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ほけんしょ通信8月号

[2020年8月12日]

ID:31444

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「大麻」について(令和2年7月2日放送分)

本日は、「大麻」についてご紹介させていただきます。

近年、小学生が大麻を吸引するという事件や、高校生が大麻取締法違反で逮捕されるなど、若い世代への大麻の広がりが深刻化しています。「自分には関係ない」「うちの子に限って…」と思っていませんか?正しい知識を身につけていなければ、知らないうちに大麻に関する事件・事故に巻き込まれてしまうかもしれません。

そこで今日は、大麻に関する正しい知識などについてお話しします。大麻は「クサ」、「ヤサイ」、「ハッパ」、「チョコ」などの隠語で流通しています。インターネットでは、「大麻はタバコよりも安全、タバコやお酒より依存性が低い、体に良い」などの誤った情報が溢れています。実際には、大麻は脳を破壊し、さまざまな不具合を引き起こす違法な薬物です。

特に子どもたちが使用すると、心や身体の発達に大きな悪影響を与えます。大麻を使用すると、めまい、嘔吐、平衡感覚障害、錯乱、極度の不安・恐怖などを引き起こす恐れがあります。長期間使用すると、幻覚や妄想などの症状が出たり、集中力、記憶力、認識能力の減退や人格障害などが引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。

大麻の使用は脳細胞を傷つけ、破壊してしまいます。破壊された脳は元には戻りません。そのため、法律で厳しく禁止されています。先ほどもお伝えしたように、学生など若い世代への大麻の危険性が高まっています。大麻などの薬物の危険は、必ずしも非行傾向がある子どもだけに関わる問題ではありません。

危険な誘いは、あの手この手で子どもを脅かします。「みんなやってるよ。」、「お菓子みたいなものだよ。」、「嫌なことが忘れられるよ。」、「ダイエットにいいよ。」、「勉強がはかどるよ。」など、甘い言葉で誘惑してきます。

その誘惑を「はっきりきっぱり」断りましょう。断るときは、「話題を変える」、「いやだ、いやだなど同じ言葉を繰り返す」、「だって、でも、どうしてを繰り返す」、「明るい方へ、人がいる方へ逃げる」などをしてください。

子どもを大麻などの危険な薬物から守るためには、保護者が子どもの様子を日々注意深く見守ることが大切です。子どもが自分自身を大切にし、悪い誘いを寄せ付けない、誘われてもはっきりきっぱりと断ることができる自信を育みましょう。

最近は、スマートフォンなどの普及により誰でも手軽にインターネットにアクセスできることが危険につながっています。インターネットさえつながれば、大麻などの危険な薬物は、簡単に購入できてしまいます。ぜひ、ご家族で、インターネットや携帯電話の使い方のルールを決め、日々の過ごし方を話し合ったりしてみてください。

もし、困ったことや悩みがあった場合は、勇気を出して、家族や友達、学校の先生、枚方市保健所などに相談をしてください。詳しくは、枚方市ホームページなどをご覧ください。

「蚊」について(令和2年7月9日放送分)

本日は、「蚊」についてお話します。

この季節に耳元でぶ~んと不快な音をさせ、腕や足など、肌にまとわりついて血を吸ってかゆみを残すあの嫌な虫。今年も「蚊」の季節となりました。毎年、この時期に保健所にも相談の寄せられる「蚊」について、気をつけていただきたいポイントをお話させていただきます。

私たちの身近でよく見かける蚊は、主にヒトスジシマカなどの「ヤブカ」です。北海道を除き日本各地に分布しています。最適な条件の場合、およそ10日で卵から成虫になります。発生する場所は、小さな水が貯まる場所で、雨水枡や水のたまった空き缶、空き瓶などです。卵で越冬し、5月から10月頃に成虫が発生します。昼間、特に朝夕に屋外で吸血されることが多く、下草や低木等に潜んでいて、ヒトが近寄ると飛んできてしつこく、まとわりつきます。

蚊に刺されると刺されたところが赤く膨らみ、かゆくなりますが、これは、蚊が血を吸うときに蚊の唾液に含まれる、血液が固まることを防ぐ物質を人のからだに注入するためです。これが、アレルギー反応を起こしてかゆみの原因となります。

また、蚊に刺されると、かゆみだけでなく蚊に刺されたことが原因で感染症になることもあるので十分な注意が必要です。蚊を通じての感染症には、ウイルスが原因のデング熱や日本脳炎、原虫が原因のマラリアなど、いくつかの感染症が確認されています。これらの感染症は主に熱帯・亜熱帯地域で流行するものですが、国内でも2014年にデング熱の感染例が報告されています。

では、蚊について気をつけていただきたいポイントですが、「蚊をできるだけ発生させないこと」、「蚊に刺されないこと」の2つです。

まず、蚊の発生を防ぐには、蚊の幼虫であるボウフラが発生する、家の周りの水たまりをなくすことです。ボウフラは捨てられた空き缶やペットボトル、雨水が溜まった側溝、植木鉢の鉢受け等、少しの水があればそこで孵化してしまいます。屋外の不要なものの片づけや溝の掃除等をして、家の周りにボウフラが発生しない環境を作るように心がけて下さい。自治会やご近所の方と一緒に地域清掃を行うのも大変効果的ですが、溝掃除のあとに薬剤を使うときは、環境への影響が少ないタイプのものを使いましょう。

次に、蚊に刺されないためには、山歩きや庭いじり、農作業等、蚊に刺されやすい場所では長袖を着用し、皮膚の露出を避けること、虫よけ剤を使うことです。また、部屋の中など、屋内では新型コロナウイルス感染症対策のため十分な換気を行うことも重要ですが、その場合でも、出入り口や窓には網戸をつけてしっかり閉めることや、蚊取り線香や電子蚊とり器などの虫よけ器具を置くなど、屋内に蚊が入ってこないようにしましょう。

それでは、みなさん、この夏は蚊を発生させない、蚊に刺されないように十分な対策を行い、健やかに過ごしましょう!

「マタニティマーク」について(令和2年7月16日放送分)

今日は、「マタニティマーク」についてお伝えします。

みなさんはマタニティマークを身につけた妊婦さんをみかけたことはありますか。マタニティマークとは、妊産婦の健康を守るための大切なマークです。おなかが目立たない妊娠初期にこそ身につけてほしいマークですが、周りに気を遣わせたくないという気持ちなどから、妊婦さん自身がつけることを躊躇する場合もあるようです。

妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、妊婦さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。妊娠初期に、脳や内臓、目や耳といった赤ちゃんの体のさまざまな器官が作られていきます。妊婦さんが喫煙しなくても、近くでたばこを吸っている人がいれば、たばこに含まれるニコチンの影響により赤ちゃんの成長が阻害されてしまいます。副流煙というたばこから立ち上がる煙には、吸ったたばこの煙の2倍のニコチンが含まれていると言われています。つまり副流煙のほうが、妊婦さん自身が喫煙するよりも赤ちゃんへの影響が大きいということになります。

また、妊婦さんによって個人差がありますが、妊娠するとつわりによる胃もたれや胸のムカつき、嘔吐、においに敏感になるなどの体調の変化が生じます。さらに、体が熱っぽくだるく感じられ、眠たくてたまらなくなるなど、風邪に似た症状も起こります。その他、足の付け根がつったり、腰が重く感じられるようになったり、ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなるため便秘になることもあります。

しかし、妊娠初期には外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など、妊婦さんにはさまざまな苦労があります。

枚方市ではマタニティマークを妊娠届出の際に母子手帳と一緒に配布しています。直径約5.5cmの円形ストラップで、ピンク色のハート型の中央でお母さんと赤ちゃんが目をつぶって微笑んでいるデザインです。

もしマタニティマークを身につけている妊婦さんを見かけたら、近くでタバコを吸わない、席を譲るなど思いやりあるお気遣いをお願いします。

「個別相談」について(令和2年7月30日放送分)

今日は、保健センターで実施している「個別相談」についてお伝えします。

子育てをしているお母さん、お父さんには、お子さんが成長して自分でできることが増えたり、かわいらしい笑顔を見せてくれたり、嬉しいことや楽しいことがたくさんあると思います。しかし、ことばが遅いのかなと気になる、お出かけのときに動き回って大変、イヤイヤやかんしゃくにどう対応していいかわからない、幼稚園や保育所で楽しく過ごせているか心配になる、など困ったり悩んだりすることもあるのではないでしょうか。そんなときには、個別相談で私たち心理相談員と一緒にどうしたらいいかを考えてみませんか。

個別相談では、就学までのお子さんと保護者の方を対象に子どもの発達に関する相談を行っています。予約制と、乳幼児健康診査に併せて利用できる相談があります。相談の中では、心理相談員がお子さんとおもちゃで遊んだり、ことばで働きかけたりしながら、お子さんの発達を確認していきます。また、保護者から、お子さんの普段の様子や気になっていることなどをお聞きします。そして、今のお子さんの姿を理解して、その子に合わせた関わり方や、遊びについてお伝えしています。

相談に行くのは少し不安に感じられるかもしれませんが、気になっていることについてどうすればいいかを一緒に考え、保護者の方が子育てに見通しをもてたり、家でやってみようかなと思えるようなヒントをひとつでも持って帰っていただければいいなと考えています。みんなが笑顔で過ごせるよう、成長していく子どもたちと毎日頑張っている保護者の方を応援しています。