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ほけんしょ通信5月号

[2020年5月22日]

ID:30067

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「カンピロバクター食中毒」について(令和2年4月2日放送分)

「カンピロバクター食中毒」とは、近年多く発生している食中毒で、全国で毎年約300件も発生しています。枚方市内でも、昨年5月に飲食店でカンピロバクター食中毒が発生しました。

ではまず、カンピロバクター食中毒の原因であるカンピロバクターの特徴をご説明します。

カンピロバクターは、鶏や牛などの腸内にすんでいる細菌です。100個程度の少ない菌量で、食中毒を引き起こします。


次にカンピロバクター食中毒の症状などについてご説明します。

カンピロバクターは鶏肉についていることが多く、国の報告によると、市販されている鶏肉の2から6割にカンピロバクターがついているそうです。

なぜ腸管内のカンピロバクターが肉についているのかというと、動物を解体するときに、腸管内のカンピロバクターがついてしまうからです。

カンピロバクターに汚染された肉などを食べて感染すると、2日から7日後に、腹痛・下痢・頭痛・発熱などの症状が出ます。また、まれに、手足に力が入らなくなったり、顔面神経麻痺、呼吸困難などを引き起こす「ギラン・バレー症候群」を発症することもあります。


それでは、カンピロバクター食中毒の予防方法についてお話します。ポイントは3つあります。

  • ポイント1、お肉は生で食べないようにしてください。鶏の刺身はもちろんのこと、タタキ、炙りなど表面しか加熱していないものも危険です。また、お肉が新鮮だからといって安全ではありません。お肉が新鮮でも、カンピロバクターがついていたら食中毒の危険があります。お肉の生食はしない、させないようにしましょう。
  • ポイント2、生のお肉を扱った手や調理器具はしっかり洗浄・消毒しましょう。生のお肉を扱った手や包丁・まな板などで、他の食品を扱うと、お肉以外の食品にカンピロバクターをつけてしまいます。ですので、生のお肉を扱った手は石けん液でしっかり洗い、包丁・まな板などは洗剤でしっかり洗ったあと、熱湯などで消毒しましょう。

  • ポイント3、お肉は中心まで十分に加熱しましょう。お肉の中心部を75度、1分以上加熱することでカンピロバクターは死滅します。お肉は中心部までじゅうぶんに加熱しましょう。特に、つくねやハンバーグのようなミンチ肉を使用したメニューは、生焼けにならないよう、よく注意しましょう。

 

カンピロバクター食中毒は、注意すれば防げる食中毒です。市民の方は調理する際、先ほどの3つのポイントに注意してください。飲食店を営業されている方は、カンピロバクター食中毒を起こさないために、鶏の刺身やタタキなどを提供しないようお願いします。

カンピロバクター食中毒ゼロの枚方市にしましょう。

 

本日お話した内容は、枚方市保健所のHPや無料でお配りしているリーフレットにも掲載しています。
ぜひ、そちらもチェックしてみてください。

「ひらかた健康ほっとライン24」について(令和2年4月9日放送分)

枚方市では、いつでも気軽に健康や医療について相談ができる、枚方市民専用の電話相談窓口「ひらかた健康ほっとライン24」を平成28年7月から実施しています。

24時間、年中無休で、医師や看護師などが、通話料無料・相談料無料で対応しており、携帯電話からもご利用いただけます。

現在は、1月あたり約1,700件のご相談をいただいています。


「ひらかた健康ほっとライン24」では、からだの不調や手当ての方法、病気や薬の副作用の説明といった、健康や医療についての相談だけでなく、妊娠、出産や子育て、また、介護についての相談、メンタルヘルスについての相談もしていただけます。


たとえば、かかりつけの小児科の受付時間が終わってから、子どもの具合が悪くなった。熱があるが、救急車を呼ぶほどでもない。どうしたらいいのか…。

そんな時には、「ひらかた健康ほっとライン24」にお電話してください。手当ての方法や救急外来を受診した方がいいのかなど、相談していただけます。


また、「ひらかた健康ほっとライン24」の出番は、枚方市内にいるときだけではありません。日本全国の医療機関の情報をデータベースとして持っているので、枚方市民の方であれば、旅行先で具合が悪くなった時も、近くの医療機関をご案内できます。携帯電話に電話番号を登録しておけば便利です。


その他にも、具合が悪いが何科を受診すればよいかわからない、健康診断の結果の見方がわからない、子どもの発達や育児に悩んでいる、メンタルヘルスについて相談したいが、専門の相談窓口はハードルが高いため、もっと気軽に相談したい。そんな時にも、ぜひ「ひらかた健康ほっとライン24」にお電話ください。

いつでも気軽に健康や医療、子育てや介護について相談ができる、枚方市民専用の電話相談窓口「ひらかた健康ほっとライン24」をぜひご利用ください。

「新型コロナウイルス感染症を防ぐためにできること」について(令和2年4月16日放送分)

まず、外出はできるだけ控えるようにしていただければと思います。
集団感染は、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」という共通点があります。特にそのような場所に行くことをできるだけ避けていただき、やむを得ない場合には、マスクをする、換気を心掛けていただく、大声で話さない、相手と手が触れ合う距離での会話は避ける、といったことに心掛けてください。


新型コロナウイルスを含む感染症対策の基本は、こまめな手洗いや消毒、咳エチケットの徹底です。
ドアノブや電車のつり革などさまざまなものに触れることにより、ご自身の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や、調理の前後、食事前、トイレのあとなど、こまめに手を洗うようにしましょう。


これから手洗いの方法について、お伝えします。
普段から爪は短く切り、手洗いの前には、時計や指輪は外しておきましょう。

まず、流水でよく手を濡らしたあと、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
次に、手の甲を、のばすようにこすり、指先と、爪の間を念入りにこすりましょう。指の間を洗い、親指と手のひらをねじり洗いします。
最後に、手首も忘れずに洗うようにしましょう。
石けんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かしましょう。

「子どもの事故予防」について(令和2年4月23日放送分)

お子さんがぐんぐん成長して、いろんなことができるようになるのを見ると嬉しいですよね。そして、これからも大事なお子さんを安全に安心して育てていくためには、何よりもまずおうちの環境づくりが大切になってきます。

今までは、事故とは「避けられないもの」と言われてきました。けれど、今では「予測して、事前に防げるもの」という考えに代わってきています。ぜひこの機会に子どもの事故予防について知ってもらえたらと思います。


1歳までのお子さんに起こる事故で一番多いのが「誤飲」です。いろんな物に興味がでてきて、何でもまずは口に入れて確かめる時期なので起こりやすくなります。
実際にあった事例として、たばこの吸い殻やボタン電池、消しゴム、薬などが子どもの胃の中から見つかっています。どれも、普段の生活の中で身近にある物ですよね。
一度、みなさん自分の手で、親指と人差し指を使ってわっかを作ってみてください。大体500円玉くらいの大きさになると思います。この輪に入る大きさのものだと、お子さんが飲み込んでしまう危険性が十分あります。なので、まずはそういった小さなものを、お子さんの手が届かない1m以上の高さのところへ置くようにすることで、子どもの安全を確保してあげてください。


また、より好奇心旺盛に動き回るようになった1歳すぎからお子さんに増えてくる事故はなにかご存知でしょうか?

それは、水場での事故や転落事故・薬の誤飲です。水場での事故というと、海や川などでの事故を想像される方も多いかと思いますが、実はお風呂場やトイレなど、家の中での事故が大半を占めています。

気付いた時にはお風呂の残り湯にはまり溺れていた・階段の高いところから落ちた・薬をお菓子と間違えて大量に食べてしまっていた、等々…想像しただけでも怖いですよね。
そんな悲しい事故を防ぐためにも、立ち入ると危ない場所には囲いをして入れないようにする、薬などの飲みこむと体に大きな影響を与えうる物は、子どもの手の届かないところで保管するなど、周りの大人が環境を整えてあげましょう。


あとは、いざという時の相談窓口を知っておくということも大事な事故予防対策の1つです。
例えば、薬などを誤飲してしまった時の相談窓口としては「大阪中毒110番」や「小児救急電話相談(#8000)」などがありますので、この機会に一度確認してみてください。


保健センターには、実際のお家をイメージして、子どもに起こりやすい事故の場所や予防のポイントなどを展示した「事故予防展示ルーム」を設けています。市のホームページに写真付きで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、「うちの場合はどうしてあげたらいい?」「こんな時は?」などの相談にも、私たち保健師が一緒に考えますので、是非お気軽にご相談ください。

「高齢者の健康維持に大切な食事や栄養」について(令和2年4月30日放送分)

みなさんは「最近やせてきた」「食欲がわかない」「口が渇きやすい」「むせる、飲み込みにくい」など食事の面で気になっていることはありませんか?

年齢を重ねると共に、唾液の分泌量が少なくなると、焼き魚などのパサパサした食べ物が飲み込みにくくなることがあります。また、歯を失うなどの理由で噛む力が低下してくると、肉・野菜・果物のような硬いものや繊維の多いものを避けてしまうようになります。食べにくさから食べるものに偏りがでたり、食べる量が減ってくると、身体の機能を維持するために必要な栄養素が不足し「低栄養」の状態になります。低栄養状態が続くと筋肉量の減少や身体機能の低下につながり、更に活動量が減ってしまい食欲もでない…という悪循環となります。

枚方市民を対象としたアンケートによると、65歳以上の方の約2割は低栄養傾向にあるということがわかっています。
日ごろの体調に加え、体重の変化には十分に気をつけましょう。

新型コロナウイルス感染症への抵抗力をつけるためにも、低栄養に陥らないような工夫が少しでもできたらいいですね。


では、低栄養を予防・改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。そのポイントをお伝えします。

まずは1日に3回欠かさずに食事をとるよう心がけましょう。
「お腹がすいていないから」「時間がないから」という理由で食事を抜かず、規則正しくとることが大切です。

そして毎食、肉や魚、卵、大豆製品などたんぱく質を多く含む食品をとりましょう。更に野菜を加えるとバランスがよくなります。
例えば、味噌汁には豆腐や野菜を入れて具沢山にする、野菜炒めは卵でとじるなど、いろいろな種類の食材をとれるように工夫しましょう。

また、間食の時間も栄養補給のチャンスです。3回の食事を補うように、間食で牛乳やヨーグルト、果物、芋を利用するなどちょっとの工夫で栄養をアップさせることができますよ。「食欲がなくてあまり食べられないな」というときはおかずから先に食べると良いでしょう。

その他、噛む力や飲み込む力に合わせて、料理の工夫をすることで食べられるものを増やすことができます。
例えば野菜炒めは、汁にとろみをつけて野菜のあんかけにする、パサパサしやすいパンはフレンチトーストにする、ほうれん草は胡麻和えにするより、つなぎになる豆腐を加えて白和えにするといった工夫により、食べ物が口の中でまとまり食べやすくなります。


現在、枚方市保健センターでは、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、来所での保健師による健康相談や管理栄養士による栄養相談は実施していませんが、電話による個別相談を実施していますので、ぜひご利用ください。