窓を開けている方が多く、鳴き声に関する苦情が保健所にたくさん入ります。ムダ吠えをしないようしつけをしっかりする、飼育する部屋を変更し、鳴き声が響かないようにするなど、近所の方に迷惑をかけないようにしてください。しつけでお困りの方向けに枚方市で実施を予定しております犬の飼い方教室について、中・大型犬の枠に現在のところ空きがあります。しつけでお困りの方はぜひご利用ください。

犬についてのマナーその3、犬を放し飼いにしないこと。

しつけができていると思っていても、人を追いかけたり、咬みついたりする危険性があります。高齢者や子どもなどの抵抗力の弱い方を咬んでしまい、けがや感染症などの症状が重くなる場合も考えられます。散歩中は首輪やハーネスから犬が抜けないようにして、必ずリードをつけて短く持ち、飼い主が犬を制御できるようにしてください。伸びるリードはとっさの時に犬を制御できず、他の人や犬を咬んだり車にひかれてしまうことがありますので、普段のお散歩に使用するのは控えましょう。また、飼っている場所から飼い犬が逃げないように、室内飼いの場合はドアや窓の開け閉めに注意し、つなぎ飼いの場合は首輪などがゆるんでいないかを定期的に確認してください。

次に、猫についてです。

猫についてのマナーその1、家の中で飼うこと。

家の外に出た猫は、飼い主が知らないうちに、ご近所の庭で糞や尿をしたり、車を傷つける等、さまざまな迷惑をかけている場合があります。また、外に出ることで大切な飼い猫が、猫エイズ等の病気をもらったり、交通事故に遭う可能性もあります。近所の方とのトラブルを防止するため、また猫をさまざまな危険から守るため、猫は家の中で飼ってください。

猫についてのマナーその2、迷子札をつけること。

家の中で飼っている猫についても、突然の災害や脱走に備えて、日頃から連絡先を書いた迷子札を首輪などに付けておいてください。また、首輪は外れてしまう可能性もあるので、体の中に埋め込むマイクロチップも推奨されています。

猫についてのマナーその3、不妊手術を行うこと。

病気の予防やストレスの軽減にもなり、繁殖シーズンの鳴き声をおさえ、脱走の防止にもなります。もし不妊手術を受けていない猫が外で子猫を産んだら、その子は野良猫になり、カラスなど他の動物に襲われたり交通事故などで命を落としたりします。また、運よく生き延びた場合でも、繁殖して周りに迷惑をかけることになります。このような不幸な命を産み出さないためにも、必ず不妊手術を行ってください。

保健所では現在、猫の不妊手術費の一部補助を行っています。詳しくは枚方市保健所 保健衛生課にお問い合わせください。電話番号は072-807-7624です。

犬や猫を最後まで責任を持って世話するのは飼い主さんの責任です。万が一、飼い続けることができなくなった場合は、飼い主さんご自身で新しい飼い主をお探しください。周りの方の気持ちも考え、近所の方からも可愛がられるようにお世話をしてください。大変暑い日が続いていますので、人はもちろんのことペットも熱中症には十分に気をつけてください。

「特定医療費(指定難病)受給者証の有効期間延長」について(令和2年8月20日放送分)

本日は「特定医療費(指定難病)受給者証の有効期間延長」についてお話させていただきます。

新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、外出自粛等による感染抑制が求められているなか、診断書の取得等のみを目的とした受診を回避するため、支給認定の有効期間を延長します。現在お持ちの「特定医療費(指定難病)受給者証」の有効期間は、令和2年12月31日ですが、1年間延長し、令和3年12月31日までとなります。

この有効期間延長に伴う手続きは必要ありません。また、期間延長後の有効期間を記載した受給者証はお送りしませんので、お持ちの受給者証を、令和3年12月31日までそのままお使いください。

ただし、受給者証の記載内容などに変更があった場合は手続きが必要です。例えば、加入保険の種類や被保険者証の保険者番号・記号・番号に変更があった場合や、転居などで住所に変更あった場合、受給者と同じ医療保険に加入している方の変更や、新年度の市町村民税の課税額の変更に伴い、月額自己負担上限額の変更を希望する場合です。

また、疾病の追加や変更、受給者と同じ医療保険に加入している人が新たに、指定難病または小児慢性特定疾病の受給者証を交付された場合なども手続きが必要です。

申請手続きをされる場合は、必要な書類をご確認のうえ、枚方市保健所1階保健予防課の窓口、または、郵送申請も可能ですので、簡易書留または特定記録郵便で送付してください。

お問い合わせ先は、枚方市保健所保健予防課です。電話番号は、072-807-7625です。

「ロタ予防接種」について(令和2年8月27日放送分)

本日は「ロタ予防接種」についてお話します。

ロタウイルスは感染性胃腸炎の原因となるウイルスの一つで、ロタウイルスによる胃腸炎は冬の後半から春にかけて流行します。ロタウイルス胃腸炎は、世界中のほぼ全員が5歳までに1度はかかると言われています。乳幼児の胃腸炎のなかでは最も重症化しやすく、激しい嘔吐や白っぽい水のような下痢が特徴で、症状がおさまるまで7日程度かかり、この間に繰り返される下痢や嘔吐により、急激に脱水が進み、すぐに適切な処置をしないと命に係わることもあります。

また、ロタウイルスは、インフルエンザ、特発性発疹に次ぐ、乳幼児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。感染力が強く、重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から赤ちゃんを守るために、WHOなどではワクチン接種を推奨しています。

日本でも平成23年からロタワクチンの接種が可能になりましたが、任意接種であったため、接種するのに3万円近くかかっていました。

このロタ予防接種が、10月から予防接種法に基づく定期予防接種として無料で受けることができるようになります。定期予防接種は令和2年8月1日以降に生まれた人が、10月1日以降に接種したものが対象です。ロタ予防接種は飲む生ワクチンで2回接種するロタリックスと3回接種するロタテック2種類のワクチンがありますが、どちらのワクチンも同様の効果が得られるとされています。

接種可能な期間に限りがありますので、母体からの抗体がなくなる生後2か月からスタートし、接種期間内に接種を済ませるようにしましょう。